【更新日】2024年05月21日
気持ちのよい天気の日に、家族や友人とバーベキューを自宅で楽しむのは、充実した休日の過ごし方です。
キャンプで食べるカレーが美味しいのと同じように、自宅の庭で行うバーベキューも非日常感があり、とても楽しめるのではないでしょうか。
特に、ウッドデッキで食事を楽しむ習慣がある家庭であれば、必要な道具もそろっているので、気軽にバーベキューを楽しめるでしょう。
しかし、バーベキューは通常の食事とは異なり、その場で調理を行います。
そのため、油や火などの木材が苦手とするものが、ウッドデッキに飛び散る危険があります。
そこで、この記事ではウッドデッキでバーベキューを楽しむ為の方法や注意点について、解説していきます。
大切なウッドデッキを汚さないためにも、バーベキューを行う前に、ぜひ参考にしてくださいね。
ウッドデッキでバーベキューが可能か
そもそも、ウッドデッキでバーベキューを行うことは可能なのでしょうか?
ウッドデッキのメリットと合わせて考えていきましょう。
ウッドデッキでバーベキューは楽しめる!
ウッドデッキでバーベキューを楽しむことは可能です。
もちろん、直接ウッドデッキの上で、たき火や炭火でバーベキューを行うことは不可能です。
しかし、グリルやバーベキューコンロを使えば、キャンプ場のような感覚でバーベキューが楽しめます。
自宅で楽しむバーベキューには、さまざまなメリットがあります。
たとえば、夏の暑い日でも自宅の冷蔵庫で飲み物や肉類を冷やしておけます。
また、自宅でのバーベキューなら、肉類だけではなく魚介類を使った浜焼きも同時に楽しめます。
さらに、飲み物もキンキンに冷やしておけるので、バーベキューがより一層盛り上がることでしょう。
ウッドデッキのメリット
バーベキュー以外の用途でも、ウッドデッキにはメリットがあります。
たとえば、子どもが夏にプールで遊ぶスペースとして利用できます。
庭にプールを置くと、底に土がついてしまい洗い落とすのが大変ですよね。
しかし、ウッドデッキの上にプールを置けば汚れる心配がなく、片付けもスムーズに終えられますよ。
また、洗濯物を干すスペースとしてもウッドデッキは活躍します。
室内の延長として移動できるので、毎日の洗濯物を干すストレスが軽減されます。
このように、ウッドデッキはマルチスペースとして家族が、さまざまな用途で使うことができる点が大きなメリットでしょう。
ウッドデッキでバーベキューを安全に楽しむための対策
それでは、ウッドデッキでバーベキューを楽しむための対策をご紹介します。
コンロの下に熱に強い素材を置く
ウッドデッキでバーベキューを行う場合は、コンロの下に熱に強い素材を置いておきましょう。
ウッドデッキの上で、直接火を使うわけではありませんが火の粉が飛ぶ可能性があるからです。
コンロに下に敷くものとしては、キャンプなどで使われることも多い「たき火シート」や「スパッタシート」と呼ばれるものがおすすめです。
大きさの目安としては、バーベキューに使うコンロやグリルの4倍ほどの面積があるものを選んで下さい。
油汚れ対策
油汚れの対策には、大きく分けて2種類の方法があります。
ウッドデッキが油で汚れてしまった場合の対策と、そもそも油汚れを着けない方法です。
肉を焼くと、どうしても油が飛び散ってしまい、ウッドデッキが汚れてしまいます。
油汚れは放置しておくと、こびりついてしまう上に、独特のぬめりで滑りやすくなってしまいます。
そのため、ウッドデッキに付着した油汚れは、食器用洗剤を薄めて洗い流しましょう。
油がウッドデッキに着いてから、それほど時間がすぎていなければ食器用洗剤で十分きれいになります。
業務用の強力な洗剤などを使用すると、ウッドデッキの塗装まで落としてしまう可能性があるので注意してください。
その一方で、油をウッドデッキにつけない方法としては調理器具を変える方法が挙げられます。
たとえば、アメリカのバーベキューで用いられているような、蓋をして炭火で焼くタイプのグリルなら調理中の油が飛び散る心配を減らせます。
また、テーブルを用意して、その上でホットプレートなどを使った焼肉形式のバーベキューであれば、ウッドデッキ自体に油が飛び散ることもないでしょう。
火災対策
炭火を使ってバーベキューを行う場合は、火災対策が必要です。
たとえば、風が強い日はバーベキューの中止を考えることや、食事が終わった後は火消し壺を使って、炭の火をしっかりと消すことが挙げられます。
また、炭火ではなく、カセットコンロやホットプレートを使えば、火の粉が飛び散る危険性を下げられます。
火災が発生すれば、自宅だけではなく近隣の住宅にも大きな迷惑がかかります。
バーベキューを楽しんだあとは、しっかりと火が消されているか確認するようにしましょう。
ウッドデッキでバーベキューを楽しむための環境
次に、ウッドデッキでバーベキューを楽しむためには、どのような環境が必要なのでしょうか?
環境面で重要になってくるのは、主にウッドデッキの広さと材質です。
必要な広さ
複数の大人が集まって食事を楽しむためには、一定の広さが必要です。
一般的には大人が4人集まって食事をするためには、6畳から8畳程度の広さが必要とされています。
そして、6畳の一般的なサイズとは270cm×360cmです。
ウッドデッキとしては、やや大きいサイズのものになります。
しかし、最初から家族だけが使うスペースとして考えているのであれば、もう少しコンパクトなウッドデッキでもバーベキューを楽しめるでしょう。
その場合でも、テーブルやイスを置くためのスペースだけではなく、移動したりする空間は必要になります。
ウッドデッキを注文する際に、バーベキューや食事を楽しむ場所として考えているのであれば、やや大き目のサイズを選ぶようにしましょう。
ウッドデッキの材質選び
ウッドデッキの上でバーベキューを行いたいのであれば、材質には人工木材を選びましょう。
なぜなら、人工木材はコストパフォーマンスに優れているだけでなく、お手入れの面でも天然木より優れているからです。
たとえば、食事の際に飲み物をこぼしてしまったり、油が飛んでしまったりしても早めに対処すれば、きれいにふき取れます。
しかし、天然木の場合はシミになってしまうことも。
また、ウッドデッキで食事を楽しむのであれば、天然木特有のささくれも気になるところ。
裸足でウッドデッキの上を歩いていると、小さなささくれが刺さってしまう可能性もあります。
特に小さな子どもがいる場合は注意が必要です。
その点、人工木材のウッドデッキであれば、ささくれの心配はありません。
安心して子どもを遊ばせながら、食事を楽しめますよ。
その他の設備
ウッドデッキで行うバーベキューをより一層楽しむには、日よけがおすすめです。
主にバーベキューを行うシーズンとなる春から夏にかけては、日差しが強い季節です。
また、夏から秋にかけての残暑も年々厳しいものになっています。
そのため、日よけとなるものを用意しておけば、夏でも快適にバーベキューを楽しめますよ。
近隣への配慮
自宅でバーベキューを行う以上、近隣への配慮は必要です。
たとえば、煙や灰が飛ぶ可能性のある炭火を控えたり、バーベキューを行う時間で夜間を避けたりすることが挙げられます。
自宅の敷地で行うとはいえ、バーベキューの臭いは近隣へも届くため、十分な配慮が必要でしょう。
バーベキューを行うのであれば、長い時間を庭で過ごすことになります。
そのため、近隣の住民からは「目線が合うので外に出にくい」という意見が出ることも。
そこで、おすすめの方法が、自宅とご近所との境界に植生やフェンスを設置すること。
植生の緑は目にも優しい上に、自宅にナチュラルな雰囲気を与えてれくれます。
また、フェンスは目隠しをしたい度合いに応じて、さまざまなデザインのものがあります。
軽く目線を遮るものから、しっかり隠すものまで希望に応じたフェンスを取り付けられます。
その他にも、フェンスの設置には複数のメリットがあるので、目隠しや自宅の敷地への立ち入りに悩んでいる場合は、こちらの記事を参考にしてください。
おしゃれなフェンス21選!後悔しないために施工実績と一緒に選び方をご紹介
バーベキューが楽しめるウッドデッキの施工事例
バーベキューが楽しめるウッドデッキとは、どのようなものになるのでしょうか。
施工事例を元に、具体的なイメージをお伝えしていきます。
ガーデンフロア ラステラ 張り出し納まり
床を支えている柱を、通常のものより内側によせている点が特徴のウッドデッキです。
施工事例のサイズは、506㎝×400㎝なので、ウッドデッキの上に複数のテーブルやイスを置いても十分なスペースが余っています。
また、周りの植生とウッドデッキの白い床の対比も美しく、バーベキューのひと時をラグジュアリーなものにしてくれるでしょう。
リウッドデッキ 200 EG
人工木を使用したウッドデッキですが、木が本来持っている表面の風合いをリアルに再現しています。
その一方で、表面をなめらかにするサイティング加工も施されており、やさしい手触りを実現しています。
施工事例のサイズは305㎝×272㎝なので、大人と子どもが数人いても、ゆったりとした時間を過ごせますね。
ひとと木2
木の質感が楽しめるウッドデッキと、煉瓦の調の外壁が非常によく似合う施工例です。
ウッドデッキを設置する際は、家屋や外構の雰囲気とあわせることで、統一感のある印象を与えてくれますよ。
施工事例は、864㎝×354㎝という長方形のサイズです。
ウッドデッキの上にはテラス屋根も取り付けられているため、天候に左右されにくい仕上がりになっています。
まとめ
ウッドデッキで大切な人たちと楽しむバーベキューは、かけがえない時間です。
火の扱いに注意しつつ、食事のあとにしっかりと掃除を行えば、ウッドデッキを痛めることなくバーベキューが楽しめるでしょう。
また、近隣の住宅との位置関係や自宅周辺の環境によっては、植生やフェンスを外構に追加することで、より一層快適なバーベキューが楽しめるようになります。
エクスショップでは実際に工事を始める前までの、見積りや現地調査に加え、施工概略図も無料で対応しています。
そのため、自宅にどれくらいのサイズのウッドデッキが設置できるのかわからない、という場合でも遠慮なくお問い合わせください。
敷地のサイズやご希望に応じて、ベストなウッドデッキをご提案いたします。
ぜひ、あこがれのウッドデッキを設置して、家族や友人と一緒にたくさんのバーベキューを楽しんでくださいね。