目次
設置商品・仕様
【バルコニー屋根】
YKK AP ヴェクターテラス F型 屋根タイプ 連棟 積雪~20cm対応
間口 メーター3.0間[1.5+1.5間](柱芯々5,718mm 屋根幅6,030mm)
出幅 6尺(1,770mm)
色 カームブラック
屋根材 熱線遮断ポリカーボネート(クリアマット調)
柱仕様 柱奥行移動タイプ(柱3本)
施工方法 上止め仕様
躯体式バルコニー取付部品 Bタイプ×3
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YKK AP ヴェクターテラス用壁面奥行違い納まり
片入隅用部品箱: 1
垂木・補助垂木1本 F型6尺上止め用: 1
色: カームブラック
YKK AP ヴェクターテラス F型 屋根タイプ 連棟 積雪~20cm対応
間口 メーター3.0間[1.5+1.5間](柱芯々5,718mm 屋根幅6,030mm)
出幅 6尺(1,770mm)
色 カームブラック
屋根材 熱線遮断ポリカーボネート(クリアマット調)
柱仕様 柱奥行移動タイプ(柱3本)
施工方法 上止め仕様
躯体式バルコニー取付部品 Bタイプ×3
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YKK AP ヴェクターテラス用壁面奥行違い納まり
片入隅用部品箱: 1
垂木・補助垂木1本 F型6尺上止め用: 1
色: カームブラック
きっかけは、バルコニー床部分の塗装の劣化でした。
この家に移って約8年になります。ある日主人が「バルコニーに屋根をつけたら?」と私に言ってきました。というのも、5年目ぐらいからバルコニーの床部分の細かなヒビが徐々に目立つようになってきていたからです。南向きなので特に夏場の日当たりが影響しているんだと思います。一度、離れて暮らす息子が帰ってきたときにDIYで床部分塗装工事をやってくれたのですが、一年もすれば塗装部分にまたピリピリと細かいヒビが入りだし、なすすべなくそのままにしていたのです。
「いくらするの?どこで付けてくれるの?」と尋ねると、主人は週末の供タブレットを指で繰りながらバルコニー屋根の販売サイトを見せてくれました。床の補修に10万円以上(どんぶり勘定ですが)かかると思い込んでいた私に、その時に見たバルコニー屋根の価格はかなり魅力的でした(もちろん一番小さなタイプの価格ですが)。「日差しを遮ることができればこれ以上の劣化は防げるぞ。雨にも濡れにくくなるし」と主人。それは名案!とは思いつつ、それをなぜ消費税5%の時代に言ってくれなかったのかと頭の片隅を過りましたが、口には出さずにおきました(笑)
どうせ付けるならバルコニー全体を覆うようにしたいと思ったのですが、我が家のバルコニーにはいくつか問題点がありました。1つはバルコニーが二間続きになっているのですが、壁面の奥行に違いがあるということ。つまり、屋根と壁面の設置部分がカギ型になるのでうまく設置できるかどうか。あともう1つが、奥側の壁面のすぐ上に、家の屋根の端っこがあるということ。奥側で高さを稼げない場合は設置が不可能なのでは?そこがすごく気になりました。主人にそのことを言うと「そんなのプロに任せりゃいいの。なんとかしてくれるのがプロなの」と極めて楽観的。おまけに私があれこれ思案しているのを横目に「とりあえず申し込んどいたから。連絡が入り次第その都度伝えるようにするし」と、一気に事を進められてしまっていました。
心配な点はすべてクリアに。それはそうと肝心の予算は…。
どんな商品にするかも特に決めないままで、約束していた日に業者さんが事前調査のために我が家に来てくれました。その日は平日だったので私一人。とりあえず、設置できなければその時は諦めようと、叶えたい希望を一通り伝えました。心配に思っていた点についても単刀直入に言ってみると、メジャーで細かく測りながら「規格内なので問題なく設置できます」と答えていただきました。設置する商品・仕様についても細かく相談に乗っていただき、床面をストレスなく使えるようにと吊下げ物干しも提案していただきました。あれやこれやと言いたいことを言ってしまいましたので、一体いくらぐらいになるのかと恐る恐る尋ねてみたところ、業者さんはスマホを出してホームページ上で概算の見積もりを出してくれました。床の補修の想定額(どんぶり勘定ですが)の倍と少ししたので一瞬わが家のバルコニーが清水の舞台であるかの如く錯覚しましたが、キャンセルしても構わないということでしたので、なんとかその場で飛び降りるような事態を回避。ひとまず主人とゆっくり相談・検討してみることにしました。
その日の晩、主人に一通り説明し、見積もりについても話してみたところ、あっさりと「それぐらいなら心配しなくていい」との回答。どこにそんなお金あるの?と聞くと、毎年の確定申告の還付金を使わずに蓄えてくれてたそうな。そういえば引っ越し以来、住宅ローンの還付金ってどうなってんだろうと何となく思ってはいたのですが、そういうことのようでした(嬉)
暑さに負けず、ニコニコ作業する職人さんが印象的でした。
平日工事だともう少し値引きが利くということでしたので、平日で工事してもらえるようお願いしました。工事当日にやってきた職人さんは、前回の調査時に来られた方とは違う方でしたが、しっかり引継ぎができているようで、立ち会い時に確認いただいた内容も的確で、とてもスムーズに進みました。2階の工事にもかかわらず、家の外側から資材をハシゴ一本で、それも一人で持って上がり大変だろうと思いながら見ていましたが、初夏の暑さの増す日であったにもかかわらず、ニコニコしながら作業されていたのがとても印象的でした。たった1日で想像以上の仕上がり。工事完了の瞬間から今の今まで、とても満足しています。
そもそもの問題は解決していないけど、それはまた今後(笑)
バルコニー屋根設置後の最初の週末、息子を呼び出して主人と二人掛りでお風呂場の脱衣所にある洗濯機を2階に運んでもらいました。バルコニーに水道が引いてあり、その日からは洗濯から物干しまでバルコニーでまとめて済ませられるようになりました。水を含んだ重い洗濯物を持って2階に上がることもなくなり、また、物干し台を置くこともなくなったので、足元も広々と安全になりました。
さて、バルコニー屋根の設置によって生活動線が快適になった一方で、そもそもの問題であるバルコニーの床部分の劣化については一切手を打っていないのが正直なところ。屋根のおかげで当分は進行を抑えられると思いますが、野放しにするわけにもいきません。新築してすぐにバルコニー屋根を設置していたら、こんな悩みも無かったかもしれませんね。床部分については主人が蓄えている還付金の残高を上手に聞き出しながら、今後改めて解決していきたいと考えております(笑)
取材日:2019年5月31日
聞き手:三宅 あつし
住宅エクステリアを使う側目線で追いかけるイエソト担当編集者
取材後記
今回は壁面奥行違いのバルコニー屋根の設置についてエピソードをお伺いしました。設置のきっかけが床部分の塗装劣化ということで、バルコニー屋根というと日除け雨除けのイメージは確かにありましたが、なるほどそう言われると日射しによる床部分の保護という観点も見逃せないものだととても納得させられました。床部分の補修についてはしばらく保留のようですが、バルコニーの使い勝手が格段に良くなったと大変喜ばれておりました。脱衣場の洗濯機跡については、カラーボックスを置いてタオルや下着等をストックするスペースとして再活用されているようです。ご主人様から還付金の残高を早く聞き出して、どうぞお早い内に床の補修もなさってください!前田さん、この度は取材へのご協力ありがとうございました。
※ プライバシー保護の観点から、取材にご協力いただいたお客様のご氏名は仮名にて表記、写真ではなくイラストにて表現いたしております。ご理解とご了承の程、よろしくお願いいたします。