【更新日】2025年07月01日

庭づくりやガーデニングを楽しむ方にとって、水回りの設備は欠かせない存在です。
中でも「立水栓」は、単なる水道としての機能だけでなく、エクステリアのアクセントとしても注目されています。
本記事では、立水栓の基礎知識から選び方のポイント、設置時の注意点まで、実例写真とともに詳しくご紹介します。
立水栓とは?庭や外構で活躍する便利アイテムを解説

ここでは、立水栓の基本的な特長と主な使用シーンについて詳しく見ていきましょう。
立水栓の基本的な機能と種類
立水栓とは、地面から立ち上がるように設置された屋外用の水栓金具のことです。
従来の地面に埋め込まれた水栓とは異なり、かがまずに水が使えるため、日常の庭仕事がぐっと楽になります。
立水栓には大きく分けて以下のような種類があります。
● 単水栓タイプ:最もシンプルな形状で、一つの蛇口から水を出すタイプ
● 二口水栓タイプ:ホース接続用と手洗い用など、2つの蛇口があるタイプ
● 水栓柱タイプ:デザイン性を重視した柱状の水栓
● 手洗い器付きタイプ:小さな手洗い器が一体となったタイプ
最近のトレンドとしては、モダンデザインの水栓柱や、天然素材調のテクスチャーを持った製品など、インテリア感覚で選べる商品が増えています。
立水栓のメリットと活用シーン
立水栓を設置することで得られるメリットは数多くあります。
● かがまずに水が使えて快適
● つまずきの危険がなく安全
● エクステリアのアクセントとして景観を向上させる
活用シーンとしては、植物への水やりや鉢植えの手入れ、車や自転車の洗浄、庭掃除、子どもの水遊びなど多岐にわたります。
また、庭でのバーベキューや野外パーティーの際にも重宝するでしょう。
災害時には生活用水の確保にも役立つという防災面でのメリットもあります。
おしゃれな立水栓の選び方

立水栓選びで重要なのは、見た目と機能性のバランスです。
以下のポイントを意識しながら選ぶことをおすすめします。
外構のデザインテーマに合わせる
立水栓を選ぶ際に欠かせないのが、住宅の外観や庭のデザインテーマとの調和です。
ミスマッチなデザインを選ぶと違和感が生じ、かえって景観を損ねることになります。
住宅の外壁や玄関ドアの色と合わせたカラーコーディネートを意識すると、より一層調和のとれた美しい外構空間を実現できるでしょう。
機能性や素材で選ぶ
デザインだけでなく、機能面も重要なポイントです。蛇口の形状は使いやすさとデザイン性のバランスを考慮するほか、用途に応じたホース接続機能の有無も確認しましょう。
また、素材によって特徴が異なるため、事前に把握しておくことをおすすめします。
素材 | メリット | デメリット |
ステンレス製 | ・耐久性が高い ・メンテナンスが簡単 | ・夏場は熱くなることがある |
アルミ製 | ・軽量 ・豊富なカラーバリエーション | ・経年劣化で色あせの可能性 |
真鍮製 | ・経年変化を楽しめる ・高級感 | ・定期的なメンテナンスが必要 |
陶器製 | ・温かみのある表情 ・独特の風合い | ・強度に注意が必要 ・割れる可能性 |
天然石調 | ・高級感 ・自然との調和 | ・重量がある ・価格が高め |
適切な機能と素材を選ぶことで、見た目の美しさと実用性を両立した立水栓が実現します。
サイズと設置場所を考慮する
立水栓のサイズや高さは、使用者の身長や庭の広さとのバランスで選びましょう。
一般的な高さは800mm〜900mm程度ですが、子ども用の低めのものやデザイン重視の高めのものなど様々です。
設置場所は、頻繁に水を使うエリアの近く、家からアクセスしやすい場所、水はけを考慮した排水性の良い地面、そして日常の動線を妨げない位置が理想的です。
実用性を考慮した場所に設置するようにしましょう。
立水栓を設置する際の注意点

立水栓を長く快適に使うためには、以下のポイントに注意することが大切です。
水道工事の確認をする
立水栓の設置には水道工事が必要です。
DIY可能な簡易タイプもありますが、基本的には専門業者への依頼をおすすめします。
工事前には給水管の位置や口径、水圧の状態を確認し、必要に応じて申請手続きも行います。
排水・凍結対策を講じる
立水栓を快適に使い続けるためには、適切な排水対策と凍結対策が欠かせません。
排水対策としては、水受けや排水桝の設置、砂利敷きなどの水はけの良い地面材の採用、適切な勾配による水の流れの確保が重要です。
また凍結対策としては、寒冷地では不凍水栓を選択し、冬季の水抜き方法を確認しておくことや、保温材やヒーターなどの凍結防止対策を講じることが大切です。
これらの対策を適切に行うことで、立水栓を季節を問わず快適に使用できるようになります。
信頼できる専門業者の選定
立水栓を検討する際は、信頼できる専門業者選びが重要です。
実績や口コミを確認し、複数の業者から見積もりを取得して比較しましょう。
資格の有無も確認し、アフターサポート体制が整っている業者を選ぶことで、安心して工事を依頼できます。
【施工事例あり】おすすめのおしゃれ立水栓10選を厳選紹介!
ここでは、おしゃれな立水栓を10つピックアップしてみました。
施工事例も含めてご紹介します。
ガーデンシンク スプレ ハイジーン
ガーデンシンク スプレ ハイジーンは、縦長のエレガントなフォルムが特徴的な立水栓です。
シルバーとブラックの2色展開で、ゴム栓付きの水受けとホース用アダプター付きの下部蛇口を備え、上下2か所の蛇口で多目的に使用できます。
立ったまま使えるため、帰宅時の手洗いだけでなくガーデニング作業にも活躍します。
立水栓ユニット ウッドクリートタイプ#02
立水栓ユニット ウッドクリートタイプ#02は、枕木風の立面とアンティークレンガ調のパンを組み合わせた立水栓です。
塗装仕上げのコンクリート製で、全3色のカラーバリエーションから庭の雰囲気に合わせて選べます。
植栽との相性が良く、落ち着いた色合いの庭に自然と溶け込みます。
立水栓ユニット サークルタイプ #01
立水栓ユニット サークルタイプ #01は、レンガ仕様とサークル上の水受けパンが特徴的な立水栓です。
補助蛇口仕様により右側に蛇口を追加できる機能性と、塗装仕上げのコンクリート製による耐久性を兼ね備えています。
他の外構アイテムとの調和も取りやすく、「お庭空間にワンポイントを加えたい」という方におすすめです。
立水栓ユニット レヴウッドタイプ
立水栓ユニット レヴウッドタイプは、廃木材と廃プラスチックを原料とした環境に配慮した人工木材を使用した立水栓です。
ささくれや腐食を防ぐ耐候性に優れ、撥水仕上げ加工により雨水の浸透を防ぎます。
2か所に蛇口があるため使い勝手が良いのも利点です。
立水栓ユニット レトロブリックタイプ
立水栓ユニット レトロブリックタイプは、風合い豊かなレンガで模したデザインが特徴の立水栓です。
職人によるハンドメイド製法により、一つひとつ異なる色合いと質感を持ち、世界に一つだけのオリジナル立水栓としてお庭に独特の彩りを添えます。
アンティーク調の外構やナチュラルガーデンに設置され、時間の経過とともに味わいが増す姿が魅力的です。
エーゲ SC-AG-IV ガーデンパン トレビ フラット
エーゲ SC-AG-IV ガーデンパン トレビ フラットは、カスタマイズ性に優れている角形タイプの立水栓です。
専用のガーデンパン「トレビ フラット」と組み合わせることで、お庭の雰囲気に合わせた自由なコーディネートができます。
シンプルながらも洗練された存在感で庭を彩ってくれる商品です。
ガーデンシンク ショートタイプ レトロブリック シャーベット
ガーデンシンク ショートタイプ レトロブリック シャーベットは、脚部のレトロなブリック仕上げと天板のセラミックタイルが特徴的な立水栓です。
モダンなデザインながらレトロな雰囲気も併せ持ち、かわいらしい水受けパンとの組み合わせが、ガーデニングの水回り作業を楽しく演出します。
立水栓ユニット コロルミニ・スプリンクル アルマイト処理
立水栓ユニット コロルミニ・スプリンクル アルマイト処理は、ホースが届かない庭の一角に最適な機能的な立水栓です。
特にアルマイト処理を施したシルバーとブラックの2色展開で、耐久性とスタイリッシュな印象を両立しています。
ホースの接続部分が回転する仕様で、向きを気にせず自由に散水できるのが魅力です。
立水栓ユニット ランバータイプ
立水栓ユニット ランバータイプは、有害なタール油や防腐剤を使用せず、環境にやさしく耐久性に優れた古木風コンクリート製の立水栓です。
天然素材のような温かみを持ちながら、耐候性と安全性を備えた商品です。
立水栓ユニット ウッドクリートタイプ#01
立水栓ユニット ウッドクリートタイプ#01は、塗装仕上げのコンクリート製で耐久性に優れながら温かみのある表情を持つ立水栓です。
ガーデニングの水やりや作業後の手洗い、汚れた靴の洗浄など多目的に活躍し、実用性とデザイン性を兼ね備えた人気の商品です。
まとめ
立水栓は、日々の庭仕事を便利にするだけでなく、外構の印象を大きく向上させる重要なアイテムです。
耐久性や使いやすさ、メンテナンスのしやすさなども考慮しながら、ご自身の庭の雰囲気やライフスタイルに最適な立水栓を選ぶように心がけましょう。
エクスショップでは記事で取り上げた立水栓以外にも、さまざまな立水栓を取りそろえています。
少しでも興味のある方は、ぜひこの機会にお問い合わせください。