【更新日】2024年10月22日

竹垣は本格的な和風情緒を楽しめる垣根です。
古くから日本の住宅に用いられていましたが、昨今では現代的な住宅にも調和するデザインが多く登場しています。
そのため、多くのデザインの中から目的や設置場所に応じて選ぶことが大切です。
この記事では、竹垣の作り方から種類、設置するメリットについて解説するほか、おしゃれな竹垣フェンスも紹介します。
竹垣とは

竹垣(たけがき)とは、竹で編んだ日本の伝統的な垣根のことを指します。
主材料の竹は軽量かつ丈夫であることに加えて、加工がしやすいため、用途に合わせて作り方を変えられることが特徴です。
一般的な竹垣の作り方は、以下の流れで進みます。
1.竹を適切な長さに切る 2.地面に支柱を打ち込み、竹垣の基礎を作る 3.支柱に胴縁(どうぶち)を固定する 4.立志を支柱に取り付けて竹を配置する 5.立志と胴縁を縄で結びマス目上に組み立てる 6.必要に応じて防虫・防腐処理をする |
そもそも竹垣というと日本の伝統的な庭園に用いられるイメージでしたが、昨今ではデザインも豊富になり、さまざまな住宅環境にも対応できるようになりました。
和の美しさを堪能できるだけでなく、機能性も兼ね備えているため、実用的な外構として多くの人に選ばれています。
天然竹垣と人工竹垣の違い

竹垣は天然と人工に分けられ、それぞれ異なる特徴を持ち合わせています。
それぞれの特徴について以下の表にまとめてみました。
天然竹垣 | 人工竹垣 | |
素材 | 本物の竹 | 樹脂やアルミなどの人工素材 |
見た目 | 自然な風合いと経年劣化が楽しめる | 天然に近い質感を再現している |
耐久性 | 腐食や虫害の影響を受けやすく、耐久性に劣る | 腐食や虫害の心配が少なく、耐久性に優れている |
メンテナンス性 | 定期的な手入れや交換が必要 | メンテナンスの手間が少ない |
コスト | 初期コストは安いが、維持費がかかる | 初期コストは高いが、長期的には経済的 |
デザイン性 | 伝統的なデザインがメイン | 多様なデザインとカラーバリエーションが豊富 |
それぞれの特徴を考慮したうえで、目的や設置場所、予算に応じて適切なものを選ぶようにしましょう。
竹垣の種類

竹垣とひとことでいっても、材料や構造によって特徴は様々です。
代表的な竹材の種類として、以下の2つが挙げられます。
遮蔽垣(向こうが見えない垣根)
遮蔽垣は、向こう側が完全に見えないような構造の竹垣です。
外部からの視線を遮ることができるため、プライバシーの確保をしたい場合に向いています。
日本庭園や和風の住宅に用いられており、和の雰囲気を演出することができます。
透かし垣(向こうが見える垣根)
透かし垣は、向こう側が見える構造の竹垣です。
空間を仕切りながらも開放感を保ちたい場合に向いています。
景観のひとつとして美しさを演出するほか、風通しの良さからデザイン性と機能性を兼ね備えています。
竹垣を設置するメリット

竹垣を設置することによるメリットは、以下のようなものがあります。
それぞれ見ていきましょう。
外観に和のテイストをプラスできる
竹垣を設置するだけで、一気に和の雰囲気を演出することができます。
竹の独特の風合いや色合いから、落ち着きのある空間が楽しめるでしょう。
また、和モダンの住宅とも相性がよく、現代的なデザインにも調和できるのも魅力です。
耐久性やメンテナンス性が高い
竹は天然素材の中でも強度が高く、耐久性に優れていることが利点です。
特に人工竹垣は天然の竹垣よりもさらに強度があり、劣化しにくい特性も持ち合わせています。
人工竹垣は天然竹垣と見分けがつきにくいため、竹垣を選ぶ際は検討してみるとよいでしょう。
環境に配慮できる
竹は成長が早く、再生能力が高いため、持続可能な資源として注目されています。
また、竹は二酸化炭素を吸収し酸素を放出するため、環境保護の観点からも優れた素材といえるでしょう。
このような特性から、竹は環境に配慮できる選択肢として有効です。
エクスショップで購入できる!おしゃれな竹垣フェンスと施工事例
ここでは、エクスショップで購入できるおすすめの竹垣フェンスを5つ、ピックアップしてみました。
e-バンブーユニット こだわり竹 建仁寺垣


e-バンブーユニット こだわり竹 建仁寺垣は、目隠し率100%でプライバシーの確保ができる竹垣です。
風速34m/S相当にも対応する耐風圧強度を持ち、機能性に優れています。
竹の情緒深い表情はもちろん、植栽との調和も楽しめるでしょう。
文様シリーズ 縞モダンスリム


文様シリーズ 縞モダンスリムは、樹脂と金属という異なる質感の素材が融合した竹垣です。
この竹垣では、樹脂竹の間隔が12mmに設定されており、ほどよく視線を遮りつつも、風通しのよさにもこだわっています。
シンプルなデザインであるため、様々なテイストの住宅とも自然にマッチするでしょう。
紗更 ささら 建仁寺垣


紗更 ささら 建仁寺垣は、アルミと樹脂でリアルに竹の質感を再現した商品です。
天然の竹垣とは異なり、腐食やカビの心配が少ないため、メンテナンスの手間が省くことができます。
さらに、天然の竹との違いも分からないほどの質の高い仕上がりを実現しており、本格的な和風情緒を楽しめます。
紗更 ささら 御簾垣


紗更 ささら 御簾垣は、上記の商品と同様のシリーズです。
建仁寺垣は縦のラインが強調されて、より伝統的な竹垣の印象を与える一方で、こちらは横のラインが強調されており、すだれに似た印象を与えます。
また、機能性にも違いがあるため設置場所に応じて選ぶことがおすすめです。
大和塀 2型


大和塀 2型は、重厚感のある古風な壁風の竹垣です。
伝統的な和風デザインを現代的な素材と技術でリアルに再現し、耐久性と美観を兼ね備えています。
プライバシーを確保しながらも圧迫感を感じさせない絶妙なバランスが魅力であり、実用性も抜群なアイテムといえるでしょう。
まとめ
今回の記事では、竹垣の作り方や種類をはじめ、メリットについてお伝えしました。
竹垣は、庭に取り入れることで和の雰囲気を演出できるのが大きな魅力です。
また、竹垣は多様なデザインに対応できるため、遮蔽垣や透かし垣など用途や好みに応じて選ぶことができます。
これにより、個々の庭や住宅に合ったスタイルを楽しむことができるでしょう。
なお、設置の際は専門家のアドバイスを受けながら、自身のニーズや住宅の特性に合った最適な竹垣を選ぶことをおすすめします。
エクスショップでは記事で取り上げた以外にも、機能性やデザイン性に優れた竹垣を数多く取りそろえています。
少しでも興味のある方は、是非この機会にお気軽にお問い合わせください。