【更新日】2024年09月24日

庭が狭いことで、「活用方法がわからない」「おしゃれにするのが難しい」と悩む人も多いのではないでしょうか。
ただし、限られたスペースしかない庭だからこそ統一感が出しやすく、工夫次第でおしゃれに演出することが可能です。
そこで、今回は狭い庭をおしゃれにする工夫や、おすすめの施工事例について紹介します。
狭い庭だからこその魅力

スペースが限られている庭だからこその魅力は、主に以下の3つです。
それぞれ見ていきましょう。
雰囲気が統一しやすい
狭い庭は、スペースが限られているため、雰囲気を統一しやすいという利点があります。
庭全体をひとつのテーマに基づいてデザインすることで、より視覚的な調和が生まれるでしょう。
その際、同系色や補色を用いると、まとまりのある空間を演出できます。
また、家具や装飾品もテーマに合わせることで、統一感がさらに高まります。
メンテナンスが楽
庭が狭いほど目が行き届きやすくなるため、手入れが容易に行えることもメリットです。
庭が広いと草むしりなどに労力や時間がかかりますが、植物を植えるスペースが限られている庭ではキレイな状態が維持しやすいといえます。
定期的な手入れが簡単にできるため、忙しい方にも最適でしょう。
コストを抑えられる
限られたスペースでは、取り入れられるアイテムや植物の数を絞れるため、結果としてムダな出費を抑えることが可能です。
少ない予算内でデザインを考えることにはなりますが、工夫次第で魅力的な空間が実現できるでしょう。
シンプルなデザインでも、選び抜いたアイテムで個性を表現できます。
狭い庭を有効活用するには?

庭に限られたスペースしかない場合、主に以下の有効活用がおすすめです。
ひとつずつ見ていきましょう。
ウッドデッキを設置して楽しむスペースに
庭にウッドデッキを設置することで、室内と庭の段差を解消して空間を生み出せるため、家族の楽しむスペースとして利用できます。
バーベキューや子どもの遊び場など、活用シーンは多岐にわたるでしょう。
また、ウッドデッキは雑草対策ともなり得るため、庭の手入れが楽にもなります。
さらに、ウッドデッキは庭の雰囲気を一新し、自然な温かみを与えてくれます。
夏には日よけを設置すれば、快適な屋外リビングとしても活用できるでしょう。
ガーデニングスペースを設置して
狭い庭はガーデニングスペースとしても有効です。
庭全体を見渡しやすいことはもちろん、手入れや水やりがしやすく、時間があまりない人にとっても向いています。
また、成長の様子を身近で楽しむことができるといった利点もあります。
狭いスペースを活かし、垂直方向にも植物を育てることで、より多くの種類を楽しむことも可能です。
たとえば、壁面緑化や吊り下げプランターを活用すれば、限られた面積でも豊かな緑を演出できるでしょう。
物干しスペースを設置して使い勝手の良いスペースに
庭に物干しスペースを設置すれば、実用的な空間としても有効活用できます。
中でも、壁やフェンスを利用した物干しは場所を取らず、洗濯物を効率的に干せます。
二階にあるベランダまで干しに行かずに済むため、日々の家事が楽になるでしょう。
また、折りたたみ式や収納可能な物干し器具を選べば、使わない時は片付けられるので、庭の景観を損なうこともありません。
雨の日には簡易的な屋根を設置することで、天候に左右されず洗濯物を干せる便利なスペースになります。
狭い庭をおしゃれに見せる工夫

狭い庭でも、以下のような3つのポイントを取り入れることで、おしゃれに見せることができます。
ひとつずつ見ていきましょう。
スペースごとにメリハリをつける
庭のデザインを決める際、スペースごとにメリハリをつけるのもひとつの手です。
そうすることで、植栽やアイテムなどをよりいっそう引き立てることに繋がります。
また、遠近法を効果的に取り入れると、実際よりも庭が広く感じられるでしょう。
たとえば、手前に小さめの植物を配置し、奥に向かって徐々に大きな植物を置くことで奥行きが生まれるほか、小道を曲線にすることで直線よりも長く感じさせる効果があります。
色使いにも気を配り、明るい色を手前に暗い色を奥に配置すると、さらに奥行き感を出すことができます。
建物の雰囲気と合わせる
植栽やアイテムを取り入れる際は、建物の雰囲気と合わせることが大切です。
実際にホームセンターや園芸店に行くとイメージがしやすいほか、雑誌やSNSで好みの庭をチェックするのもよいでしょう。
建物が和風なら、和の要素を取り入れた庭づくりを心がけます。
石灯籠や竹垣、苔などを使用することで、落ち着いた和の雰囲気を演出できます。
一方、洋風の建物なら、バラやラベンダーなどの洋花を中心に植栽し、アイアン製のテーブルやベンチを配置するなど、統一感のあるデザインを心がけましょう。
植栽などを利用して立体感を出す
植栽を選ぶ際は、高さの異なるものを植えて高低差をつけることで、立体感が生まれてよりおしゃれな空間になります。
また、棚や小さめのガーデンチェアなど、庭のポイントとなるアイテムを置くのもおすすめです。
垂直方向のスペースも有効活用しましょう。
壁面緑化やハンギングバスケット、トレリスを使ったつる性植物の誘引など、上方向への広がりを意識することで、狭い空間でも豊かな緑を楽しめます。
さらに、ライトアップを工夫することで、夜間も美しい庭の景観を楽しむことができ、昼夜で異なる雰囲気を演出できるでしょう。
狭いけどおしゃれな庭の施工事例6選
ここでは、限られたスペースの庭をおしゃれな空間に演出している施工事例を6つピックアップしてみました。
リウッドデッキ 200

リビングと段差をなくし行き来がスムーズになるようウッドデッキを設置。
開放感のある庭から見える夕陽は格別な空間になりました。
また、建物の色とフェンスカラーを近しい色にすることで全体のバランスもとれています。
リウッドデッキ 200(段床セット 片側面タイプ 2段+ルシアスデッキフェンスB04型<ポリカパネルタイプ>)

ウッドデッキと共にフェンスとステップを設置し、落下の心配なく安心して過ごせる空間になりました。
ウッドデッキには明るい色味を採用したため、庭全体の雰囲気がガラッと明るくなったことでしょう。
樹ら楽ステージ 木彫

明るい色味のウッドデッキを設置し奥行きを感じられる庭空間に。
また、高さの異なる植栽を取り入れるなど、狭さを感じさせない工夫が散りばめられています。
機能性の高いウッドデッキを採用し、表面温度が極端に上がりにくいことから、子どもにとっても安心なスペースになりました。
マージウッドデッキ

木目の美しいウッドデッキと目隠しフェンスを設置。
高さのあるフェンスであることから、周囲の視線を気にすることなく、庭での時間を楽しむことができます。
限られたスペース内でありながら、活用シーンが広がる空間となりました。
マージウッドデッキ+ラティスデッキフェンス

庭いっぱいにウッドデッキを設置し、癒しの空間が完成。
明るめの色味で建物と合わせることで、一体感が生まれました。
また、格子状のデッキフェンスは見栄えが良い上に、程よい目隠し効果も期待できます。
どこか抜け感の感じられるすっきりとしたお庭となっています。
タイルデッキ 間口側ステップ納まり(1段)

テラス全体に統一感があり、まるでモデルハウスのような仕上がりになりました。
明るく広々したウッドデッキでは、家族が思い思いに過ごせるでしょう。
さまざまな高さの植栽を取り入れるなどアイテムにもこだわり、スタイリッシュでどこか上品さを感じられるデザインとなっています。
まとめ
今回の記事では、狭い庭の有効活用方法をはじめ、おしゃれに見せる工夫やおすすめの施工事例についてお伝えしました。
庭に限られたスペースしかない場合でも、工夫次第でおしゃれさと実用性を兼ね備えた空間にすることができます。
ただし、どのようなデザイン、活用方法がよいのかわからない人も多いかもしれません。
少しでも疑問があれば、まずは業者に相談してみることをおすすめします。