【更新日】2024年10月29日

プライバシーの保護や防犯対策などを目的として役立つフェンス。
検討する際、既存のブロック塀にはどのフェンスであれば設置が可能か悩む人も多いのではないでしょうか。
既存ブロックの状況によっては、フェンスを後付けできないケースもあるため注意が必要です。
そこで、今回の記事ではブロック塀に後付けできるフェンスについて、実際の施工事例も合わせて紹介します。
ブロック塀にフェンスを後付け可能?

結論から言うと、ブロック塀にフェンスを後付けすることは可能です。
設置方法としては、既存ブロックにある穴を利用して設置を行います。
穴がない場合でも、ブロックに穴を開ける工事をすればフェンスを取り付けられます。
ただし、以下のケースではブロック塀にフェンスの後付けができません。
・ブロックの厚みが10cm以下
・強度が不明
・隣家との共有
これらに該当する場合は、地面に直接柱を埋め込んでフェンスパネルを取り付ける必要があるため、事前に確認しておくとよいでしょう。
ブロック塀に後付け可能なフェンスの種類

ブロック塀に後付けができるフェンスとして、主に以下の5つが挙げられます。
特徴を踏まえて、それぞれのメリット・デメリットについても紹介します。
アルミフェンス
アルミフェンスは、軽量かつ丈夫な素材であるため、錆びや腐食に強いことが特徴です。
メンテナンスが容易である一方、衝撃に弱く、傷がつくと目立ってしまうというデメリットがあります。
しかし、ウッド調や格子などデザイン性の高く、おしゃれなフェンスを求めている人におすすめです。
メッシュフェンス
メッシュフェンスは、スチール製で耐久性が高く、リーズナブルな値段設定であることが特徴です。
メッシュ構造のため風通しがよく、開放感のある庭空間を演出できます。
一方、目隠しには向いていないため、プライバシー保護の役割は果たせないでしょう。
そのため、シンプルな外観が好みで、比較的安価なフェンスを求めている人におすすめです。
天然木製フェンス
天然木製フェンスは、自然素材ならではの温かみと風合いが特徴です。
経年劣化による味わいを楽しめるのも魅力ではありますが、腐食や虫食いを防ぐために定期的な塗装や防腐対策が必要となります。
塗装や加工を施して好みのデザインに仕上げたい人におすすめです。
人工木・樹脂製フェンス
人工木・樹脂製フェンスは、プラスチック系材料を主成分としており、天然木に比べて耐久性が高いことが特徴です。
腐食や虫害に強く、メンテナンスが楽なのも魅力でしょう。
しかし、コストが高い傾向にあるほか、天然木のように本物の質感にはなりません。
耐久性やメンテナンス性を重視している人に向いています。
鋳物製フェンス
鋳物製フェンスは、金属を溶かして製造され、高級感のある見た目が特徴です。
デザインの自由度が高く、複雑な形状や細かい装飾を施せます。
ただし、高コストであることに加えて重量があるため十分な基礎が必要です。
洋風などの建物と相性が良く、高級感を求めている人に適しています。
ブロック塀にフェンスを後付けする際の注意点

ブロック塀にフェンスを後付けする際は、以下の3点に注意が必要です。
目的と場所に見合ったフェンスにする
フェンスを選ぶ際は、デザイン性だけではなく目的と設置場所に適したものにすることが大切です。
プライバシーの確保や防犯目的であれば、180~200cm程の高さが必要となるでしょう。
また、強度や施工方法も考慮したうえで、慎重に選ぶようにしましょう。
近隣への配慮を怠らない
フェンスの設置により、周辺に圧迫感や日照、風通しへの影響を与えるケースも少なくありません。
そのため、フェンスを検討する際は、高さはもちろん周囲の景観や環境に配慮することが重要です。
また、事前にフェンスを設置する旨を報告しておくことで、トラブルに発展するのを防げるでしょう。
DIYする場合は強度の確保
ブロック塀にフェンスの後付けを検討する際、自身で設置しようと考える人も少なくありません。
DIYで設置することは可能ではありますが、強度の確保を考慮した設置方法を見極める必要があります。
場合によっては、支柱の本数を増やすなどの対策も講じなくてはなりません。
そのため、DIYの経験が少ない場合は、専門業者に相談したほうが安心といえます。
ブロック塀にフェンスを後付けした施工事例
ここでは、ブロック塀にフェンスを後付けした施工事例を6つピックアップしてみました。
モクハイフェンス


モクハイフェンスは、つなぎ目のない木目が美しいフェンスです。
採光性・通風性を適度に保ちつつ、外部からの視線をカットする目隠し効果もあります。
暖かみのある木目をステンレスのフレームで囲んでおり、ブロック塀ともよくなじむデザインです。
ミエーネフェンス 目隠しルーバータイプ 2段支柱 自立建て用


ミエーネフェンスの目隠しルーバータイプ2段支柱 自立建て用は、目隠し100%で外部からの視線を完全にカットできるフェンスです。
プライバシーの確保はもちろん、防犯性も高まるため安心して生活できるでしょう。
なお、風の通り道は確保されているため、強風でも倒れにくい設計になっています。
ミエーネフェンス 目隠しルーバータイプ


ミエーネフェンスの目隠しルーバータイプは、通風性がありながら目隠し100%のフェンスです。
5色展開で好みのカラーが見つけやすいほか、低コストであるため手軽にフェンスを設置できるでしょう。
イーネットフェンス 3F型


イーネットフェンス 3F型は、スチール製のメッシュフェンスです。
風速40m/s相当の台風性能(YKKAP社基準)があり、風が強い地域でも安心して設置できます。
また、シンプルなデザインであるため、どのようなテイストの外観であってもなじむでしょう。
メッシュフェンス G10-R


メッシュフェンス G10-Rは、シンプルなホワイトカラーですっきりとした印象を与えるフェンスです。
周囲を見渡せる開放的なデザインでありながらも、耐久性にも優れています。
また、フェンス上部は乗り越え抑止に効果的な形状になっており、防犯性の高さも魅力です。
ルシアスフェンスH08型 縦板+細縦格子


ルシアスフェンスH08型 縦板+細縦格子は、スタイリッシュな細縦格子が特徴のフェンスです。
ぬくもりの感じられる木調で、どのようなテイストの建物にもマッチするほか、外観のアクセントとしても役立つでしょう。
まとめ
今回の記事では、ブロック塀にフェンスを後付けできる種類、そしてメリット・デメリットまで幅広くお伝えしました。
既存のブロック塀によっては、設置できるフェンスが限られるため、事前に確認しておくことが大切です。
その際、防犯性や安全性、デザイン性などを考慮しながら選ぶようにしましょう。
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