【更新日】2025年08月19日

材や形状によって印象が大きく変わるため、デザイン性と機能性のバランスを考えた選び方が大切です。この記事では、おしゃれなテラス屋根の種類や選び方、設置によるメリット・デメリット、実例までをわかりやすくご紹介します。
おしゃれなテラス屋根の種類と選び方

テラス屋根をおしゃれに仕上げるには、素材・形状・建物との調和を適切に組み合わせることが重要です。
素材別の特徴と見た目の印象
テラス屋根の素材選びは、見た目の印象と機能性を大きく左右します。各素材の特徴は以下のとおりです
素材 | 見た目の印象 | 特徴 |
ポリカーボネート | 透明感があり明るい | ・透明度が高く自然光を取り込める ・カラーバリエーション豊富 |
アルミ | シャープでスタイリッシュ | ・軽量で耐久性に優れる ・シルバー、ブラック、ホワイト等 |
木材 | 温かみがあり自然な風合い | ・ナチュラルで優しい印象 ・定期メンテナンスが必要 |
ガラス | 高級感があり上品 | ・透明度が最も高い ・重量があり施工費が高め |
これらの中でも、ポリカーボネートとアルミが特に選ばれています。ポリカーボネートは光を取り込みつつ紫外線をカットできる機能性が評価され、明るい印象を保ちたい方に人気です。アルミはスタイリッシュでモダンなデザインにマッチし、シンプルな外構との相性も良いため、多くの住宅で採用されています。
屋根の形状とデザイン性の違い
屋根の形状によってテラス全体の印象が大きく変わります。以下の表で各形状の特徴を確認しましょう。
形状 | デザインの印象 | 機能的特徴 |
フラットタイプ | すっきりとシンプル | ・直線的で洗練された美しさ ・現代的な印象 |
アール型(曲線型) | 柔らかく優雅 | ・曲線が美しい光の反射を生む ・上品な仕上がり |
片流れ型 | スタイリッシュで動的 | ・優れた排水性能 ・機能性とデザイン性を両立 |
住宅の外観デザインに合わせて形状を選ぶことで、テラス空間がより一体感のある仕上がりになります
建物や庭との調和を考えた選び方のポイント
テラス屋根を選ぶ際は、建物の外壁材や色調と調和する素材・カラーを選ぶことがポイントです。モダンな住宅にはアルミやガラス素材、和風住宅には木材や自然色のポリカーボネートが適しています。
また、庭の植栽や外構との統一感も欠かせません。グリーンを多用した庭には自然素材、コンクリートやタイルを使ったシンプルな外構にはアルミ素材がよく映えます。サイズや高さも慎重に検討し、建物全体のバランスを崩さないように配慮しましょう。
おしゃれなテラス屋根を設置するメリット

テラス屋根の設置は、住まいの美観向上と実用性の両面で大きなメリットをもたらします。
外観の印象が向上する
テラス屋根を設置することで、住宅の外観に奥行きと立体感が生まれます。平面的だった外壁面に陰影ができ、建物全体に表情が加わります。
特に建物と調和したデザインのテラス屋根は住宅の品格を高める効果があり、来客の印象も良くなるでしょう。また、夜間には照明を組み合わせれば、さらに魅力的な外観の演出ができます。
日差し・雨を防いで屋外空間を有効活用できる
テラス屋根があることによって、天候に左右されずに屋外空間を活用できるようになります。強い日差しや急な雨から守られるため、テラスでの食事やティータイム、読書などをより快適に楽しめます。
洗濯物干しスペースとしても重宝し、突然の雨でも慌てる必要がありません。また、自転車やガーデニング用品の保管場所としても活用できます。四季を通じて屋外空間を有効利用できるため、住まいの使い勝手が格段に向上するでしょう。
テラス屋根を設置するデメリット

テラス屋根にはメリットが多い一方で、いくつかのデメリットも存在します。
初期費用や施工費がかかる
テラス屋根の設置費用は、素材やサイズなどによって価格は大きく変動するものの、数十万円から百万円程度が一般的です。
特注品やデザイン性の高いものを選ぶと高額になる場合があるほか、既存の建物への取り付けに際して補強工事が必要になるケースもあります。また、定期的なメンテナンス費用も考慮に入れることが大切です。
景観や光の入り方が制限される可能性がある
テラス屋根を設置することで、建物内への自然光の入り方が変わるケースも少なくありません。特に南側に設置する場合は、室内が以前より暗くなる可能性があります。
また、近隣住宅からの視線や景観への影響も検討しなくてはなりません。隣家への日当たりを妨げないよう、高さや大きさに注意することが必要です。設置前には、一日の光の変化や近隣への影響をシミュレーションしておくことをおすすめします。
台風・積雪地域ではメンテナンスが必要になる
強風や大雪などの厳しい気象条件にさらされる地域では、テラス屋根への負荷が大きくなります。雪が多い地域では、屋根への積雪荷重を考慮した構造設計が必要で、定期的な雪下ろしなどのメンテナンスが欠かせません。また、台風の際には飛来物による破損リスクもあります。
そのため、経年劣化による部材の交換や、防水処理のやり直しなど、定期的な点検とメンテナンスが必要です。
おしゃれなテラス屋根の設置事例 紹介

ここでは、おしゃれなテラス屋根の施工事例をご紹介します。
ソラリア F型 テラスタイプ 単体
ソラリア F型 テラスタイプ 単体は、5色のカラーと5種類の屋根材から選択可能な実用性重視のテラス屋根です。豊富なサイズバリエーションとオプション展開で理想的な組み合わせを実現し、積雪・強風にも対応する強固な構造で地域環境に適応します。
セピアグレイのウッドデッキとカームブラックのテラス屋根を組み合わせたモノトーン調の施工事例では、既存住宅との一体感が実現。ブラウン柱のテラス屋根事例では、住宅外観との調和を重視した仕上がりとなり、どちらも快適な屋外空間を創出しています。
プレシオステラスⅡ R型 テラスタイプ
プレシオステラスⅡ R型 テラスタイプは、アール屋根の優雅な曲線デザインが魅力のオリジナルテラス屋根です。3色のシンプルなカラー展開で外観と調和し、紫外線透過率ほぼ0%のポリカーボネート屋根材により、暑さを和らげてテラスを利用できます。
掃き出し窓前に設置した洗濯物干しスペースの施工事例では、天候を気にせず便利に洗濯物を干せる環境が実現しています。2階バルコニーの雨風対策を目的とした設置事例では、安心して使える洗濯干し場が完成しました。
フーゴF 独立テラスタイプ
フーゴF 独立テラスタイプは、住宅にネジ止めが不要な独立式テラス屋根です。外壁への穴あけが不要で幅広い設置が可能、すき間ふさぎ材で雨の吹込みも防止。豊富なサイズ展開で、従来設置が困難だった住宅でも安心して導入できます。

ウッドデッキとカーポートを組み合わせたコンパクトなテラス屋根の施工事例では、お庭に美しく納まる機能的な空間に仕上がりました。掃き出し窓前の独立式テラス屋根施工事例では、室内への雨や紫外線の侵入を防ぐ実用的な空間が完成し、どちらも生活の利便性が向上しています。
プレシオステラスⅡ F型 テラスタイプ 単体
プレシオステラスⅡ F型 テラスタイプは、フラット屋根のスタイリッシュなデザインが魅力のオリジナルテラス屋根です。3色のシンプルカラー展開で外観と調和し、紫外線透過率ほぼ0%のポリカーボネート屋根材により快適な庭先空間を創出します。
ナチュラルな玄関ドアとウッドデッキに調和した施工事例では、住宅の雰囲気を損なわず雨や直射日光を効果的に遮る空間が実現。敷地にぴったり収まる圧迫感のない施工事例では、自転車や荷物を守りつつ室内への雨風侵入も防ぐ機能的な屋根が完成しています。
レセパ Lタイプ 独立タイプ
レセパ Lタイプ 独立タイプは、外壁固定不要でL字構造の片側支持により柱が邪魔にならない独立式テラス屋根です。間口最大2.5間の豊富なサイズ展開で圧迫感がなく、フラットなメリハリあるデザインが住宅デザインを選ばない美しい機能美を魅せます。
ペットの快適な屋外環境を求めた施工事例では、雨雪や暑さを気にせず愛犬を外に出せるようになりました。鳥のフン被害や物干し台の転倒対策として設置した施工事例では、頑丈な独立構造で洗濯物を安心して干せる環境が完成しています。
まとめ
おしゃれなテラス屋根は、住まいの美観と機能性を同時に向上させる優れたアイテムです。素材・形状・建物との調和を総合的に検討することで理想的な仕上がりを実現できます。
設置には初期コストやメンテナンスの必要性というデメリットもありますが、外観向上や屋外空間の有効活用など多くのメリットが得られます。
テラス屋根には多くの種類があるため、住宅の外観や生活スタイルに合わせて選択することがおすすめです。エクスショップでは記事で取り上げた以外にも、機能性やデザイン性に優れたテラス屋根を取りそろえています。少しでも興味のある方は、ぜひこの機会にお問い合わせください。