ストックヤードはDIYできるの?設置で後悔しないポイントを解説
【更新日】2026年08月17日

勝手口は第二の玄関として、ごみの搬出やちょっとした作業の出入りに使える便利な存在です。
そんな勝手口の近くに物を置くスペースがあれば、室内に入りきらないものが保管できるので助かりますよね。
そこで、勝手口周辺を便利にするための存在が「ストックヤード」です。
物置や倉庫に比べるとストックヤードは、非常にシンプルな構造です。
そのため、ストックヤードをDIYして、費用を節約したくなるのも納得できます。
しかし、本当にストックヤードのDIYは可能なのでしょうか?
そこで、この記事ではストックヤードのDIYが可能か検討すると共に、設置した際に後悔しないポイントをご紹介していきます。
勝手口周辺の整理整頓にお悩みの方は、ぜひこの記事を参考にストックヤードの設置やDIYについて検討してみましょう。
記事の後半ではプロが施工した事例もお伝えしていくので、DIY以外で自宅へストックヤードを設置するケースとして、ぜひ参考にしてください。
ストックヤードとは

ストックヤードとは、自宅の庭に作られた収納スペースのことを指します。
主に勝手口や裏口の近くに作られることが多く、構造も簡単なものが多いことから倉庫や物置とは区別されています。
ストックヤードは、おしゃれなものやシンプルなものなど、販売されている商品数が多いので、さまざまな使い方が可能です。
また、狭い場所にも設置できるので、敷地内のデッドスペースを有効に活用できます。
上手に取り入れることで、自宅での生活をワンランクアップさせることも夢ではありません。
ストックヤードのメリットとなるポイント

それでは、ストックヤードを自宅に設置することで生まれるメリットについて、簡単にポイントを解説していきます。
勝手口周辺の目隠しになる
隣家との位置関係によっては、自宅の勝手口周辺が人目につくこともあります。
玄関とは異なり、勝手口は自宅の室内がしっかりと見えてしまいます。
そのため、視線が気になり勝手口の使用をためらってしまうことも。
しかし、ストックヤードを勝手口の前に設置すれば、外部から自宅の中を見ることはできないので、プライバシーを守る有効な手段となります。
ストックヤードの種類によっては前方だけではなく、左右の側面にも壁があります。
そのようなストックヤードを選べば、外部から勝手口を通じて室内を見ることは非常に困難になるでしょう。
収納スペースを増やせる
ストックヤードには文字通り物をストックしておく機能があります。
内部に棚を設置すれば、ガーデニング用品やキャンプ用品などの収納スペースも有効に活用できます。
倉庫は自宅から、一度外に出て荷物を取り出す必要がありますが、勝手口直結のストックヤードは、室内感覚で荷物が取り出せるメリットがあります。
そのため、台風の通り道となっている場所や積雪の多い地域には非常におすすめの収納を増やす方法でしょう。
自宅に置きたくないものを置ける
ストックヤードの3つ目の強みは、室内に置きたくないものを置いておける点です。
例えば、においが気になる生ごみや、子供に触らせたくない工具などは、ストックヤードへの保管に最適です。
また、ダンボールや新聞紙などの古紙や回収日が限られる資源ごみや粗大ごみなども、ストックヤードに保管しておけば室内をスッキリとした状態に保てます。
ストックヤードのサイズによっては子供用自転車や電動自転車などの収納も可能です。
冬場には、灯油などを保管しておく場所としてもおすすめです。
室外に出る必要がないので、必要になったらスムーズに灯油をストーブのタンクなどに補給できます。
室内よりは気温は下がりますが、ストックヤード内では冷たい風に当たる心配なく、給油作業が行えるでしょう。
ストックヤードはDIYできるの?

ストックヤードは販売されている商品によって、必要なものが全て揃っているキットのようなものもあります。
そのため、それらを活用することでストックヤードをDIYすることは不可能ではありません。
しかし、ストックヤードの設置には、外壁への取り付けなどが必要になるため、簡単な作業ではありません。
仮にストックヤードを全てDIYした場合、品質保証が行われないデメリットも心配です。
たとえば、全てをDIYしたストックヤードは、どの程度の風速や積雪に耐えられるか、誰も保証できる人はいません。
しかし、エクスショップなどで購入し、専門業者が取り付け工事を行うストックヤードは、メーカーの保証などが着いてくるのが一般的です。
万が一、取り付けから1カ月程度で不具合が発生しても、一定の基準内であれば無償で修理などの対応をしてもらえます。
また、全てをDIYしたストックヤードは完全に自己責任となるので、万が一の際は自分で修理を行う必要があります。
さらに、ストックヤードを設置する際に必要となる基礎工事では、使用するコンクリートの種類指定や寒冷地での柱の打ち込み位置指定などがあります。
これらの仕様を理解したうえでストックヤードをDIYしないと、金属部分の腐食などが発生する可能性があるので、安全に使用することができません。
つまり、十分なDIY経験を持った人以外は専門業者へストックヤードの設置を依頼するのがおすすめです。
DIYをするならストックヤードの内部がおすすめ
もし、DIYをするのであればストックヤードの全体ではなく、内部の空間を充実させるのがおすすめです。
たとえば、ストックヤードを購入しただけでは、効率的に物を収納することはできません。
収納する物に応じた棚や仕切りなどがあって、効率的な収納が実現します。
限られた空間を効率的に使うのはDIYが最も得意とするところではないでしょうか?
ぜひ、ストックヤード内部に木製の棚などをDIYして、効率的な収納を実現させましょう。
ストックヤードの設置で後悔しないためのポイント

ストックヤードは大きな外構商品となるので、1度設置してしまえば簡単に移動させることはできません。
それでは、ストックヤードを設置する際に、後悔しないためのポイントを3点ご紹介します。
ハウスメーカーの外壁保証が無効になる場合がある
ストックヤードの設置には、住宅の外壁へ穴を開ける必要があります。
そのため、多くのハウスメーカーでは住宅保証の対象外となってしまいます。
たとえば、ストックヤードを設置した壁から雨水が室内に侵入して雨漏りが始まっても、ハウスメーカーの保証が受けられないなどのデメリットが生じる可能性があります。
ストックヤードを設置する際は、ハウスメーカーの外壁保証がどの程度残っているか確認しておきましょう。
外壁保証の期間がしっかりと残っていればストックヤードではなく、倉庫の設置やレンタル倉庫の利用なども検討してください。
メリットとデメリットを比較した上で、後悔のない選択をするようにしましょう。
動線を考えていなかった
勝手口や玄関から、ストックヤードへの動線を考えておかないと、非常に不便なストックヤードとなってしまいます。
たとえば、キッチンからストックヤードへごみを出す際に、どのようなルートで動くのが効率的でしょうか?
最も簡単なルートで、キッチンからストックヤードへたどり着けるのが理想です。
その一方で、キッチンを出てからストックヤードにたどり着くまでの距離が遠くなるほど、使い勝手が悪くなります。
ストックヤードを設置する際は、実際に利用する人の意見を取り入れたうえで、取り付ける場所を決めるようにしましょう。
住宅とストックヤードでデザインの統一感がない
おしゃれなストックヤードを設置しても、住宅とデザインが合わなければ全体として、ちぐはぐな印象となってしまいます。
木目から暖かさが感じられるナチュラルテイスト住宅に、白と黒のスタイリッシュなストックヤードを設置しても、エクステリアの統一感は生まれません。
特に、ストックヤードのキットなどを使わない完全なDIYでは、住宅のデザインと調和させるのは非常に困難です。
後悔しないためには、事前にどんなデザインのものを選ぶのかプロへ相談しておくのがおすすめです。
たとえば、エクスショップでは全国の現場へ無料の出張見積対応を行っております。
実際に現場を見ることで、住宅と相性の良いおしゃれなストックヤードの提案も可能です。
設置してから気づきやすいデメリット

ここまでは設置前に決めておきたい点をお伝えしました。
ここからは、使い始めてから「そういうことか」と気づきやすい点を挙げます。
いずれも仕様の選び方で軽くできるものですので、検討の段階で確認しておきましょう。
勝手口まわりが暗くなる
ストックヤードは、勝手口の外側を屋根と壁で覆う構造です。
そのぶん、勝手口から入っていた光が減ります。
とくに壁で囲う「ヤード仕様」では、日中でも室内側が暗く感じられることがあります。
勝手口の先がキッチンや洗面所であれば、日中に照明を点ける時間が増えるかもしれません。
対策
光を通す屋根材やパネルを選ぶと、暗くなり方をやわらげられます。
視線を遮りたい方向だけ壁を設け、それ以外は開けておくという選び方もあります。
雨の音が室内に響くことがある
屋根に使われるポリカーボネートの板は薄く軽いため、雨粒が当たると音が出ます。
勝手口のすぐ外に屋根があることになりますので、建物の屋根より近い位置で音が鳴ります。
強い雨の日に、隣接する部屋で気になったという声があります。
寝室が近い配置では、確認しておきたい点です。
対策
金属製やアルミパネルの屋根であれば、板が厚いぶん音は抑えられます。
価格は上がりますが、寝室に近い場合は検討する価値があります。
夏は熱がこもる
囲われた空間は、日射で温度が上がります。
風の抜ける経路がないと、内部に熱がたまります。
灯油や殺虫剤など、高温を避けたいものを置く場合は注意が必要です。
冬場の灯油置き場として便利な一方、夏の温度は上がるという前提で考えましょう。
対策
換気できる窓や、上部に隙間のある仕様を選びます。
通気を優先するなら、側面を塞がない「スクリーン仕様」という選択肢もあります。
屋根の掃除が必要になる
屋根の上には落ち葉や砂がたまります。
透明な屋根材は、汚れが付くと光の通りが悪くなり、内部がさらに暗くなります。
建物と塀の間の細長い場所に設置することが多いため、掃除のときに手が届きにくいという問題も起きがちです。
脚立を立てられる余地があるかを、設置前に見ておきましょう。
建ぺい率に算入される場合がある
屋根と柱があるため、建築面積に算入される場合があります。
敷地の建ぺい率に余裕がないと、設置できないこともあります。
判断は自治体によって異なりますので、検討の段階で市区町村の建築指導担当窓口や施工業者にご確認ください。
あわせて、固定資産税の扱いについても確認しておくと安心です。
ストックヤードの費用

DIYを検討する動機は、多くの場合が費用です。
実際にいくらかかるのかを、取扱商品60点の集計でご紹介します。
| 項目 | 工事費込みの価格 |
|---|---|
| もっとも安い商品 | 99,900円(オープンタイプ) |
| 価格帯の中心(中央値) | 約27万円 |
| もっとも高い商品 | 615,000円(アルミパネル囲い 連棟 積雪50cm対応) |
※2026年8月時点の取扱商品60点を集計した価格です。間口や現地の状況によって金額は変わります。
価格を左右するのは、主に囲い方です。
側面を塞がないオープンタイプがもっとも安く、10万円を下回るものもあります。
波板で囲うタイプが中間、アルミパネルで囲うタイプが高くなります。
積雪への対応を上げると、同じ商品でも金額は上がります。
目隠しを主な目的とするなら囲うタイプになりますが、目的が収納だけであればオープンタイプで足りることもあります。
何のために設けるのかを整理すると、必要な仕様が絞れます。
ストックヤードと物置を比較
収納を増やしたいという目的だけで考えると、物置という選択肢もあります。
どちらが向くかは、置くものと場所で決まります。
| 項目 | ストックヤード | 物置 |
|---|---|---|
| 建物との関係 | 外壁に取り付ける | 独立して設置する |
| 出入り | 勝手口から直接 | 一度外に出る |
| 密閉性 | 仕様による | 高い |
| 防犯性 | 施錠できない仕様もある | 施錠できる |
| 設置場所 | 建物沿いの細長い場所 | まとまった面積が必要 |
雨の日に濡れずに出し入れしたい、勝手口の目隠しもしたいという場合はストックヤードが向きます。
一方、施錠して保管したいものがある場合や、まとまった面積が取れる場合は物置のほうが適しています。
物置のサイズの決め方は物置のサイズの選び方|何を入れるかで決まる失敗しない寸法の決め方、メーカーごとの違いは物置はどのメーカーを選ぶ?イナバ・ヨドコウ・タクボ・ダイケンの違いを比較で解説しています。
ストックヤードの使い方の幅はストックヤードの魅力を再発見!おしゃれで機能的な空間作りのヒントをご紹介!もあわせてご覧ください。
DIYよりもおすすめのストックヤードと施工事例6選
それでは次に、ストックヤードと実際の施工事例をご紹介していきます。
特に施工事例は、実際の住宅にプロの業者が設置したものばかりです。
DIYでは難易度の高い作業も、プロならスムーズに行えます。
ぜひ、実際の事例でプロの仕事を確認してみてください。
ストックヤードII 積雪50cm対応 両側ドア付きタイプ

50cmまでの積雪に対応したストックヤードです。
ストックヤードの両方にドアが付いているので、非常にスムーズな動線の構築が可能です。
また、敷地のスペースに合わせて選べるバリエーション展開が充実している点も見逃せません。
山形県酒田市の施工事例

間口が6m以上の大型の施工事例です。
ストックヤードと倉庫の設置を比較し、中に置く物の量や設置場所などから、こちらが選ばれました。
実質、自宅にお部屋が増えたことになるため、幅広い用途でのご利用が可能です。
スピーネストックヤードF型 パネルタイプ ヤード仕様

ストックヤードの側面に壁と扉が付いたおしゃれなヤードタイプです。
ヤードタイプの大きな特徴は、外部からの視線をしっかりと遮ってくれることでしょう。
勝手口とつなげてストックヤードを設置する場合は、ヤードタイプがおすすめです。
千葉県習志野市の施工事例

シンプルな外壁のおしゃれな住宅にストックヤードを設置した事例です。
ゴミ箱や園芸用品、日用品などをすっきり収納でき、玄関まわりの整理整頓にも役立ちます。使い勝手と収納力を高めた、スペースを有効活用した施工例です。
オイトック アルミパネル囲い 両ドアタイプ 単体

高級感のあるアルミパネルで覆われたストックヤードです。
アルミパネルは耐久性やデザイン性に優れ、波状パネルのように内部が透けて見えることもありません。
そのため、しっかりとプライバシーを守りたい場合に、おすすめのストックヤードです。
福岡県福岡市の施工事例

建物脇の限られたスペースを活用し、雨風を防げる囲いを施工しました。採光性のあるパネルを取り入れることで、明るさを確保しながら目隠しにも配慮。正面には扉を設け、収納や自転車置き場など多目的に使える便利なスペースに仕上げています。
スピーネストックヤードF型 波板タイプ ヤード仕様

側面や天井などのパネルに、波状のポリカーボネートを使用したおしゃれなストックヤードです。
特に屋根のポリカーボネートは透過率に優れたものや、熱吸収と防汚加工が施されたものの中から選べるのが特徴です。
また、設置場所の間口寸法より製品の規格サイズが大きい場合の切り詰め加工にも対応しています。
スムーズに切り詰め加工が行える点からも、DIYではなく専門業者への依頼がおすすめできる理由です。
長野県駒ケ根市の施工事例

シャイングレーのストックヤードと、同系色の外壁の一体感が美しい施工事例です。
スチール製の物置に比べ、ストックヤードはサイズのバリエーションが多く、価格が安いなどのメリットがあります。
そのため、敷地スペースに余裕があれば同じ費用でスチール物置より広いサイズのストックヤードが設置できます。
スピーネストックヤードF型 パネルタイプ スクリーン仕様

側面に壁が設置されておらず、通気性に優れたおしゃれなストックヤードがこちら。
フラットな屋根によるスッキリとした見た目も見逃せません。
ドアを開けて出し入れする必要がないので、タイヤなど重量のある収納物におすすめのストックヤードです。
群馬県太田市の施工事例

スタイリッシュな住宅とストックヤードが調和した施工事例です。
住宅側面の限られた敷地は、倉庫などの設置が難しく、デッドスペースとなりがちです。
そこで、ストックヤードを設置することで敷地のスペースを有効に活用できるようになります。
洗濯物を干したり自転車を駐輪したり、様々な用途に活躍できるのがストックヤードの強みでしょう。
ストックヤードII オープンタイプ

シンプルなオープンタイプのストックヤードがこちらです。
周囲のデザインを邪魔しないため、幅広い住宅に取り入れられるストックヤードです。
また、通気性も高いため、湿度や気温が気になる品物の保管におすすめです。
内部にDIYした棚を設置する際も、簡単に搬入できる点も見逃せません。
福岡県糸島市の施工事例

5m以上の広い空間をストックヤードにした施工事例です。
コンクリートブロックまでの距離も近く、自宅の敷地を有効に活用しています。
また、隣接する駐車場などからの目隠し効果も期待できるため、外部からの視線に悩んでいる場合は、ストックヤードの設置を検討してみましょう。
ストックヤードはdiyできるが専門業者への依頼がおすすめ
ストックヤードは自宅の収納スペースが増えるうえに、勝手口への目線を遮れる外構商品です。
限られたスペースでもストックヤードの設置は行えるので、ぜひ設置を検討してみましょう。
その一方で、ストックヤードの設置には、施工内容に対する一定の知識と技術が必要となります。
特に、全ての材料が揃っているストックヤードのキットは、専門業者による施工が推奨されています。
無理にストックヤードをDIYするのではなく、プロへ設置を依頼するのがおすすめです。
工事に精通している専門業者であれば、敷地のサイズに応じた切り詰め加工や、残土の処理などもスムーズに行えます。
ストックヤードは外構商品としてサイズも大きく、設置費用も安くありません。
しかし、ストックヤードは風雨や積雪から家族の大切な荷物を守ってくれる存在です。
しっかりと設置しておかないと、台風などによって倒壊してしまう危険もあります。
費用を節約するためにDIYするのではなく、別の方法で節約するようにしましょう。
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そのため、DIY以外の節約方法としてエクスショップのご利用も、ぜひご検討ください。
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