【更新日】2025年01月21日

カーポートの屋根掃除は、見た目をよくするだけでなく、機能性を維持するためにも非常に重要な作業です。
ただし、掃除をする際には安全に配慮する必要があるほか、中性洗剤を使うなど気を付けるべきポイントがいくつかあります。
本記事では、カーポート屋根の掃除が必要な理由をはじめ、手順や注意点について解説します。
カーポート屋根の掃除が必要な理由

カーポート屋根の掃除は、見た目をよくするだけではなく、機能を維持する役割を果たします。
定期的な掃除を怠ると、汚れの蓄積によって屋根の透明度が低下するため、日光が通りにくく、駐車場内が暗くなってしまうかもしれません。
特に夜間や曇りの日にはその影響が顕著に現れ、車の出し入れがしづらくなる恐れがあるでしょう。
また、長期間放置された汚れは、屋根材の劣化を早める原因となり、耐久性や防水性能を低下させる原因にもなります。
さらに、雨樋に落ち葉やゴミが詰まると排水機能が低下し、雨漏りのリスクも高まるでしょう。
定期的にカーポートの屋根を掃除することは、車を守るだけでなく、駐車場全体の美観を保ち、カーポートの寿命を延ばすうえで欠かせません。
年に2~3回程度を目安に掃除を行うとよいでしょう。
カーポート屋根が汚れる原因

カーポート屋根が汚れる原因として、主に以下の4つがあげられます。
日常的なメンテナンスを怠ると、これらの汚れが蓄積して見た目が悪くなるだけでなく、屋根材の劣化にもつながる可能性があります。
・雨水に含まれるチリやホコリ ・鳥のフンや足跡 ・落ち葉や花粉、風で運ばれてくるゴミ ・コケや藻 |
これらの汚れは時間とともに蓄積し、カーポート屋根の見た目や機能性を損なう原因となります。
特に梅雨時期や花粉の多い季節は汚れが付きやすく、放置すると頑固な汚れとなってしまうでしょう。
定期的な点検と清掃を行うことで、美観を保ち、カーポートを長く快適に使用できます。
また、周辺環境によっても汚れの付き方は異なります。
街路樹の近くや工場の近くでは、それぞれ落ち葉や粉塵の影響を受けやすいため、立地に応じた適切な清掃計画を立てることが重要です。
カーポート屋根の掃除に必要な道具

カーポート屋根の掃除をする際は、以下の道具を揃える必要があります。
・脚立(標準柱使用の場合は約1.8m、ロング柱使用の場合は約2.1m以上を推奨) ・ホース ・雑巾 ・長い柄のついたスポンジ ・中性洗剤 ・手袋 |
これらの道具を用いることで、効率的かつ安全にカーポート屋根の掃除を行うことができます。
脚立はホームセンターでレンタルできるケースもあるため、持っていない場合は利用するのもひとつの手でしょう。
カーポート屋根の掃除をする手順

カーポート屋根の掃除は以下の手順に沿って行うことがおすすめです。
1.葉っぱやゴミなどの目立つゴミを落とす 2.屋根全体にホースで水をかける 3.薄めた中性洗剤で汚れを落とす 4.水で中性洗剤で洗い流す 5.水気を拭き取る |
上記の手順を丁寧に行うことで、カーポート屋根を効果的に掃除できます。
季節の変わり目や大雨の後など、定期的な清掃を心がけることで、カーポートの美観を保ち、長く快適に使用することができるでしょう。
安全面での注意点として、はしごを使用する際は十分に注意を払い、可能であれば二人で作業を行うことをおすすめします。
また、暑い季節の作業は熱中症に注意し、涼しい時間帯に行うようにしましょう。
カーポート屋根の掃除をする際の注意点

ここでは、カーポート屋根の掃除をする際の注意点を3つ紹介します。
安全対策を講じる
脚立に乗って高所での作業となるため、無理な姿勢は避け、安全に十分配慮しましょう。
カーポート屋根は大人の体重に耐えられる強度がないため絶対に乗らないようにし、道具を直接置くことも避けてください。
また、作業中は保護メガネやマスクを着用し、汚れや洗剤が目や口に入らないよう注意が必要です。
可能であれば、二人で作業を行うことをおすすめします。
中性洗剤を使用する
酸性やアルカリ性の洗剤は屋根材を劣化させる恐れがあるため、使用を避けましょう。
掃除をする際は必ず中性洗剤を水で薄めて使用し、洗剤が残らないよう十分にすすぎを行います。
特に、強い洗剤は屋根材の耐久性に影響を与える可能性があるため注意が必要です。
高圧洗浄機は避ける
高圧洗浄機の強い水圧は、シーリング材を剥がしたり、雨漏りの原因となる恐れがあるため使用を避けましょう。
汚れを落とす際は、柔らかいスポンジや布を使用し、優しく拭き取るように心がけるほか、しつこい汚れの場合でも、強くこすりすぎないよう注意が必要です。
掃除がしやすいカーポート5選
ここでは、少々の汚れであれば水をかけるだけで落とせるポリカーボネート製の屋根材が使われている製品を5つピックアップしました。
ひとつずつ特徴と魅力について紹介します。
プレシオスポート アール型 1台用

プレシオスポート アール型 1台用は、エクスショップオリジナルのスタンダードなカーポートです。
アール型の屋根は中央が高くなっているため、ゆとりのある駐車空間になります。
また、耐風性能は基準風速Vo=34m/s・耐積雪性能は20cm相当(600N/㎡)と高い耐久性を兼ね備えているほか、手ごろな価格設定であることから、コストパフォーマンスの良いカーポートを探している人におすすめです。
ネスカR (ラウンドスタイル)

ネスカR (ラウンドスタイル)は、アーチ状の柔らかい屋根が特徴の開放感あふれるカーポートです。
本体カラーはシャイングレーを含めた5色、日差しから車を守る屋根材は全6タイプが展開されており、多彩な組み合わせが可能。
これにより、建物の雰囲気に調和したり、逆にアクセントを付けたりと、自分好みのデザインにすることができます。
また、片側支える支柱構造により、生活空間に干渉することなく駐車空間が実現します。
エフルージュ FIRST 600タイプ 1台用

エフルージュ FIRST 600タイプ 1台用は、フラットでシャープな屋根が目を引くカーポートです。
片側2本の支柱で駐車や乗り降りがスムーズにできることはもちろん、周囲のスペースを有効活用することができます。
また、耐風性と耐雪性に優れており、長期にわたり安心して利用できる設計です。
品質・デザイン・利便性にこだわりたい人におすすめの商品といえるでしょう。
フーゴA (アーチスタイル)

フーゴA (アーチスタイル)は、様々な建物の外観と調和するスマートな見た目が特徴なカーポートです。
デザイン性の高さから、単なる駐車スペースではなく、住宅の外観を引き立ててくれるでしょう。
柱の高さは標準で約2,200mmに設定されており、ワンボックスカーやSUVなどの車高の高い車両にも余裕を持って対応できます。
そのため、今後乗り換えの際に車種の制限なく検討できるのもメリットです。
マイポートOrigin オリジン ワイド

マイポートOrigin オリジン ワイドは、四国化成の2台用ワイド仕様カーポートです。
前方に柱がないため、視界が常にクリアになり車の出入りがしやすくなっています。
屋根材はクリアマットの熱線吸収とグレースモークの熱線との2種類より選択することが可能です。
また、木目調の色味を建物と合わせて変更できるため、より外観の美しさにもこだわることができるでしょう。
まとめ
カーポート屋根の掃除をすることは、見た目をきれいにするだけではなく、機能性を維持するためにも大切です。
年に2~3回程度を目安に行うとよいでしょう。
カーポートの掃除を行う際は、脚立や長い柄のついたスポンジなどの必要な道具を準備し、安全に十分配慮することが欠かせません。
無理な姿勢は避けるほか、カーポートの上に乗らないように気を付けましょう。
先ほどおすすめしたカーポートからもわかるように、カーポートのデザインや構造には様々なスタイルがあるため、住宅の外観や生活スタイルに合わせて選択するのがおすすめです。
エクスショップでは記事で取り上げた以外にも、機能性やデザイン性に優れたカーポートを数多く取りそろえています。
少しでも興味のある方は、ぜひこの機会にお問い合わせください。