【更新日】2025年01月07日

大切な車を守るためにカーポートを設置したけど「やっぱり、いらないかもしれない……」と思うケースもあります。
カーポートはエクステリア工事の中では注文をいただく割合が多く、それだけ車を守ろうという気持ちが強い人が多いことがわかります。
カーポートを取り付けることで様々なメリットがある一方で、「カーポートを取り付けたけど、自分にはいらないものだった…」ということも。
カーポートは外構商品の中では大型の部類なので、取り付けてしまうと簡単に取り外すことはできません。
そのため、設置をしてから「やっぱりいらなかった」とならないように、事前のシミュレーションが重要です。
そこで、この記事では「カーポートはいらなかった」を防ぐためのチェックポイントをご紹介します。
豊富な実績を持つエクスショップだからできる、実際の施工事例も合わせてご紹介するので「カーポートは、やっぱりいらなかった」と後悔する前に、読んでみてください。
カーポートはいらなかったと感じる理由とは?

車を様々な被害から守ってくれるカーポートですが、実際には設置してから「いらなかった」と感じることも。
どのような理由から「いらなかった」と感じるのでしょうか?
カーポートのサイズに合った車しか買えなくなる
カーポートを設置すると、購入できる車のサイズに制限が設けられます。
カーポートの屋根のサイズや柱の間隔、敷地との位置関係によって入出庫のしやすさも異なります。
メーカーによっては、様々なサイズのカーポートが用意されていますが、すべてのサイズの車が駐車できるわけではありません。
カーポートを設置する際は現在の車がスムーズに駐車できるか、しっかりと確認しておきましょう。
住宅の日当たりが悪くなる
住宅とカーポートの位置関係によっては、日当たりが悪くなってしまうことも。
リビングやダイニングなどの場所の窓を、カーポートが遮ってしまうと室内が暗くなったり、部屋の温度が上がりにくくなったりするケースがあります。
また、住宅の場所によっては日の光が当たらないことで、ジメジメとした湿気が溜り、カビなどが発生する原因となるかもしれません。
カビなどが発生すると、住宅の外壁が劣化しやすくなるため、注意が必要です。
隣家とのトラブルになる可能性がある
カーポートを設置する位置と隣家が近すぎると、ご近所トラブルに繋がる場合があります。
なぜなら、雨や雪がカーポートの屋根を伝って隣家の敷地に落ちる可能性があるからです。
同様にカーポートの設置によって、隣家の日照条件が著しく悪化すれば、トラブルに繋がりかねません。
ご近所トラブルは簡単に解決できないので、それならカーポートはいらない、と判断されるのも無理はありません。
自然災害で被害に合うのが心配
年々威力を増す台風や、積雪量が増加する雪害などによってカーポートが破損する心配があります。
近年では、今までは観測されなかった地域でも大雪が降ることがあり、油断ができません。
同様に、台風以外にも突風や豪雨も観測されるようになっており、自然災害によるカーポートの破損は大きな心配事の1つでしょう。
カーポート設置のメリットとは?

カーポートは設置することで、多くのメリットが得られます。
どのようなメリットがあるのか、順番に解説していきます。
雨の日でも車の乗り降りが楽
雨の日でも、慌てることなく車の乗り降りができるのは、カーポートの持つ大きなメリットの1つ。
特に、運転手が傘を畳みながら車に乗り、助手席側に傘を置こうとすると、運転席回りが雨水でベタベタになることも。
カーポートがあれば、傘の水気をしっかりと切ってから畳めるので、運転席回りがベタベタになることもありません。
夏でも車内が高温になりにくい
夏に車に乗り込もうとすると、あまりにも車内が高温になっていて、しばらくの間は窓を全開にしてエアコンだけをかけていた経験はありませんか?
カーポートを設置すれば、直射日光で車内が高温になることを防いでくれるため、安心して車に乗り込めます。
特に近年は気温の高い季節が長引いているので、車の中が高温になりにくいメリットを多く感じられることでしょう。
冬に車の雪下ろしをせずに出発できる
カーポートを設置すれば冬の朝に、車の上にうんざりするほど積もった雪を見る必要がなくなります。
時間のない朝、車の雪下ろしのために15分早起きする必要がありません。
朝食を食べて、そのまま車に乗り込んで出発できるのは、積雪の多い雪国ほど大きなメリットになることでしょう。
ただし、カーポートの上に積もった雪は自宅の屋根と同様に、定期的に下す必要があるので注意してください。
カーポートの設置がおすすめできるのはどんな人?

それでは、どのような人であればカーポートの設置がおすすめなのでしょうか?
カーポートを設置するメリットが得られやすい人の特長をお伝えします。
これから住宅を新築する人
これから住宅を新築しようとする人には、カーポートはおすすめです。
なぜなら、新築であれば駐車場の向きやサイズ、隣家からの距離も調整できるため、ご近所トラブルなどを避けられるからです。
また、住宅のデザインとカーポートのデザインを調和させやすいため、一体感のあるエクステリアが実現できるのもメリットの1つでしょう。
積雪の多い地域の人
積雪の多い地域ではカーポートが大活躍します。
車の上に雪が降り積もることがないため、毎日の雪下ろしから解放されます。
特に車で出発する間際に、急いで雪下ろしをする必要がなくなるので、毎日の小さなストレスから解放されることでしょう。
アウトドアなど、荷物を持って出かける趣味の多い人
車に荷物を積み込む機会が多い人には、カーポートの設置がおすすめです。
なぜなら、雨の日でも荷物を車のそばに集合させて積み込めるからです。
カーポートがなければ、慌てて荷物を積み込んで車内がぐちゃぐちゃになってしまうことも。
しかし、カーポートが設置されていれば天候を気にせず荷物を積めるため、慌てる必要はありません。
「カーポートはいらなかった」と思うのはどんな人?

カーポートがいらない、と思う人はどのような人なのでしょうか?
設置後にカーポートが不要となってしまった例からお伝えしていきます。
住宅全体の外観にこだわりの強い人
住宅は人生で最も大きな買い物となるので、外観にもこだわりたいところ。
しかし、カーポートを後付けで設置した場合はデザインの調和が取れず、全体のイメージを崩してしまうことも。
カーポートのデザインはシンプルなものが多く、100%のこだわりを実現することはできません。
そのため「絶対にこの家の外観を崩したくない」という場合は、やっぱりカーポートはいらない、という判断になってしまうことも。
非常に大型の車に乗っている人
車の上に屋根を設けるため、カーポートを設置すれば自ずと駐車できる車のサイズには制限が生まれます。
カーポートは、様々な種類の車に対応できるように設計されており、サイズ展開も複数のバリエーションが用意されています。
一般的なサイズの車であればスムーズに駐車できますが、非常に大型の車に乗っている場合は注意が必要です。
カーポートの屋根に車がぶつかってしまったり、入出庫の際にカーポートの足が邪魔になったりするかもしれません。
そのため、カーポートを設置する際には自分の乗っている車が駐車できるか、しっかりと確認しておきましょう。
「やっぱりカーポートはいらなかった」と後悔しないためのチェックポイント

どのようにすれば「やっぱりカーポートはいらなかった」と、後悔することがなくなるのでしょうか?
そこで、設置してから後悔しないための3つのポイントを解説します。
駐車場のスペースを確認する
カーポートを設置する場所のスペースを確認しておきましょう。
駐車場に十分なスペースがなければ、カーポートを設置することで車の入出庫が難しくなってしまいます。
また、車を駐車するスペースだけではなく、カーポートと隣家との間にも余裕を持たせられるかも重要です。
隣家とカーポートとの距離が近いと、雪や雨が隣家の敷地に入って、ご近所トラブルになる可能性もあります。
更に自宅との距離が近ければ、部屋の中が暗くなってしまうことも。
そのため、カーポートを設置するなら自宅との距離を離して設置できるように、駐車場のスペースは広くしておきましょう。
カーポートを設置する方角を確認する
カーポートを設置する際は、方角にも注意してください。
なぜなら、カーポートを設置する方角によって吹き込む風の量が異なるからです。
地域的に強風が吹きやすい方向にカーポートが向いていれば、思わぬ風害に合う可能性があります。
そのため、カーポートを設置する前に地元の業者などへ、風害について相談しておくのがおすすめです。
家族と将来の車について相談する
家族と将来的に、何台車を持つのか相談しておきましょう。
将来的に車を2台所有したいなら、大きなサイズのカーポートを設置しておくべきです。
また、車は1台だけにすると決めていても、子供のプールを出したり、カーポートの下で作業をしたりするなら、大きなサイズのカーポートがおすすめです。
車を何台持つのか、キャンプなどへも頻繁に出かけるのか、などを家族話し合っておくと、適切なサイズのカーポートを選びやすくなります。
「やっぱりいらなかった」と後悔しにくいカーポート4選
どのようなカーポートなら「やっぱりいらなかった」と後悔しにくいのでしょうか?
具体的な商品と施工事例をご紹介しながら、解説していきます。
アリュース 600タイプ 1台用

スリムな構成と柔らかなアーチを描く屋根が美しいカーポートです。
屋根には透過率の高い素材を選択可能なので、自宅とカーポートの距離が近い場合におすすめです。
カーポートの屋根が透明なので、しっかりと日光を室内に届けてくれます。
背足が片側にしか着いていないので、スムーズに車の入出庫が行える点も魅力でしょう。
東京都多摩市の施工事例

外壁の色とカーポートの色がマッチした、一体感のある施工事例です。
カーポートの屋根に透過率の高い素材を使用しているので、設置後も日当たりに大きな変化は見られません。
また、紫外線や太陽熱などの有害なものはしっかりと遮ってくれるのも強みです。
ダブルフェース

後方の3本の柱とアームで、しっかりと屋根を支えているカーポートです。
後方支持タイプの特長は、駐車幅を広くとれるので、余裕を持って入出庫が行える点でしょう。
カーポート全体のシルエットも美しく、スタイリッシュな印象を与えてくれます。
茨城県つくば市の施工事例

3台分の駐車スペースに、カーポートを設置した施工事例です。
カーポートを設置したいものの、4つ足のものでは柱の位置が中途半端な場所になるとの理由から、後方支持タイプの施工を選択されました。
後方支持タイプの特長である「前方に柱がない」メリットを生かして、駐車スペースに柱が干渉する問題を解決しています。
カーポートST 積雪100cm対応 4本柱 折板

耐強風・積雪などの、自然災害対策を重視したカーポートです。
100cmの積雪と46m/秒相当の風圧に耐えうる強度が大きな魅力です。
年々威力を増す台風や雪国での備えとして、おすすめのカーポートです。
滋賀県彦根市の施工事例

住宅の横に密着する形で、カーポートを設置した施工事例です。
住宅にカーポートを密着させる場合、風が下から吹き上げるようになるため、耐風圧への強度に一層の注意が必要です。
その点では、こちらのカーポートは十分な耐風圧性能を有しているため、安心して使い続けることができます。
ネスカR (ラウンドスタイル) ワイド

標準柱が2200mmなので、幅広い車種に対応した大型のカーポートです。
高さのある屋根で、広々とした駐車スペースが欲しい場合におすすめです。
また、柔らかな曲線を描く屋根も美しく、モダンな住宅のエクステリアとしても違和感なく溶け込める点も大きな魅力です。
茨城県つくば市の施工事例

スタイリッシュな住宅に、ブラックのカーポートを設置した事例です。
住宅の雰囲気をブラックのカーポートが引き締め、ラグジュアリー感のある仕上がりとなっています。
駐車スペースに対しても余裕があり、広々と入出庫が行える理想的なカーポートの事例です。
「やっぱりカーポートはいらなかった」と思う前に
カーポートは様々な自然災害によって、車が傷つくことを防いでくれます。
また、設置する際にいくつかのポイントをチェックすれば「やっぱり、カーポートはいらなかった」と後悔することは少なくなるはず。
カーポートは製品によって、災害に強いものや入出庫が楽になるものなど、得意分野が異なります。
解決したい問題を決めて、それに応じたカーポートを選ぶことで、快適な暮らしを実現できます。
エクスショップでは、ご依頼のあった場所へ直接訪問して、現地で見積りや適切な外構のご提案を行う無料出張サービスを行っています。
土地の形やスペースの問題、災害のリスクなどでお悩みがあれば、ぜひお気軽にお問合せください。