【更新日】2024年06月04日
プライバシーを守りながら、居心地の良い庭づくりを目指したいと考えている場合、目隠しフェンスの設置がおすすめです。
目隠しフェンスの設置によって外からの視線を遮断できるほか、敷地の境界線を明確にすることができます。
とはいえ、フェンスの種類は多岐にわたるほか、デザインも異なるため、どれがいいのかわからないといった方も多いかもしれません。
そこで、今回の記事では目隠しフェンスを設置するメリットをはじめ、選び方や注意点について解説します。
目隠しフェンスを庭に設置するメリット
目隠しフェンスを設置するメリットは、主に以下の4つがあります。
それぞれ見ていきましょう。
外からの視線を遮断できる
目隠しフェンスの一番のメリットは、外からの視線を遮断しプライバシーの保護ができることです。
隣家が近い場合や交通量が多い道路に面している場合、外からの視線がどうしても気になってしまうでしょう。
目隠しフェンスがあれば、リビングはもちろん庭でくつろぐ際に、視線を気にすることなく快適に過ごせます。
敷地の境界線ができる
目隠しフェンスを設置することで、自分の敷地の境界線が明確になります。
隣地との境界がわかりにくい場合であっても、フェンスの設置によってきちんと区切ることができます。
また、フェンスの種類によっては、敷地内への侵入を防ぐといったセキュリティ面での効果が期待できます。
庭のアクセントになる
おしゃれなフェンスを設置すれば、家のアクセントにもなります。
さまざまな色やデザインがあるため、雰囲気に合わせて選ぶとよいでしょう。
たとえば、モダンな建物にはスタイリッシュなフェンスが合うほか、日本家屋であれば竹垣調のフェンスがおすすめです。
子どもやペットの飛び出しを防げる
フェンスには、子どもやペットを庭で遊ばせる際の飛び出しを防げる役割もあります。
道路に面している家の場合、飛び出しが心配で庭で遊ばせることを避ける人も多いでしょう。
フェンスを設置すれば、庭でのびのびと遊ばせることができます。
庭に設置するフェンスの種類
そもそも、庭に設置するフェンスの種類には主に以下の3つがあります。
目隠しフェンス
目隠しフェンスは、視線を遮りたい場合に用いられます。
通風性能などは商品によって違いがあるため、目隠ししたい度合いに合わせて選ぶとよいでしょう。
メッシュフェンス
メッシュフェンスは、目隠しする必要がなく、家の敷地を囲む際に用いられます。
主にアルミの素材が用いられることが多く、耐久性に優れているのが特徴です。
木目調フェンス
木目調フェンスは、道路に面している部分に主に用いられます。
ほとんどの商品は強度や品質はさほど変わりありませんが、デザインが豊富であることが魅力です。
目隠しフェンスの選び方
目隠しフェンスを選ぶ際は、以下の2つを意識することをおすすめします。
目的に合った高さにする
目隠しフェンスは高ければ良いというわけではなく、高すぎるフェンスは圧迫感が出るほか、日当たりや風通しに影響を与えかねません。
視線を遮りたい高さによっては、低めのフェンスでも十分に視線を遮ることができます。
一方、ペットの飛び出し防止が目的である場合には、ジャンプ力などに合わせて高さを選ぶ必要があります。
周囲と調和の取れる素材にする
フェンスに使われる素材には、それぞれ以下のような特徴があります。
素材 | 特徴 |
アルミ | ・軽量でサビにくい ・加工しやすい ・デザインが豊富 |
樹脂・人工木 | ・木に似せたデザイン ・天然木よりメンテナンスが楽 |
スチール | ・価格が安い ・頑丈 |
この中でも、目隠しフェンスにはアルミ製や樹脂製が使われることが多く見受けられます。
耐久性や価格はもちろん、周囲と調和の取れるデザインのものを選ぶとよいでしょう。
目隠しフェンスを庭に設置する際の注意点
目隠しフェンスを庭に設置する際は、以下の2点に注意が必要です。
隣地との境界線をしっかりと把握する
フェンスを設置する場合は、自分の敷地と隣家の敷地の境界線を把握する必要があります。
誤って隣の敷地にフェンスを設置してしまうと、後にフェンスを撤去せざるを得ないケースも少なくありません。
基本的に境界線には、境界標などが打たれていることがほとんどです。
ただし、垣根が設置しているだけで境界線があいまいなケースも多く、その場合は隣家の持ち主と相談したうえで、土地家屋調査士に調査を依頼するとよいでしょう。
周囲の住宅に影響を与えていないか確認する
高さのある目隠しタイプのフェンスの場合、隣家の日差しや風通しに影響を及ぼす恐れがあるため注意が必要です。
目線の高さを超えるフェンスを設置する場合は、トラブルにならないためにも、事前に隣家にその旨を伝えておくことをおすすめします。
おすすめの目隠しフェンスと庭の施工例
(LIXIL)フェンスAB YS3型 横スリット3
LIXILのフェンスAB YS3型 横スリット3は目隠し率88.6%と、外部からの視界抑制に適しています。
また、太めの横パネルと細めのスリットが印象的で、景観にも自然と馴染むでしょう。
パネルとパネルの間は微量の光と風が取り込める12.4mmの隙間が空いているため、フェンスの設置によって完全に外部と遮断したくないと考えている方にもおすすめです。
カラーも全5色(シャイングレー、オータムブラウン、ブラック、ホワイト、ナチュラルシルバーF)の展開となっており、周りのデザインにあわせて選択できます。
(YKK AP)ルシアスフェンスH02型 横板格子 木調色
ルシアスフェンスH02型 横板格子 木調色は目隠し率88%の横スリットタイプの目隠しフェンスです。
板の両面が木目調となっており、道路側はもちろん、家屋側から見ても美しく優しいデザインとなっています。
採光率と通風率がともに12%であるため、目隠しをしながらも適度な光と風の取り込みが可能です。
またカラーも全5色(ハニーチェリー、キャラメルチーク、ショコラウォールナット、桑炭、バニラウォールナット)の展開となっており、周りのデザインにあわせて選択できます。
(F&F)タテイタスタイル 120サイズ(隙間20mm)
タテイタスタイル 120 は人工木が美しい洋風縦貼りフェンスです。
横貼りフェンスにはない、縦の広がり感が魅力であり、バックヤードなどのプライベート空間の囲いにも適しています。
また、120mmの板を隙間20mm間隔で並べていますが、5mm間隔で調整が可能です。
カラー展開も全10色と豊富なため、自分好みのフェンスにできるでしょう。
モクアルフェンス 目隠しタイプ
モクアルフェンス目隠しタイプはエクスショップオリジナルブランドのフェンスです。
目隠しタイプの落ち着いた木目調が住まいをシックに演出するほか、横スリットがないので外部からの視線遮断はもちろん、プライバシーの保護にも適しています。
本体カラーはチャコールブラックと相性抜群のキャラメルウッドとショコラウッドの2種類から選択可能です。
(LIXIL)フェンスAB YT1型 採光パネル
フェンスAB YT1型 採光パネルは、パネル部分にすりガラス調のポリカーボネート板を採用しています。
採光率は85%あり、目隠し率100%と外部からの視線も気になりません。「家の周りに目隠しをつけたいけど、庭や室内が暗くなってしまうのは避けたい!」という方にもおすすめです。
カラー展開も全5色(シャイングレー、オータムブラウン、ブラック、ホワイト、ナチュラルシルバーF)から選べるほか、いずれも高級感溢れる色味となっています。
まとめ
今回の記事では目隠しフェンスを設置するメリットをはじめ、選び方や注意点について紹介しました。
目隠しフェンスを設置することで、庭にプライベートな空間を演出できるほか、外からの視線を遮断し、敷地の境界線を明確にすることができるでしょう。
さらに、おしゃれなデザインのフェンスを選ぶことで、庭のアクセントとなるほか、子どもやペットの飛び出しも防げます。
とはいえ、設置する際は隣地との境界線をしっかり把握し、周囲の住宅に影響を与えないよう注意する必要があります。
エクスショップでは記事で取り上げた以外にも目隠し効果が高く、デザイン性に優れた製品を数多く取りそろえています。
少しでも興味のある方は、是非この機会にお気軽にお問い合わせください。