【更新日】2024年04月30日
さまざまなシーンで活用できるウッドデッキは、より暮らしを豊かにしてくれるだけでなく、家の外観もおしゃれに演出できるエクステリアです。
ウッドデッキを検討する際は、あとから「使い勝手が悪い」という事態に陥らないためにも、用途に合わせたものを選ぶ必要があります。
そこで、今回の記事ではウッドデッキの魅力や設置する際のポイント、実際の施工事例について紹介します。
ウッドデッキとは
ウッドデッキとは、リビングなどから庭に延長した木製の床のことです。
室内を広く見せる効果があるほか、アウトドアリビングなど活用シーンの幅が広いため、多くの人がエクステリアとして取り入れています。
ウッドデッキとひとことでいっても、さまざまな種類の商品があります。
そもそもウッドデッキの素材には天然木と人工木があり、それぞれの特徴は以下の通りです。
天然木 | 人工木 | |
メリット | ・天然木のぬくもりが感じられる ・経年変化が楽しめる | ・メンテナンスが簡単 ・耐久性・耐候性がある |
デメリット | ・ひび割れや腐食が起こりやすい ・定期的なメンテナンスが必要 | ・夏は熱く冬は冷たくなりやすい ・廃棄するのが難しい |
昨今では、天然木の風合いとさほど変わらない高品質な人工木もあり、メンテナンスに手間をかけたくない人におすすめです。
一方、天然木は美しい木目やぬくもりのある風合いを楽しみたい人に向いているでしょう。
ウッドデッキの魅力
ウッドデッキを設置することのメリットとして、主に以下の2つが挙げられます。
アウトドアリビングが作れる
リビング続きにウッドデッキを設置することで、アウトドアリビングの空間が生まれます。
日光や風が入るウッドデッキであれば、子どもの遊び場として、バーベキューやカフェスペースなど家族の憩いの場として活躍するでしょう。
また、物干しスペースとして活用できることから、さまざまなシーンに合わせた使い方ができるのもウッドデッキの魅力です。
自然と一体感のある庭空間が演出できる
庭にウッドデッキを設置することで、木のぬくもりを感じることができるため、自然と一体感のある庭空間が演出できます。
それにより、リビングから一歩出るだけで癒しの時間を味わえるでしょう。
ウッドデッキを設置する際のポイント
ウッドデッキを設置する際のポイントは、主に以下の2つです。
設置後のイメージを明確にしておく
ウッドデッキを検討する際、どのような目的で使用したいのかを明確にしておく必要があります。
たとえば、子どもの遊び場として使うのであれば、日よけや雨よけも合わせて設置すると、より使いやすくなるでしょう。
また、人目が気になる場合には、プライバシー保護の観点から、高めのフェンスを取り入れるのもひとつの手です。
ウッドデッキの設置後に、「使用しづらい」とならないためにも、ウッドデッキを使用するイメージを明確にした上で適切なものを選ぶことが大切です。
安全性の配慮をする
赤ちゃんやペットがいる場合には、安全性の配慮も欠かせません。
ウッドデッキは庭への行き来がしやすいといった利点がある一方、転落しやすいといった難点があります。
赤ちゃんやお年寄り、ペットがいる場合は、フェンスなどを設置し、転落防止対策を講じることをおすすめします。
メンテナンスを行う
ウッドデッキは屋外にあるため、雨風や紫外線からの影響を避けられません。
そのため、日頃からメンテナンスを行うことが大切です。
メンテナンスの方法として、天然木と人工木共に、汚れを取り除き、季節ごとにデッキブラシで水洗いをすることが挙げられます。
天然木の場合は、これに加えて塗装なども必要となります。
ウッドデッキの素材によって適切なメンテナンス方法が異なるため、検討する際に把握しておくようにしましょう。
また、ウッドデッキの下は日光が届きにくいものの、全く雑草が生えないというわけではありません。
防草シートを敷く、コンクリートを打つなどの対策も併せて検討するようにしましょう。
理想の庭空間ができるウッドデッキの施工例
ここでは、実際の施工事例のおすすめを5つピックアップしてみました。
外観の雰囲気と合わせて統一感を重視したウッドデッキ
外観にマッチしたホワイトブラウンのウッドデッキを採用し、全体的に優しい雰囲気に仕上げました。
子どもの遊び場や食事の場所としてだけでなく、洗濯物を干す場所としてなど多くのシーンで活用できます。
フェンスを設置することでプライベート空間が楽しめるウッドデッキ
ウッドデッキに外部からの視線を遮るフェンスを採用し、プライバシーに配慮した居心地のよい空間に仕上がりました。
フェンスがあるため、落下の心配がなく子どもやペットも安心して過ごせるでしょう。
開放感がありながらスタイリッシュなデザインのウッドデッキ
広々としたウッドデッキは存在感があり、外観の印象を大きく変えることができました。
シンプルなデザインのフェンスは開放感がありながら、全体を引き締めてくれます。
また、ステップを利用することで、安全に庭との行き来が可能です。
使いやすさはもちろん外構のアクセントとして楽しめるウッドデッキ
建物に沿うようにウッドデッキを設置。
明るい色合いのウッドデッキと芝生の緑のコントラストの相性は抜群で、ゆとりや癒しを感じることができます。
雨除けに物干し竿をつけて使いやすさを追求したウッドデッキ
ウッドデッキの半分ほどのスペースに雨除けと物干しを設置し、より実用性を高めた庭空間に。
外壁とウッドデッキの色味を合わせることで、全体的に統一感のある外構デザインに仕上がりました。
まとめ
今回の記事では、ウッドデッキの魅力や設置する際のポイント、おすすめの施工事例についてお伝えしました。
ウッドデッキは暮らしを豊かにするだけでなく、外観をワンランク上のおしゃれに仕上げてくれるエクステリアです。
多くの種類の中から選ぶ際は、使用目的に合ったものを選ぶことが欠かせません。
また、素材によってメンテナンス方法が異なるため、あらかじめ確認しておくようにしましょう。
とはいえ、どのような種類や色味が合うのかわからないと悩む人も多いのではないでしょうか。
そのような場合には、業者に相談しアドバイスを受けることをおすすめします。