今や車は生活に欠かせない存在・・・その車を守ってくれるのがカーポート。
価格やデザインに機能性など、カーポートを選ぶ際のポイントをチェックして、家の条件やご自分のライフスタイルに合ったカーポートを見つけましょう。
カーポートの色を選ぶポイント
カーポートの色を選択する際は、住宅のサッシの色と他のエクステリアと合わせて考慮すると良いと言われています。サッシやエクステリア、それからカーポートの色を同色にするなら同じ販売メーカーにした方がいいでしょう。それら全てを販売するメーカーは限られていますが、可能な場合は同一の色に揃える事で住宅にマッチした美しいカーポートとなります。
サッシ、エクステリア共に販売しているメーカーは、LIXIL や YKK AP 、 三協アルミ などがあります。また、取り付けようと思ったメーカーがサッシや、他のエクステリアを販売していなかったとしても、同系色の色にする事で美しい仕上がりとなるでしょう。
カーポートの構造と種類について
カーポートを駐車する方向別に分けると、道路に対して直角に停める『直角駐車』、縦に2台を並べて停車する『縦列駐車』、また立地の都合で道路に対して斜めに停める『斜め駐車』などがあります。カーポートの台数別、種類別と共に一緒にまとめたので、ご参考下さい。
1台用(幅:2,400mm~3,000mm)
直角駐車・・・有
縦列駐車・・・要確認
斜め駐車・・・有
1台用のカーポートでは、片方だけに柱があるシンプルな『片流れタイプ』、左右両方から柱を支える『両足支柱タイプ』などがあります。また、デザイン性の高い『後方支持タイプ』もあります。いずれのタイプも立地条件によりますが、斜め駐車で使う事は可能な場合が多いです。しかし、縦列駐車の要領で道路に対して縦方向に停車させる様に使うなら、片流れタイプが対応となります。
2台用(幅:3,600mm~6,000mm)
直角駐車・・・有
縦列駐車・・・有
斜め駐車・・・要確認
2台用は種類が豊富で、2台の車を横並びで縦方向に駐車する『ワイドタイプ』、左右から1台用の片流れカーポートを向かい合う様に連結させた『M合掌タイプ』、1台用の片流れタイプのカーポートを中央から逆方向に連結させた『Y合掌タイプ』、縦列駐車専用の『縦列駐車タイプ』、後方から太い柱で屋根を支える『後方支持タイプ』などがあります。(どのタイプも斜め駐車で使う場合は条件に寄ります)
ワイドタイプ
M合掌タイプ
Y合掌タイプ
縦連棟タイプ
後方支持タイプ
カーポートの工事について
工事は大きく分けて『新規の施工する場合』と、『既存のカーポートを撤去してから施工する場合』とあります。それぞれ工程別に分けましたので、ご参照ください。
新規のカーポート工事の工程
カーポートを新規に設置するための工事は、大きく3工程に分けられます。ここで言う新規とは、何もない土の平地に新しくカーポートを設置する場合の事を示しています。
- カーポートの柱用の穴を掘削工事
- カーポートの柱の基礎工事
- カーポート屋根の組み立て設置
既存のカーポートを撤去する場合の工事工程
- 既存のカーポートの解体作業
- 柱元をカット
- 元々あった穴を埋め立て
- 元々あった穴の場所を避け掘削する
- 新しいカーポート柱の基礎工事
- カーポート屋根の組み立て設置
注意事項
- ※土地が歪んでいたり、地盤に問題がある場合は、別途工事が必要になる場合もあります。
- ※商品によっては物干しやサイドパネル等がオプション品で用意されている事もありますが、取り付ける場合は別途料金が掛かります。
- ※地面がコンクリートの場合は別料金にてハツリ工事という地面に穴を開ける工事を行います。
いずれの場合も、見積もり時と工事の下見の時に、担当者とよく相談しておく事がトラブルを避ける最良の方法です。
カーポートの寸法について
幅
カーポートの示す幅とは、車の横幅と同一方向を指します。片流れタイプのカーポートの場合だと、最も外側の柱から前枠までの直線寸法を指します。
奥行
カーポートの示す奥行きとは、車の縦の長さと同一方向を指します。具体的には前の側枠から後ろの側枠までを指します。
有効高
ここで示す高さとは、カーポートの高さではなく駐車場として活用できる立地スペースの高さを指します。屋根の最下部、柱と梁の接合部分から地面までの長さを指します。
屋根高
地面から垂直方向に見て、高さの最も高い部分を指します。片流れカーポートの場合、屋根材の前枠部を示すことが多いです。