フェンスとブロック塀どっちが安い?費用相場と後付けの方法を解説
【更新日】2026年04月28日

「外構工事をしたいけど、フェンスとブロック塀のどちらにすればいいの?」と迷っている方も多いのではないでしょうか。見た目や費用が異なるため、何となくイメージはあっても実際の違いや選ぶポイントがわからず、決められない方も少なくありません。この記事では、費用相場から素材の特徴、後悔しない選び方まで、わかりやすく解説します。
フェンス・ブロック塀の費用相場

フェンスとブロック塀では、材料費・施工手間・工期がそれぞれ異なるため、単純に「どちらが安い」とは言い切れません。設置する環境や目的によって、最終的な費用は大きく変わります。
フェンス
フェンスの費用は、素材・デザイン・高さ・施工延長の長さによって大きく幅があります。アルミ製や樹脂製のシンプルなものは比較的リーズナブルですが、木目調やアイアン風のデザイン性が高いものは材料費が上がります。また、フェンス単体で設置するか、後述するブロック塀との組み合わせで施工するかによっても総額が変わります。施工業者によって単価が異なるため、複数社に見積もりを取ることが大切です。
ブロック塀
ブロック塀の費用は、積み上げる段数(高さ)や使用するブロックの種類、仕上げ方法によって変動します。基礎工事を伴うため、フェンスと比べて施工の手間がかかる分、工事費が高くなるケースもあります。一方で、丈夫で長持ちすることから、長期的なコストパフォーマンスを重視する方には選ばれやすい選択肢です。費用の目安は現地の状況によって異なるため、現地調査を踏まえた見積もりが不可欠です。
フェンスとブロック塀の基本的な違い

フェンスとブロック塀は、見た目が似ているようで構造や素材が異なります。それぞれの特性を知っておくことで、自分の家に合った選択がしやすくなります。
構造・素材の違い
フェンスは、アルミ・スチール・樹脂・木材など多様な素材で作られ、支柱を地面に固定してパネルを取り付ける構造が一般的です。軽量で施工しやすく、デザインのバリエーションも豊富です。
一方、ブロック塀はコンクリートブロックを積み上げて作る構造物です。基礎をしっかりと作ったうえで施工するため、施工に時間がかかります。その分、風雨や衝撃に対して高い強度を発揮します。
見た目・デザインの違い
フェンスは格子状・ルーバー状・メッシュ状など、デザインが豊富で、住宅の外観に合わせたカスタマイズがしやすいのが特徴です。圧迫感が出にくく、光や風を適度に通すデザインも多くあります。
ブロック塀はどっしりとした重厚感があり、プライバシーをしっかり確保したい場合に向いています。塗装やタイル仕上げなど表面の仕上げ方次第で印象が変わりますが、フェンスほどのデザインの自由度はありません。
費用以外の選び方ポイント

費用だけで決めてしまうと、後から「こんなはずじゃなかった」と後悔することがあります。費用以外の観点からも比較しておきましょう。
目的別(防犯・目隠し・景観)
防犯を重視するなら、侵入しにくい高さと強度を持つブロック塀やスチールフェンスが向いています。目隠しを優先するなら、視線を遮るルーバーフェンスや目隠しパネル付きのフェンス、またはブロック塀が有効です。景観を重視する場合は、住宅のデザインに合ったフェンスを選ぶことで、外構全体の雰囲気を整えやすくなります。
メンテナンス・耐久性
アルミ製や樹脂製のフェンスは錆びにくく、メンテナンスの手間が少ないのが利点です。木製フェンスは定期的な塗装が必要になります。ブロック塀はひびや汚れが生じることがあり、定期的な点検が必要です。特に築年数が経過した塀は、専門家による安全確認を行うことが推奨されています。
法的な注意点
ブロック塀を新設・改修する場合、建築基準法に基づいた高さや構造の基準があります。一般的に高さが一定以上になると確認申請が必要になるケースもあるため、施工前に業者や行政に確認することが大切です。また、隣地との境界線に設置する場合は、隣人とのトラブルを避けるためにも事前に話し合っておくことをおすすめします。
既存のブロック塀にフェンスを後付けする方法
すでにブロック塀がある場合、その上にフェンスを載せる形で設置できることがあります。
新たに基礎を作る必要がないため、費用を抑えられる方法です。
目隠しがほしいけれど塀を積み増すのは費用が心配、という場合の現実的な選択肢になります。
支柱の設置方法は主に2通り
ブロック塀にフェンスを取り付ける場合、支柱をどう固定するかが要点になります。
方法は大きく2つあります。
1. ブロックの空洞部分に支柱を差し込む方法
コンクリートブロックには中に空洞があります。
この空洞に支柱を差し込み、モルタルを充填して固定する方法です。
新しくブロックを積むときにあらかじめ支柱を組み込む場合は、この方法が使われます。
2. コア抜きをして支柱を立てる方法
すでに積まれているブロック塀に後から取り付ける場合は、専用の機械でブロックに穴を開けます。
この作業を「コア抜き」と呼びます。
開けた穴に支柱を差し込み、モルタルで固定します。
どちらの方法になるかは、ブロック塀の状態と使うフェンスの仕様によって決まります。
また、支柱の埋め込み深さはフェンスの高さや製品ごとの仕様で異なるため、施工業者に確認してください。
後付けできるブロック塀の条件
すべてのブロック塀にフェンスを後付けできるわけではありません。
以下の点を事前に確認する必要があります。
ブロック塀そのものが健全であること
ひび割れがある、鉄筋が露出している、傾いている、といった状態のブロック塀にフェンスを載せるのは危険です。
フェンスは風を受けるため、塀にかかる負担が増えるからです。
古い塀の場合は、まず塀の状態を確認してもらいましょう。
高さの上限に余裕があること
ブロック塀とフェンスを合わせた高さには制限があります。
建築基準法ではブロック塀の高さに関する規定があり、フェンスを追加する場合は合計の高さが問題にならないかを確認する必要があります。
とくに道路に面した部分は、倒壊した際の影響が大きいため慎重な判断が求められます。
具体的な上限は塀の構造や自治体の指導によって異なりますので、施工業者または自治体の建築指導担当窓口にご確認ください。
ブロックの幅が支柱に対応していること
コア抜きをするには、ブロックの厚みが支柱に対して十分である必要があります。
厚みの薄いブロックでは対応できない場合があります。
DIYでできる範囲と業者に頼むべき範囲
「後付けを自分でできないか」と考える方は少なくありません。
判断の目安を整理します。
DIYで対応しやすいケース
すでに支柱を差し込む穴が用意されているブロック塀に、既製のフェンスパネルを取り付ける場合です。
また、高さの低いフェンスや、区画を示す程度の軽いフェンスであれば、比較的取り組みやすいでしょう。
業者に依頼したほうがよいケース
コア抜きが必要な場合は、専用の機械が必要になるため業者への依頼が現実的です。
また、目隠しフェンスのように高さと面積があるものは、風を受ける力が大きくなります。
固定が不十分だと、強風時にフェンスごと倒れる危険があります。
自宅だけでなく、隣家や通行人にも影響が及ぶ可能性がありますので、高さのあるフェンスは業者による施工をおすすめします。
後付けと新設、費用はどう違うか
既存のブロック塀を活かしてフェンスを後付けする場合、基礎工事の費用が不要になります。
一方、何もない場所にフェンスを設置する場合は、ブロックを積むか独立基礎を作る工事が加わります。
つまり、同じフェンスを設置しても、既存の塀があるかどうかで総額が変わるということです。
見積もりを比較する際は、フェンス本体の価格だけでなく、基礎に関する費用が含まれているかを確認しましょう。
フェンス本体の費用相場については目隠しフェンスの費用相場|5m・10m・20mの総額と素材別の価格を比較で、長さ別・素材別に解説しています。
古いブロック塀は撤去も検討する
ブロック塀が古く、劣化が進んでいる場合は、フェンスを載せるよりも塀ごと撤去してフェンスに置き換えるほうが安全なことがあります。
撤去には費用がかかりますが、塀の倒壊リスクを解消できます。
また、ブロック塀をフェンスに置き換えることで、圧迫感が減り、敷地が広く見えるという効果もあります。
塀の状態を確認したうえで、載せるか置き換えるかを判断するとよいでしょう。
おすすめのフェンス紹介
「いいフェンスを選びたいけど、種類が多くてどれがいいかわからない」という方のために、目的別のおすすめ商品をご紹介します。
コスパ重視
イーネットフェンス 3F型(YKKAP)
スチール製メッシュフェンスで、施工性の高さとコスパの良さが魅力です。風速40m/s相当の耐風性能(YKKAP社基準)を備え、防犯効果も期待できます。カラーはプラチナステン・ホワイト・カームブラックの3色展開です。
長野県長野市の施工事例
駐車場の境界にフェンスを設置。主張しすぎないブラウンカラーがなじみつつ、存在感もしっかりキープ。視界を遮らないすっきりとしたデザインで、敷地をしっかりガードしています。
山梨県笛吹市の施工事例
予算を抑えたいと考えフェンスを設置。シンプルなメッシュデザインで敷地の境界をすっきり区切りつつ、防犯面もしっかりカバー。コンパクトにまとまった外構が仕上がりました。
ブロック塀と同様の機能
シンプレオ フェンスYM1型 横目隠し 高尺タイプ(YKKAP)
目隠し率100%の完全目隠しフェンス。通風率6%で微かな風を通しつつ、耐風性能風速34m/s相当(YKKAP社基準)を確保しているのが特徴です。すき間なし×高さありの仕様で、プライバシーと防犯を両立します。
三重県度会郡玉城町の施工事例
植木を伐採し、すっきりとした外構に仕上げました。道路に出る際の見晴らしがよくなり、安全性もアップ。目隠しフェンスの設置で、プライバシーもしっかり確保できています。
モクアルフェンス 横板タイプ
愛知県名古屋市の施工事例
道路沿いにフェンスを設置。すっきりとしたデザインが景観になじみ、敷地の境界線も明確になりました。目隠し効果で、これまで以上に安心して過ごせる外構になっています。
デザイン×コスパ
モクアルフェンス 横板タイプ(Value Select)
アルミ製ながら木目調の風合いが楽しめるオリジナルブランドのフェンス。目隠し率82%で光や風を適度に通しつつ、外からの視線を程よくカット。植栽とも調和するナチュラルな色調が魅力です。
福岡県古賀市の施工事例
道路や隣家からの視線をやわらかくカットし、プライベートな空間が完成。テラスも設置したことで洗濯物を外に干せるようになり、暮らしの快適さがぐっと上がっています。
千葉県木更津市の施工事例
カーポート・フェンス・門扉を同時に施工。木目調のフェンスが外構のアクセントになり、統一感のある仕上がりになっています。シンプルで飽きのこないデザインで、長く愛用できる外構が完成しました。
プライバシー重視
フェンスAB YL3型 横ルーバー3(LIXIL)
目隠し率100%のアルミ製ルーバーフェンス。通風性5%で程よい通気性を確保しつつ、外からの視線をしっかりカット。全5色展開で、住宅の外観に合わせたカラー選びが可能です。
千葉県佐倉市の施工事例
台風で破損したフェンスを横ルーバーフェンスで新たに設置。上品なシャイングレーが主張しすぎず、スマートな外構に仕上がっています。既存の雰囲気を損なわない自然なまとまりが好評です。
兵庫県神戸市の施工事例
プライバシー保護のためフェンスを設置。道路からの視線をしっかり遮りつつ、圧迫感のないスマートな外観に仕上がっています。周りを気にせず、安心して暮らせる空間が整いました。
まとめ|費用だけでなく“用途に合う外構”を選ぶ
フェンスとブロック塀には、それぞれ異なる費用感・特性・メリットがあります。費用の安さだけで選んでしまうと、目的に合わなかったり、メンテナンスに手間がかかったりと、後悔するケースも少なくありません。大切なのは「何のために設置するのか」を明確にすることです。防犯・目隠し・景観・耐久性など優先したい条件を整理し、専門業者と相談しながら最適な選択をしましょう。
エクスショップでは、デザイン性と耐久性を両立したフェンスを幅広く取りそろえています。少しでも興味のある方は、ぜひこの機会にお問い合わせください。
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