テラス囲いとサンルームの違い|費用・固定資産税・選び方を比較

【更新日】2026年02月25日

サンルーム

突然の雨で洗濯物が濡れてしまうことや、花粉やPM2.5が気になって乾燥機を使ってばかり、という経験はありませんか。
汚れてしまった洗濯物はもう一度洗い直す必要があるうえに、花粉やPM2.5は家族のアレルギーのためにも、避けたいところでしょう。
実は洗濯物の悩みは、テラス囲いやサンルームを設置することで解決するケースがあります。

この記事では、そんな洗濯物の救世主ともいえるテラス囲いとサンルームの違いや、それぞれの特徴について解説していきます。
ぜひ、テラス囲いやサンルームの特徴を理解して、冬の暮らしを快適するポイントを掴んでください。

そもそもテラス囲いとサンルームの違いとは?

そもそもテラス囲いとサンルームの違いとは?

テラス囲いとサンルームの大きな違いは、コンクリリート製の基礎の有無です。
テラス囲いは、コンクリリートなどで作られた基礎がありません。
テラス囲いの支柱や補助的な柱で作られており、シンプルな構造になっているのが特徴です。
サンルームに比べると屋根もガラスではなく、透明なポリカーボネートと呼ばれる樹脂素材が使われています。

一方で、サンルームは建築基準法に適合するよう、コンクリリートで基礎を作った上に設置を行います。
そのため、室内同様に気密性が保たれており、リビングの延長のような感覚で利用できます。
ガラス窓の覆われているため、冬でもぽかぽかと暖かい時間を過ごすせることでしょう。

テラス囲いとサンルームのメリット・デメリットを比較

テラス囲いとサンルームのメリット・デメリットを比較

それでは、テラス囲いとサンルームには、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
それぞれの特徴を比較してみましょう。

テラス囲いのメリット・デメリット

テラス囲いのメリットは施工が短期間で完了するため、リーズナブルに設置できる点です。
コンクリート製の基礎がないとはいえ、洗濯物を干すスペースや子供の遊び場としては十分な耐久性があります。
ただし、サンルームに比べると気密性は一歩劣ります。
そのため、台風や強風の際にはテラス囲いの中にも水や風が入り込んでしまう可能性があります。
また、外気温の影響を受けやすいため、真夏や真冬には、非常に過ごしにくい空間となってしまいます。

サンルームのメリット・デメリット

サンルームはコンクリート製の基礎を作ってから設置を行うので耐久性に優れ、気密性も確保されています。
年間を通じて自然光を取り入れつつ、快適に過ごせるのもサンルームのメリットでしょう。
解放感のある空間で趣味に没頭したり、くつろぎながらコーヒーを飲んだりするのにおすすめです。

デメリットは基礎工事から行う必要があるため、施工に必要な日数が多くなる点です。
また、サンルームの取り付けには自宅の外壁に穴を開けて施工を行う場合があるため、新築の家であれば住宅の保証がなくなる可能性があります。
サンルームの後付けは可能ですが住宅の保証については注意すべきです。

迷ったらここをチェック!後悔しないテラス囲いとサンルームの目的別選び方

迷ったらここをチェック!後悔しないテラス囲いとサンルームの目的別選び方

テラス囲いとサンルームのどちらを選ぶべきか、利用する目的によって異なります。
そこで、代表的な利用目的別にテラス囲いやサンルームの選び方をご紹介します。

サンルームがおすすめの目的

基礎をしっかりと作り、室内に近い環境となるサンルームには、ある程度滞在するような過ごし方がおすすめです。

第二のリビングとして

日光が柔らかく差し込むサンルームは、第二のリビングとしてのゆったりと時間を過ごすことができます。
冬の天気の良い日には、太陽の光だけで読書をして過ごしたり子供とペットを遊ばせたりするなど、幅広い利用方法があります。
また、庭から直接出入りできるようにすることで、より解放感のある空間が楽しめます。

室内ガーデンとして

日光が入りやすい特徴を生かして、室内ガーデンとしての利用もおすすめです。
害虫がつく心配がない上に、強風によって枝葉が折れる心配もありません。
庭に近いことから、必要に応じて屋外に出して植え替えなどもスムーズに行えます。

テラス囲いがおすすめの目的

サンルームに比べると、やや簡易的な作りがテラス囲いの特徴です。
密閉性などはサンルームに劣るため、利用時間が限定されるような使い方がおすすめです。

洗濯物干しだけのスペースが欲しい

洗濯物を干すためだけのスペースが欲しい場合は、テラス囲いがおすすめです。
利用目的が洗濯物干しだけであれば、テラス囲いのデメリットでもある密閉性の悪さも気になりません。
返って空気が循環することで、洗濯物が乾きやすくなる可能性もあります。

価格を重視したい

予算が限られており、どうしても一定の価格に費用を抑えたい、という場合もテラス囲いがおすすめです。
サンルームとは異なり、コンクリートによる基礎工事を行わないため、比較的安価に設置できるのがテラス囲いの強みです。
手軽に庭に面した空間を作りたい場合は、テラス囲いの設置から検討してみましょう。

費用はどのくらいかかるのか

どちらを選ぶか決めるうえで、避けて通れないのが費用です。
実際に取り扱っているテラス囲い21点を集計しました。

項目工事費込みの価格
もっとも安い商品379,300円
価格帯の中心(中央値)約49万円
もっとも高い商品1,031,600円

※2026年8月時点の取扱商品21点を集計した価格です。間口や奥行き、現地の状況によって金額は変わります。

3倍近い開きがありますが、これは囲い方の違いによるものです。
仕様ごとの価格帯は次のようになりました。

仕様価格帯特徴
オープン納まり379,300円〜411,100円前面を開放できる。もっとも手に取りやすい
床納まり(標準)460,500円〜504,100円床を設けて囲う。選択肢がもっとも多い
ハーフ囲い789,400円〜957,000円腰から上をガラスにするなど、開放感を重視
ガーデンルーム990,700円〜1,031,600円居室に近い仕上がり

また、同じ商品でも積雪への対応で価格が変わります
たとえばサニージュF型では、積雪20センチメートル対応が462,800円、50センチメートル対応が480,200円、100センチメートル対応が492,900円でした。

お住まいの地域に必要な仕様は選ぶ余地がありませんので、この差はあらかじめ見込んでおきましょう。

なお、サンルームは基礎工事から行うため、上記の金額に加えて工事の費用と日数がかかります。
費用だけで比べるとテラス囲いが有利ですが、後述する使い方の違いとあわせて判断してください。

設置してから後悔しやすい点

実際に設置した方が「思っていたのと違った」と感じやすい点があります。
いずれも事前に手を打てるものですので、検討の段階で確認しておきましょう。

夏は暑くなる

もっとも多いのがこれです。
ガラスやポリカーボネートで囲われた空間は、日射で温度が上がります。

冬の暖かさを期待して設置したものの、夏はほとんど使えない。
洗濯物を干すだけならよいものの、くつろぐ空間として考えていた場合は落差を感じます。

対策
換気できる窓や換気扇を組み合わせる、日射を抑える屋根材を選ぶ、内側に日よけを付けるといった方法があります。
いずれも後付けより、最初から計画したほうが納まりがよくなります。

結露が出ることがある

冬場、外気との温度差で内側に水滴が付くことがあります。
とくに洗濯物を干す場合は、室内の湿気が加わるため出やすくなります。

対策
こまめな換気が基本です。
洗濯物を干す用途が中心であれば、換気の経路を確保できる仕様かどうかを確認しておきましょう。

思ったより狭く感じる

図面の数字では十分に見えても、洗濯物を干すと人が通れない、という状態になりがちです。

物干し竿を渡すと、その下は歩けません。
テーブルと椅子を置く予定があるなら、干す位置と動線が重ならないかを図面で確かめておきましょう。

対策
奥行きは、使う目的から逆算して決めます。
洗濯物を干しながら通りたいのであれば、干す幅に加えて人が通る幅が必要です。

掃除の手間が増える

屋根と側面がガラスやポリカーボネートになるため、汚れが目立ちます。
とくに屋根は上から見えないぶん、気づいたときには汚れがたまっています。

対策
手が届く範囲で掃除できる高さかどうかを確認しておきましょう。
樹木が近い場所では、落ち葉がたまりやすい点も考慮が必要です。

建ぺい率に算入される場合がある

屋根と柱があるため、建築面積に算入される場合があります。
敷地の建ぺい率に余裕がないと、設置できないこともあります。

対策
判断は自治体によって異なりますので、検討の段階で市区町村の建築指導担当窓口や施工業者にご確認ください。
固定資産税の扱いとあわせて、事前に整理しておきたい点です。

迷ったときの判断のしかた

ここまでの内容を、判断しやすい形に整理します。
次の順に考えると、どちらが合うかが見えてきます。

確認することテラス囲いが向くサンルームが向く
主な使い方洗濯物を干す/物を置くくつろぐ/部屋として使う
使う時間帯限られた時間一日を通して
予算抑えたい基礎工事まで見込める
工期短く済ませたい日数をかけられる
気密性そこまで求めない室内に近づけたい

迷いやすいのは、「洗濯物を干したいが、たまにくつろぎたい」という場合です。

この場合はテラス囲いを選び、換気と日よけの対策を加えるほうが費用と効果のつり合いが取れます。
くつろぐことが主目的であれば、気密性の高いサンルームを検討する価値があります。

なお、屋根だけを設ける「テラス屋根」という選択肢もあります。
囲わないぶん費用を抑えられ、建ぺい率への影響も小さくなります。
テラスまわりの用語の違いはテラスとは?ベランダ・バルコニー・デッキとの違いをわかりやすく解説で整理しています。

テラス囲いとサンルームを設置する際の注意点

テラス囲いとサンルームを設置する際の注意点

便利でおしゃれなテラス囲いとサンルームですが、設置する際にはいくつかの注意点があります。
どのような注意点なのか、具体的に解説していきます。

固定資産税が発生する場合がある

もっとも注意したい点がサンルームには固定資産税が発生する、ということです。
サンルームは家の一部分とみなされるため、固定資産税の対象となっています。
また、テラス囲いを家の一部と扱うかどうかは、自治体によって判断が分かれます。

場合によってはサンルームとテラス囲いの両方が固定資産税の対象となる可能性もあります。
そのため、テラス囲いやサンルームを設置する際は、固定資産税の対象となるか事前に市町村や施工会社へ確認しておきましょう。

動線を意識して設置する

とにかく庭に面した場所にテラス囲いやサンルームを設置すればよいわけではありません。
利用目的に応じて、人の動線を意識して設置するようにしましょう。
たとえば、洗濯物を干すスペースとして利用するのであれば、洗濯機から近い場所に設置した方が便利です。
どのように人が動くのかを意識して設置場所を決めると、後悔することない配置が行えます。

日当たりを考慮する

テラス囲いやサンルームの特徴は日光が差し込むことで洗濯機が乾きやすく、冬でもぽかぽかとした陽気を楽しめる点です。
そのため、設置場所を考える際は日当たりを考えておきましょう。
特に時間帯や季節によって日当たりが変わるので、テラス囲いやサンルームを設置する前に、何度かシミュレーションをしておいてください。
日当たりが悪ければ、せっかくテラス囲いやサンルームを設置しても利用する機会は徐々に減っていってしまいます。

施工例で見る!おすすめのテラス囲い施工事例

それでは特に人気の高いテラス囲いの施工事例をご紹介します。
全て実際に施工した写真なので、ぜひ設置した際のイメージを膨らませる参考にしてください。

サニージュF型 積雪20cm対応

シンプルな形状で幅広い住宅にマッチするテラス囲いです。
特にモダンな住宅にマッチするように、直線的な形状を多く取り入れています。
風を効果的に取り込める間口設計により、洗濯物がスムーズに乾くような仕組みになっています。

岐阜県岐阜市の施工事例

雨や花粉への対策としてテラス囲いを導入した施工事例です。
直線的なデザインが周辺の印象にマッチしており、非常にスタイリッシュな印象を受けます。
太陽の光も十分取り込んでおり理想的なテラス囲いといえるでしょう。

三重県員弁郡の施工事例

住宅の側面に沿って造られた間口5m、出幅約2.6mの大型テラス囲いです。
非常に広いスペースを確保しつつも、後付け感のデザインに仕上がっている点が魅力的です。
色も住宅にマッチしており、完成度の高い施工事例といえるでしょう。

ラリアテラス囲い F型 床納まり

暮らしの変化に合わせて、幅広い利用方法が選べるテラス囲いです。
屋根材やカラーの選べる種類が多く、家屋の雰囲気に合わせて選べるのが強みです。
解放感のある空間で、ぜひラグジュアリーなひと時をお過ごしください。

宮崎県黒川郡の施工事例

テラス囲いとテラスを同時に設置した施工事例です。
落ち着いたトーンで住宅の印象を損ねることなく、一体感のある仕上がりになっています。
テラス囲いの両側には網戸も付いているため、非常に風通しがよくなっており、夏でも快適に過ごせることでしょう。

兵庫県丹波篠山市の施工事例

カーポートと同時にテラス囲いの設置も行った施工事例です。
カーポートと並んでテラス囲いを取り付けることにより、雨の日でも車まで濡れることなく移動できるようになりました。
複数の外構商品を組み合わせることで、違和感なく生活の利便性を向上させた成功例です。

サニージュR型 積雪20cm対応

建物のデザインを優しく引き立てる曲線的なデザインが特徴のテラス囲いです。
ガラスに比べると非常に強度の高いポリカーボネートを屋根に採用しているため、安心できる空間づくりが可能です。
カラー展開も豊富なため、外壁の色に応じた施工ができる点も魅力です。

大分県大分市の施工事例

住宅の外壁とテラス囲いの色を統一した、一体感のある施工事例です。
住宅全体をモノトーンで揃え、芝生の色との対比が非常に印象的です。
このようにエクステリア全体の色を統一することで、テラス囲いも含めて後付け感のないに仕上がりが可能になります。

長崎県長崎市の施工事例

2階のベランダで干していた洗濯物を1階で干せるようにした施工事例です。
水分を含んだ洗濯物を2階まで運び上げるのは、非常に重労働です。
1階に設置できるテラス囲いであれば、毎日の重労働から解放されるため、高い費用対効果が期待できるでしょう。

ソラリアテラス囲い R型 床納まり

ミニマルなデザインで幅広い住宅に合わせられるテラス囲いです。
過度な装飾がないため、元の住宅の印象を損ねることなく設置できます。
ガーデニングスペースやリビングの追加など、マルチに使用できる空間を手軽に追加できる点が魅力です。

三重県津市の施工事例

洗濯物を干すスペースとして、テラス囲いを追加した施工事例です。
室内との段差が生まれないテラス囲いは、洗濯が終わり次第シームレスに移動ができる空間です。
洗濯物が日光をたっぷりと浴びて、室内にいながら屋外干しのような気持ちよさが味わえることでしょう。

神奈川県横浜市の施工事例

ウッドデッキにテラス囲いを追加した施工事例です。
テラス囲いを追加することで、ウッドデッキの上にもメリハリが生まれ、よりガーデニングを楽しむことができます。
雨風が気になる場合はスムーズに植物をテラス囲いの中に収納できるため、台風などのシーズンでも安心してお過ごしいただけます。

テラス囲いやサンルームを使って快適な生活を!

テラス囲いやサンルームは住宅の改築に比べると容易に設置できるため、家庭の状況に対応しやすい点が魅力です。
住宅の色と合わせることで後付け感なく設置が行えるため、非常におしゃれな仕上がりにすることも可能です。
ぜひ、洗濯物のスペースや子供の遊び場で悩むことがあれば、テラス囲いやサンルームの設置をご検討ください。

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