物置はどのメーカーを選ぶ?イナバ・ヨドコウ・タクボ・ダイケンの違いを比較

【更新日】2026年08月12日

物置を探し始めると、イナバ、ヨドコウ、タクボといったメーカー名が並びます。
見た目は似ているのに価格に差があり、どこを比べればよいのか分かりにくいところです。

この記事では、実際に取り扱っている物置1,597点の価格を集計し、メーカーごとの品ぞろえと価格帯の違いを整理しました。
どのメーカーが自宅の条件に合うかを判断する材料としてお使いください。

まず、4メーカーの価格帯を比べます

エクスショップで取り扱っている物置を、メーカー別に集計しました。
いずれも工事費込みの価格です。

メーカー取扱点数もっとも安い商品価格帯の中心
イナバ物置616点60,400円約29万円
タクボ物置554点67,400円約32万円
ヨドコウ(ヨド物置)297点55,500円約25万円
ダイケン68点144,400円約24万円

※2026年8月時点の取扱商品1,597点のうち、同一仕様の重複を除いた1,588点を集計した価格です。

ここから読み取れることが2つあります。

ひとつは、イナバ・タクボ・ヨドコウの3社は6万円前後から選べることです。
「このメーカーは高い」という単純な差ではなく、いずれも小型から大型まで幅を持っています。ダイケンだけは小型の取扱いがなく、144,400円からとなります。

もうひとつは、価格帯の中心が20万円台後半から30万円台に集まっていることです。
実際に選ばれる中心は、小型物置ではなく、自転車や園芸用品が入る中型以上ということになります。

メーカー別の特徴と代表シリーズ

メーカーを比べるより、シリーズを比べるほうが違いが分かりやすいのが物置です。
各メーカーとも、小型の入門シリーズと、中〜大型の主力シリーズを持っています。

イナバ物置|取扱点数がもっとも多い

616点と、4メーカーの中でもっとも品ぞろえが多いメーカーです。
サイズの刻みが細かいため、置きたい場所の寸法に合わせやすいという利点があります。

入門シリーズが「シンプリー」で、88点を工事費込み66,100円から取り扱っています。価格帯の中心は約99,000円でした。
幅900ミリメートル程度の小型が中心で、タイヤや園芸用品の収納に向くサイズです。

主力が「FORTA(フォルタ)」で、387点を164,100円から。価格帯の中心は約376,000円でした。
人が中に入って出し入れできる大きさが中心になります。

このほか、結露を抑える二重構造の収納庫や、断熱材付きの物置も扱っています。
屋内に近い環境で保管したいものがある場合の選択肢です。

ヨドコウ(ヨド物置)|小型がもっとも安い

取扱点数は297点と、イナバ・タクボより絞られています。
一方で、4メーカーの中でもっとも安い商品を持つのがヨドコウです。

入門シリーズが「エスモ」で、90点を55,500円から。価格帯の中心は約105,000円でした。
まず1台置いてみたい、という場合に検討しやすい価格帯です。

主力が「エルモ」で、199点を149,000円から。価格帯の中心は約329,000円でした。
黒を基調にした「ブラックエルモ」など、色の選択肢がある点も特徴です。

タクボ物置|中〜大型の品ぞろえが厚い

554点とイナバに次ぐ品ぞろえで、価格帯の中心は約32万円と4メーカーでもっとも高くなっています。
これは高いというより、中〜大型の商品が多いことの表れです。

入門シリーズが「グランプレステージジャンプ」で、103点を67,400円から。価格帯の中心は約108,000円でした。
棚板や収納フックが付属する仕様があり、中を整理しやすい構成です。

主力が「Mr.ストックマンダンディ」で、225点を159,000円から。価格帯の中心は約278,000円でした。
単一シリーズで225点というのは4メーカーの中でも多く、サイズを合わせやすいシリーズです。

背の高い「Mr.トールマン」シリーズもあり、長尺の物や高さのある物を立てて入れたい場合に向きます。

ダイケン|ガーデンハウスが中心

68点と品ぞろえは絞られており、「ガーデンハウス」が中心です。
66点を154,600円から取り扱っています。価格帯の中心は約242,000円でした。

小型の商品は少なく、中型以上から選ぶことになります。
他メーカーで希望のサイズが見つからない場合に、選択肢として比べてみるとよいでしょう。

予算から絞り込む場合

メーカー名から入るより、予算とサイズから絞るほうが早く決まります。
価格帯ごとの目安は次のとおりです。

予算の目安該当するシリーズ入るものの目安
6万〜11万円エスモ/シンプリー/グランプレステージジャンプタイヤ、園芸用品、掃除道具
15万〜30万円FORTA/エルモ/Mr.ストックマンダンディ/ガーデンハウス自転車、脚立、レジャー用品
30万円以上各シリーズの大型・積雪型、断熱構造大型の道具、屋内に近い環境で保管したいもの

なお、同じシリーズでも積雪に対応した仕様は価格が上がります。
お住まいの地域の条件によって、選べる範囲が変わる点にご注意ください。

メーカーで迷ったときに見るべき4点

結論からいうと、メーカーから選ぶより、条件から絞って残ったものを比べるほうが失敗しません。
確認する順番は次のとおりです。

1. 入れるものとサイズを先に決める

もっとも多い後悔が「小さすぎた」というものです。
入れたいものを書き出し、それが収まる寸法を出してから商品を探しましょう。

サイズの決め方は物置のサイズの選び方|何を入れるかで決まる失敗しない寸法の決め方で解説しています。

2. 一般型か積雪型かを確認する

物置には、通常の地域向けの「一般型」と、雪の重みに耐える「積雪型(多雪型)」があります。
同じ見た目でも構造が違い、価格も変わります。

積雪のある地域で一般型を選ぶと、屋根が変形する恐れがあります。
地域の条件に合う区分を、商品を絞り込む前に確認しておきましょう。

3. 基礎工事を含めて比べる

物置は、地面に直接置くものではありません。
コンクリートブロックを敷くなどの基礎工事が必要で、その費用も含めて比較する必要があります。

詳しくは物置の基礎工事は必要?ブロック・転倒防止工事の違いと設置費用を解説をご覧ください。

4. 扉の開き方と設置場所の関係を見る

扉には、横に滑らせる引き戸式と、手前に開く開き戸式があります。
前に十分なスペースが取れない場所では、引き戸式のほうが使いやすくなります。

また、扉が何枚あるかによって、一度に開けられる幅も変わります。
大きなものを出し入れする予定があれば、この点も確認しておきましょう。

メーカーで差が出る点・出にくい点

比較にあたって、どこを見ても大きな差が出ない部分と、はっきり差が出る部分があります。
時間をかけるべきところを絞りましょう。

差が出にくい点

屋外用の物置は、いずれのメーカーもスチール(鋼板)を主な材料としています。
雨風にさらされる前提で表面処理が施されており、基本的な構造も、床・壁・屋根・扉という組み立て方で共通しています。

そのため「このメーカーだけ極端に弱い」といった違いは生じにくく、素材そのものを比較軸にしても決め手になりません。

差が出る点

実際に選ぶ段階で効いてくるのは、次の3点です。

ひとつ目がサイズの刻みです。取扱点数の多いメーカーほど寸法の選択肢が細かく、置き場所にぴったり合うものが見つかりやすくなります。今回の集計ではイナバが616点、タクボが554点と多く、ダイケンは68点でした。

ふたつ目がシリーズごとの性格です。同じメーカーでも、入門シリーズと主力シリーズでは価格が3倍以上違います。イナバであればシンプリー66,100円からとFORTA164,100円から、ヨドコウであればエスモ55,500円からとエルモ149,000円からという開きがあります。

みっつ目が付属品と仕様です。棚板が標準で付くか、扉が何枚か、色が選べるか、といった点はシリーズによって異なります。
収納したいものが決まっているなら、棚の有無は使い勝手に直結します。

物置選びでよくある質問

物置は何年くらい使えますか

一律の年数は決まっていません。
設置環境の影響が大きく、海に近い地域では塩分によって、樹木の多い場所では落ち葉がたまることによって、傷みが早く進みます。

扉のレールにたまった砂を取り除く、屋根の落ち葉を払うといった手入れを続けると、状態を保ちやすくなります。

自分で組み立てられますか

商品によっては組立式のものもありますが、屋外に固定する構造物ですので、転倒防止の措置まで含めると相応の手間がかかります。

とくに大型のものは、部材が重く、水平を出す作業も必要です。
設置後に扉が閉まらない、傾いたといった不具合につながるため、施工まで含めて依頼したほうが確実でしょう。

色は選べますか

シリーズによって異なります。
複数の色から選べるシリーズもあれば、色が固定のシリーズもあります。

物置は敷地の中で面積を占めるため、外壁やフェンスの色との関係で印象が変わります。
建物になじませたい場合は、色の選択肢があるシリーズから絞るとよいでしょう。

置き場所が狭い場合の選択肢

敷地に余裕がなく、標準的な物置が納まらないこともあります。
その場合は、奥行きの浅い薄型の物置という選択肢があります。

建物と境界の間のような細長いスペースにも設置でき、フェンス代わりに使えるものもあります。
詳しくはフェンスの代わりにもなる薄型物置!実際の設置事例も合わせてご紹介をご覧ください。

また、小型に絞って比べたい場合は小型物置のおすすめランキング2024、商品を横断して見たい場合はおしゃれで便利なおすすめ物置10選もあわせてご覧ください。

まとめ|メーカーより条件から絞りましょう

取扱商品1,597点を集計したところ、価格帯の中心はイナバ約29万円、タクボ約32万円、ヨドコウ約25万円、ダイケン約24万円でした。
差はありますが、これは品質の差というより、各メーカーが力を入れているサイズ帯の違いです。

小型で価格を抑えたいならヨドコウのエスモが55,500円から、イナバのシンプリーが66,100円から、タクボのグランプレステージジャンプが67,400円からとなっています。
中型以上では、イナバのFORTA、ヨドコウのエルモ、タクボのMr.ストックマンダンディが主力です。

選ぶ順番は、入れるものとサイズを決める、一般型か積雪型かを確認する、基礎工事を含めて比べる、扉の開き方を見る、の4つです。
この順で絞り込むと、候補は自然と数点まで減ります。

どのシリーズが敷地に納まるのか、基礎工事を含めていくらになるのかを知りたい場合は、エクスショップへお問い合わせください。
エクスショップでは日本全国へ、無料の出張見積もりを行っています。
設置場所を実際に確認することで、条件に合う商品をご提案できます。
ぜひ収納の悩みを解消してください。

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