人工木フェンスとは?デメリット・価格・おすすめ商品まで徹底解説
【更新日】2026年06月23日

自宅のフェンスは人工木か天然木のどちらにしようか。
自宅の新築やリフォームの際に、このようなフェンスへの悩みを抱える方が少なくありません。
しかし、何となく風合いや質感が良さそうだから天然木のフェンスにしよう、という決め方は非常に危険です。
天然木ならではの自然な風合いは魅力ですが、同時にいくつかのデメリットも抱えているからです。
一方で、近年人気が高まっている人工木は、天然木のデメリットを解消した魅力的な素材です。
人工木ならではのメリットにより、特に施工の実績が増えています。
しかし、人工木の質感や耐久性は天然木と比べると、どんな違いがあるのか疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では人工木でフェンスを施工するメリットやデメリットに加え、おすすめの選び方などをお伝えします。
また、人工木を使ったフェンスの施工事例も合わせてご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
人工木フェンスとは?

人工木フェンスとは、人工木を主に使用して作られたフェンスのことです。
人工木は天然木とは異なり、木粉と樹脂を合わせて作られた人工的な木材です。
近年ではウッドショックなどの影響により天然木材の価格高騰や供給量の不安定化に伴い、人工木が注目を集めています。
苗を植えてから木材になるまでに時間のかかる天然木と比べると、工場で作られている人工木は需要の変動に対応しやすい点が特に魅力です。
人工木フェンスのメリットとデメリット

人工木で作られたフェンスには、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
主なポイントをまとめてご紹介していきます。
メリット
人工木のフェンスを利用するメリットは大きく分けて3つあります。
耐久性に優れている
人工木の最も大きな魅力は耐久性です。
天然木とは異なり、人工木は湿度や紫外線に強いため、非常に腐食しにくい特徴があります。
湿度による腐食やカビがほとんど発生せず、紫外線による木肌の退色も起こりません。
メンテナンスが簡単
人工木のフェンスは腐食や退色がほとんど起こらないため、非常にメンテナンスが簡単です。
天然木は美観を保つために定期的な清掃や再塗装といったメンテナンスを行う必要があります。
しかし、人工木のフェンスはそれらのメンテナンスを行わなくとも、一定の美観を保つことができます。
トータルの費用を節約できる
天然木は導入費用こそ比較的安く済みますが、再塗装や補修の際に追加で費用が発生する可能性があります。
人工木のフェンスは、一度取り付けてしまえば再塗装などは必要ないため、総合的に考えると費用を抑えることができます。
また、直接費用として発生するわけではありませんが、メンテナンスを行うための手間を省けると考えると大きな節約に繋がるのではないでしょうか。
デメリット
人工木のフェンスを導入するうえで、注意したいデメリットは2つあります。
質感が天然木に劣る
天然木が持つ独特のぬくもりや質感までは、人工木でも完全には再現できていません。
木粉の含有量やデザインにより木の質感の受け取り方は異なります。
天然木の自然な見た目や質感を重視する場合は注意が必要です。
熱がこもりやすい
人工木には熱がこもりやすい素材が配合されているため、天然木に比べると熱くなりやすい特徴があります。
夏場に直射日光が当たっているフェンスは、素手では触れないほど熱くなっているケースもあります。
ただし、ウッドデッキに人工木を使用する場合であれば注意が必要ですが、フェンスを素手で触る機会は多くありません。
そのため、人工木のデメリットとしては感じづらいでしょう。
人工木フェンスはこんな人におすすめ

人工木のメリットは、どのような人が生かしやすいのでしょうか。
特に人工木フェンスのメリットを感じやすい人のケースをお伝えします。
メンテナンスの手間を最小限にしたい
人工木は長期間にわたってメンテナンスの手間が掛かりません。
気になった汚れを拭き掃除する程度で十分です。
そのため、できるだけメンテナンスの手間を最小限に抑えたい人にとってはおすすめのフェンスです。
いつまでも変わらない外観を保ちたい
天然木が紫外線により退色していく様子も魅力的ですが、いつまでも変わらない自宅の外観を保ちたい、という場合にも人工木フェンスはおすすめです。
紫外線による退色が起こらないため、人工木フェンスはいつまでも施工当時の雰囲気が楽しめます。
10年単位で、自宅の外観が変わらないことを望むのであれば人工木フェンスはぴったりの外構商品といえるでしょう。
小さな子供がいる
小さな子供がいる場合も人工木フェンスがおすすめです。
なぜなら、天然木では一般的な「ささくれ」が人工木には起こらないからです。
子供が天然木フェンスに触った際に、運が悪ければささくれが手に刺さってしまうケースが考えられます。
しかし、人工木であればささくれが起こらないため、子供がけがをする心配もありません。
特に日当たりのよい場所に住宅がある
日当たりの良さは重要なポイントですが、フェンスにとってはデメリットとなる可能性があります。
なぜなら、日当たりが良すぎると、フェンスの退色が起こりやすいからです。
しかし人工木のフェンスであれば直射日光があたっても退色しづらく、美しい外観を維持できることでしょう。
人工木フェンスでよくある後悔

フェンスは一度設置してしまうと、簡単に交換することはできません。
メリットの多い人工木フェンスですが、どのような点で後悔する人が多いのかをご紹介します。
思ったより人工物感がある
天然木に近い見た目を持つ人工木ですが、質感までを完全に再現しているわけではありません。
製品によって違いはありますが、人工物のような印象を受けてしまうものもあるでしょう。
デザインだけで人工木フェンスを選んでしまうと、思わぬ後悔をすることになるかもしれません。
後悔しないためには、事前にサンプルを取り寄せたり口コミを調べたりする方法がおすすめです。
同じ外観に飽きて経年変化を感じたくなる
10年単位で、フェンスの外観が維持できるのが人工木の魅力です。
その一方で、天然木の時間経過による変化も味わい深いものです。
人工木の同じ外観に飽きて、経年変化を感じたくなることもあるでしょう。
どうしても経年変化を感じたい場合は、天然木のフェンスに交換するしかありません。
事前に自分の気持ちがどのように変化するか、想像するのは難しいため、人工木のフェンスを選ぶ際には、できるだけ飽きの来ないデザインを選ぶようにしましょう。
【比較】天然木 vs 人工木フェンス
ここまでの記事でご紹介してきた天然木と人工木フェンスの特徴を表にまとめました。
天然木も人工木も、それぞれの魅力を持った素材です。
両者の特徴を理解して、自分の理想に沿ったフェンスを選んでください。
| 比較項目 | 天然木フェンス | 人工木フェンス |
| 見た目 | ・木ならではの温かみのある見た目 | ・ 天然木を模した仕上がり |
| 質感 | ・天然木ならではの質感 | ・ 製品によって差がある |
| 耐久性 | ・ 樹種によるが高くはない | ・ 比較的高い |
| 腐食 | ・ 起こりやすい | ・ 起こりにくい |
| シロアリ | ・ 注意が必要 | ・ 被害を受けにくい |
| メンテナンス | ・ 定期的に塗装や清掃が必要 | ・ 水洗い中心 |
| 色あせ | ・ 起こりやすい | ・ 比較的少ない |
| 夏場の熱 | ・ 熱くなりにくい | ・ 熱を持ちやすい |
| 経年変化 | ・ 味わいが増す | ・ 変化は少なめ |
人工木フェンスの選び方

人工木フェンスは適当に選んでしまうと、本来のメリットを生かせずに後悔することになるかもしれません。
そこで、人工木フェンスを選ぶ上でのポイントを3つご紹介します。
ぜひ、フェンスを選ぶ際の指針にしてください。
フェンスを立てる目的をはっきりと決めておく
フェンスを立てる際に、目的をはっきりと決めておきましょう。
例えば、近隣からの目隠しを目的としているのか、自宅の敷地の境界線としてフェンスを設置するのかによって、選ぶべき製品が変わってきます。
また、設置する目的によっては人工木のフェンス以外も選択肢になってくることでしょう。
最初に、どのような目的でフェンスを立てるのかを、決めておくことで後悔ないの選択ができるようになります。
住宅と調和した色やデザインの人工木を選ぶ
いくら人工木のフェンスで気に入ったデザインがあっても、住宅との調和を無視することはできません。
外構は単体で成り立つものではなく、必ず住宅などの構造物があって成立するものです。
単体でのデザインが優れていても住宅との相性が悪ければ、全体としてちぐはぐな印象になってしまいます。
フェンスを選ぶ際は、必ず住宅と調和したデザインを選ぶようにしましょう。
予算に応じたものを選ぶ
予算を超えたフェンスを選べば、満足度は大きく下がってしまうことでしょう。
フェンスなどの外構商品を購入する際は、必ず予算を決めて、その中で選ぶようにしてください。
予算を決めないと、かえって目移りしてしまい決めきれない場合があります。
おすすめの人工木フェンスと施工事例
人工木を使ったフェンスの中で、特に人気の高い商品をピックアップしてご紹介します。
また、実際に施工を行った写真も合わせて掲載しているので、ぜひ自宅の敷地に設置した際のイメージ作りに役立ててください。
ニコボード 140サイズ NiCO BOARD
二層式板構造を採用した人工木フェンスです。
二層構造なので色が安定しており、紫外線への耐久性も十分に確保されています。
目隠し率は95%を誇り、しっかりとプライバシーを守りたい部分への設置におすすめです。
千葉県柏市の施工事例
隣家の室外機や換気扇を隠すために人工木フェンスを設置した事例です。
高尺タイプの施工のため、しっかりと隠したい部分をカバーして、すっきりとした見た目になっています。
お庭の植生とも相性が良く、一体感のある仕上がりが実現しました。
三重県桑名市の施工事例
虫の食害による影響で倒れ掛かっていたフェンスを人工木フェンスに交換した事例です。
今までは毎年、虫対策として防腐剤を塗る作業が発生していましたが、人工木の採用により、それらの作業が不要となりました。
食害対策と同時に、木の持つ重厚感を生かしてお庭のイメージを向上させた事例といえます。
プラド/one(ワン)フェンス ジョイントあり仕様
高密度のポリエチレン樹脂に木粉を混ぜた複層合成木材のフェンスです。
気温差や経年での劣化が非常に少なく、同時に天然木の風合いも感じられるのが特徴です。
また、価格もリーズナブルで非常に採用しやすいフェンスといえます。
鹿児島県鹿児島市の施工事例
20年以上前に設置していたフェンスの交換を行った施工事例です。
朽ち始めたフェンスが道路を通行する人に危険を及ぼす可能性もあり、耐久性に優れたフェンスが採用されました。
木粉を配合した樹脂材を高密度ポリエチレンでコーティングしているため、耐久性を持ちつつ周囲の景色と比べても違和感のない仕上がりになっています。
愛知県名古屋市の施工事例
シンボルツリーのあるお庭を囲んだフェンスの施工事例です。
本物の木と見間違えるほどの精巧に作られた人工木フェンスが、お庭の木をより一層引き立てています。
また、高い目隠し率によりお庭のプライバシーもしっかりと守ってくれることでしょう。
マイティウッド プレミアム 120サイズ
マイティウッドシリーズ史上、最もハイグレードな人工木のフェンスです。
独自製法が生み出したエンボス加工により、天然木の風合いが強く感じられるのが特徴です。
また、カラー展開も豊富なため、幅広い雰囲気の住宅におすすめできます。
神奈川県鎌倉市の施工事例
外からの視線を防ぐ為にフェンスを設置した施工事例です。
チェスナットの色と白い外壁の対比が非常に美しい仕上がりとなっています。
その一方で、スリット部分から光や風はしっかりとお庭へ取り込めるため、従来の環境を崩すことなくプライバシーを守っています。
タテイタスタイル 120サイズ(隙間20mm)
目隠し率84%を誇るアメリカンフェンスです。
10色ものカラーバリエーションが用意されており、自宅にぴったりの色を選ぶことができます。
また、天辺のスタイルを四角や尖りのあるシャープから選べるのもポイントです。
神奈川県横浜市の施工事例
白い外壁と石畳が印象的な住宅への施工事例です。
明るい色が多い中で、落ち着いたダークトーンのフェンスが印象的な仕上がりになっています。
フェンスは外部から見える面積が広いため、落ち着いた色にすることで自宅の印象を上品なものにすることが可能です。
東京都清瀬市の施工事例
外部から窓への視線を遮る位置に設置された人工木フェンスの施工事例です。
日当たりのよい場所でも人工木フェンスは朽ちることがないため、安心して設置することが可能です。
また、人工木は木の持つ質感を再現しており、シンプルな佇まいながらも温かみのあるエクステリアに仕上がっています。
人工木を使ってメンテナンスに悩まされないエクステリアを
人工木フェンスと聞くと、プラスチックのような質感を持っていると思うかもしれませんが、近年では天然木に近い手触りの製品も登場しています。
耐久性に優れているうえにメンテナンスも容易なので、これから自宅にフェンスを設置する場合には候補として考えておくことをおすすめします。
その一方で、人工木は完璧な素材ではありません。
人工木のデメリットも存在するため、天然木と人工木のどちらを使うかは本来の目的に応じて決めるとよいでしょう。
なぜフェンスを設置するのか、どのようなフェンスがよいのか。
事前に決めておくことで、どのようなフェンスにするべきなのか絞られてくることでしょう。
もし、どのようなフェンスを選べば住宅と調和しているのかわからない場合や、施工費用の具体的な見積が必要な場合は、エクスショップの出張見積がおすすめです。
エクスショップでは、全国各地へ無料の出張見積を行っています。
実際に現地をエクステリアのプロが訪問することで、より具体的なご提案や見積が可能になります。
もし、フェンスやエクステリアの事で悩んでいることがあれば、ぜひお気軽にエクスショップまでお問合せください。
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