窓の寒さ対策はどうする?100均グッズ・断熱シートの効果と内窓との違いを解説

【更新日】2026年11月08日

冬になると、窓の近くだけひんやりする、暖房をつけても足元が寒いと感じる方は少なくありません。
その原因の多くは、窓から逃げていく熱と、窓のすき間から入る冷気です。
この記事では、100円ショップやホームセンターの道具で今すぐできる窓の寒さ対策と、それぞれの効果の限界、根本的な対策になる内窓との違いを解説します。

【結論】手軽な対策は「すき間」と「ガラス面」から。効果を長く求めるなら内窓

先に、主な対策を比べておきます。
費用と手間が小さいものほど、効果も限られる関係にあります。

対策ねらい手軽さ効果の目安
すき間テープサッシのすき間から入る冷気を止める貼るだけすき間風には効く。ガラスからの冷えには効かない
断熱シート(プチプチ状など)ガラス面からの冷えをやわらげる貼るだけ一定の効果はあるが、見た目と眺望が変わる。網入りガラスは熱割れに注意
厚手・丈の長いカーテン窓と部屋の間に空気の層をつくる掛け替えるだけ夜は効果的。開けている昼間は効かない
窓下に置く冷気止めのボード窓から下りてくる冷気(足元の冷え)を止める置くだけ足元の冷えをやわらげる
内窓(二重窓)既存の窓の内側にもう1枚窓をつくり、空気の層で熱を逃がしにくくする工事が必要ガラス面とすき間の両方に効き、効果が長く続く

まずはすき間テープやカーテンなどで手軽に始め、毎年同じ寒さに悩むようであれば内窓を検討する、という順番がよいでしょう。

なぜ窓の近くは寒いのか

家の熱の半分以上は窓などから逃げている

長野県が公開している省エネリフォームの資料では、暖房時に家から熱が流出する割合のうち、窓などの開口部が58%を占めると紹介されています(出典として一般社団法人 日本建材・住宅設備産業協会が示されています)。
外壁や屋根に比べて、窓は熱を通しやすい場所だということです。
そのため、寒さ対策は窓から始めると効果を感じやすいといえます。

寒さの原因は「ガラス面の冷え」と「すき間風」の2つ

窓の寒さには、性質の違う2つの原因があります。
1つ目は、外の冷たさがガラスやサッシを通じて伝わり、窓の表面が冷たくなることです。
冷えた窓に触れた空気は重くなって床へ流れ落ちるため、窓から離れた足元まで冷たく感じます。
2つ目は、サッシのすき間から外の冷たい空気が直接入ってくる「すき間風」です。
どちらが強いかで、効く対策が変わります。

原因の見分け方

窓の合わせ目やサッシの周りに手をかざして、空気の流れを感じる場合はすき間風が原因と考えられます。
風は感じないものの、窓の近くに立つとひんやりする場合は、ガラス面の冷えが主な原因でしょう。
実際には両方が重なっていることも多いため、すき間の対策とガラス面の対策を組み合わせると効果を感じやすくなります。

100均・ホームセンターの道具でできる窓の寒さ対策

すき間テープで冷気の入り口をふさぐ

すき間テープは、スポンジやモヘア(毛足のある素材)でできたテープを、サッシの合わせ目や戸車の周りに貼って、すき間をふさぐ道具です。
すき間風が原因の寒さには、もっとも手軽で効果を感じやすい方法といえます。
ただし、厚すぎるテープを貼ると窓が閉まりにくくなったり、鍵がかからなくなったりすることがあります。
窓を開け閉めして確かめながら、少しずつ貼るとよいでしょう。

断熱シートでガラス面の冷えをやわらげる

断熱シートは、気泡の入ったシートなどをガラスに貼り、ガラスと部屋の間に空気の層をつくるものです。
水で貼るタイプが多く、賃貸住宅でも取り入れやすい方法です。
一方で、外の景色が見えにくくなる、見た目が変わる、はがした跡が残ることがある、といった点は知っておきたいところです。

網入りガラスに貼るときは熱割れに注意

ガラスの中で温度の差が大きくなると、ガラスが割れる「熱割れ」が起きることがあります。
板ガラスメーカーの日本板硝子は、ワイヤーの入った網入りガラスの使用上の注意で、ガラスの表面にフィルムや紙などを貼ると熱割れすることがあるとして、避けるよう案内しています。
同じ資料では、網入りガラスは切り口の強度がワイヤーのないガラスの約半分になるため、熱割れが起きやすいと説明されています。
断熱シートを使う場合は、商品のパッケージで「網入りガラス対応」などの表示を確かめ、ガラスの種類が分からないときはシートの販売元に問い合わせると安心です。
同じ資料では、ガラスの近くに段ボール箱などを置くことも、熱割れの原因になるとして避けるよう案内しています。

カーテンを厚手・丈の長いものにする

カーテンは、窓と部屋の間に空気の層をつくることで、冷えを部屋に伝わりにくくします。
厚手の生地や裏地付きのもの、床に届く丈のものにすると、窓から流れ落ちる冷気が部屋に広がりにくくなります。
夜や外出中は閉めておき、日差しのある昼間は開けて部屋を暖めると、効果を活かしやすくなります。

窓下に冷気止めのボードを置く

窓の下に立てて置く断熱ボードは、ガラスで冷やされて床へ流れ落ちる空気をせき止めるものです。
腰高窓の下や、掃き出し窓の足元に置くと、足元の冷えがやわらぎます。
置くだけで使えるため、ほかの対策と組み合わせやすい方法です。

手軽な対策の限界

毎年の付け直しや見た目の変化が負担になる

すき間テープや断熱シートは、劣化したりはがれたりするため、冬ごとに貼り直すことが多くなります。
窓の数が多い家では、その手間も小さくありません。
また、シートを貼った窓は景色が見えにくくなり、部屋の印象も変わります。

窓そのものの性能は変わらない

手軽な対策は、今ある窓の弱いところを補うものです。
ガラスが1枚の窓や、熱を伝えやすいアルミのサッシそのものの性能が上がるわけではありません。
窓の素材や種類については、サッシとは?種類・メリットやデメリット・選び方までをプロが徹底解説でも解説しています。
冷えが強い窓や、寝室・リビングなど長い時間を過ごす部屋の窓は、窓そのものを変える対策を考える価値があるでしょう。

結露が増えることもある

すき間をふさいで部屋の暖かい空気が逃げにくくなると、湿気も逃げにくくなり、冷たいガラスに結露が出やすくなることがあります。
こまめな換気と、結露を拭き取る習慣を合わせて続けることが大切です。
結露の原因と対策は、窓の結露を防止するには?原因と効果的な対策をわかりやすく解説で詳しく紹介しています。

根本的な寒さ対策なら内窓(二重窓)

内窓とは

内窓とは、今ある窓の内側にもう1つ窓を取り付けて、窓を二重にするリフォームです。
2つの窓の間にできる空気の層が熱を伝えにくくするため、ガラス面の冷えとすき間風の両方を抑えられます。
今の窓を壊さずに取り付けるため、壁を壊すような大がかりな工事にはなりません。
断熱の仕組みは、内窓で断熱!効果費用おすすめ製品まで徹底解説で詳しく解説しています。

手軽な対策との違い

内窓は、すき間テープやシートのように毎年付け直す必要がありません。
透明なガラスを使えば景色も変わらず、部屋の見た目を保ったまま寒さを抑えられます。
寒さのほかに、外の音が入りにくくなる効果も期待できます。
一方で、工事費がかかること、窓が2枚になって開け閉めや掃除の手間が少し増えることは、知っておきたい点です。

エクスショップで扱う内窓の価格

エクスショップでは、3つのメーカーの内窓を扱っています。
商品ページに表示されている、1窓あたりの最も小さい構成の工事費込み価格は次のとおりです。

商品(メーカー)工事費込み価格(税込)
ウチリモ 内窓(YKK AP)47,100円〜
インプラス(LIXIL)50,900円〜
プラメイクEII(三協アルミ)51,600円〜
インプラス for Renovation(LIXIL)68,100円〜

※2026年11月8日にエクスショップの商品ページで確認した価格です。窓の大きさやガラスの種類で金額は変わります。
窓の数ごとの総額の目安は、二重窓の費用は1窓いくら?価格の目安と補助金で実質負担がどう変わるかを解説で紹介しています。

国の補助金が使える場合がある

2026年度は、窓の断熱リフォームを対象にした国の「先進的窓リノベ2026事業」が実施されています。
公式サイトでは、2026年11月8日時点で予算に対する補助金申請額の割合が35%と公表されており、予算の上限に達し次第、受付を終了するとされています。
補助額は窓の大きさと内窓の性能で決まり、補助を受けるには登録された事業者との契約などの条件があります。
対象の条件と申請の流れは、【2026年度】二重窓の補助金はいくら?先進的窓リノベ2026の対象条件と申請の流れを解説をご覧ください。

どの窓から対策するとよいか

長い時間を過ごす部屋の窓

寝室やリビングなど、長い時間を過ごす部屋の窓から対策すると、効果を実感しやすくなります。
特に、ベッドやソファのすぐ横にある窓は、冷気を直接感じやすい場所です。

大きな窓や北側の窓

掃き出し窓のように面積の大きな窓は、それだけ熱が逃げやすくなります。
日の当たらない北側の窓や、階段・廊下の窓も冷えやすい場所です。
大きな窓の特徴は、掃き出し窓とは?メリット・デメリットから費用・補助金まで徹底解説で紹介しています。

浴室や脱衣所の窓

浴室や脱衣所は、冬に部屋との温度差が大きくなりやすい場所です。
浴室には水まわり向けの内窓(浴室仕様)があり、エクスショップでもインプラス・ウチリモ 内窓・プラメイクEIIのそれぞれに浴室仕様を用意しています。

内窓を設置した人の声

静岡県静岡市の施工事例(インプラス)

≫施工例はこちら

窓のそばで寝ていて、冬の朝に寒さを感じていたことが、設置のきっかけの1つだったそうです。
お客様の感想には「寒さを感じなくなった」「外部の音がうるさかったが非常に静かになった」とあります。
引違い窓2枚建のインプラスを、木目調のニュートラルウッドGで取り付けています。

東京都狛江市の施工事例(プラマードU)

≫施工例はこちら

断熱性を高めて省エネにつなげることと、結露を減らすことを期待して設置した事例です。
お客様の感想には「設置後は外からの音も多少軽減されたように思います」とあります。
YKK APの引違い窓2枚建を、ホワイトのカラーで取り付けています(エクスショップの同じ商品ページは、現在「ウチリモ 内窓」として掲載されています)。

まとめ|まずはすき間とガラス面から。毎年寒いなら内窓を検討

窓の寒さは、ガラス面の冷えとすき間風の2つが原因です。
すき間テープやカーテン、冷気止めのボードは手軽に始められ、すき間風や足元の冷えには効果を感じやすい方法です。
断熱シートを使う場合は、網入りガラスでは熱割れのおそれがある点に注意してください。
毎年同じ寒さに悩む場合や、付け直しの手間を減らしたい場合は、窓を二重にする内窓が根本的な対策になります。

もし、どの窓から対策すればよいか、どの内窓を選べばよいか悩んでいる場合は、エクスショップへお問い合わせください。
エクスショップでは日本全国へ、無料の出張見積もりを行っています。
実際に窓を見たうえで、最適な商品とガラスの組み合わせをご提案できます。
ぜひ、冬でも窓辺まで暖かい住まいを実現させてください。

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