フェンス取り付け工事の流れ|費用の内訳・工期・業者選びの基本

【更新日】2026年08月12日

フェンスを設置しようと思っても、工事がどう進むのかがわからないと、見積もりの内容も判断しにくいものです。
何日かかるのか、留守でも大丈夫なのか、見積書に並んだ項目は何を指すのか。

この記事では、フェンス工事の流れを問い合わせから完成まで順に追い、費用の内訳と業者選びの基準を解説します。
見積もりを受け取ったときに、内容を読み解けるようになることを目指した内容です。

フェンス工事の全体の流れ

問い合わせから完成まで、おおむね次のように進みます。

段階内容期間の目安
1. 問い合わせ・相談希望の場所・目的を伝える
2. 現地調査敷地の計測、地面の状態確認1時間程度
3. 見積もり・商品決定製品と数量が確定する数日~
4. 契約・発注製品をメーカーに発注
5. 製品の入荷待ち特注品は長くなる場合あり2週間前後
6. 施工基礎工事・支柱設置・パネル取付1~3日
7. 確認・引き渡し仕上がりを確認

※期間は目安です。製品の在庫状況、敷地の条件、天候によって変わります。

意外と時間がかかるのは「入荷待ち」

工事そのものは1日から3日で終わることが多いのですが、製品が届くまでの期間が全体の大半を占めます。

規格品であれば比較的短く済みますが、色や高さが特殊なもの、現場に合わせた特注品では時間がかかります。
「来週までに設置したい」といった急ぎの事情がある場合は、早い段階で相談しておきましょう。

現地調査では何を見ているのか

見積もりの前に行われる現地調査では、次のような点が確認されます。

設置する長さと高さ

フェンスの費用は長さで決まるため、実際の距離を測ります。
また、何からの視線を遮りたいかによって必要な高さが変わります。

高さの決め方についてはフェンスの高さはどう決める?高さの目安や注意点について解説をご覧ください。

地面の状態

支柱を立てる場所が土なのか、コンクリートなのかによって、基礎工事の内容が変わります。
土であれば掘って基礎を作りますが、コンクリートの場合は穴を開ける作業が必要です。

既存のブロック塀の有無と状態

すでにブロック塀がある場合、その上にフェンスを載せられることがあります。
ただし塀にひび割れがある、傾いている、鉄筋が露出しているといった状態では、載せると危険です。

この判断は現地でなければできません。
詳しくはブロック塀にフェンスを後付け可能?実際の施工事例も合わせてご紹介で解説しています。

高低差と障害物

敷地に傾斜があると、フェンスを段状に設置することになります。
また、地中に水道管やガス管が通っていると、支柱の位置をずらす必要が出てきます。

隣地との境界

境界線の位置を確認します。
境界がはっきりしない場合は、フェンスを自分の敷地内に納めるのが基本です。

施工当日の手順

実際の工事は、次の順に進みます。

1. 位置出し

糸を張って、フェンスを設置する線を決めます。
ここがずれると全体が曲がるため、時間をかけて確認します。

2. 支柱の穴を掘る

支柱を立てる位置に穴を掘ります。
既存のブロック塀に載せる場合は、専用の機械でブロックに穴を開けます(コア抜き)。

3. 支柱を立てて固定する

支柱を垂直に立て、モルタルやコンクリートで固定します。
この作業がフェンスの強度を決めます。

ここで養生期間が必要になります。
モルタルが固まるまで、通常は1日程度おきます。
そのため、規模によっては工事が2日に分かれることがあります。

4. フェンス本体を取り付ける

支柱が固定できたら、パネルや横板を取り付けます。
高さや水平を確認しながら固定していきます。

5. 清掃・確認

掘った土やコンクリートの破片を片付け、仕上がりを確認します。

立ち会いは必要か

工事中ずっと立ち会う必要はありませんが、位置出しの段階では確認できると安心です
図面と実際の設置位置に認識の違いがあれば、この時点なら修正できます。

また、電源や水道を使う場合があるため、事前に確認しておきましょう。

見積書の項目を読み解く

見積書には、おおむね次のような項目が並びます。

フェンス本体価格

製品そのものの価格です。
長さ(メートル)または枚数で計算されます。

支柱・部材

フェンス本体とは別に、支柱やコーナー部材、端部の部材が必要です。
まっすぐな区間だけでなく、曲がり角や端の処理にも部材がかかります。

基礎工事費

支柱を固定するための工事です。
土に埋める場合、既存のブロックにコア抜きする場合で内容が変わります。

施工費

職人の作業に対する費用です。
設置する長さと難易度によって変わります。

撤去・処分費

古いフェンスやブロック塀を撤去する場合に発生します。
撤去した材料の処分費も含まれます。

この項目は見落としやすく、金額も小さくありません。
既存のものを撤去する予定があるなら、見積もりに含まれているか確認しましょう。

諸経費・運搬費

現場までの運搬や、工事に必要な経費です。

フェンスの費用の目安

参考として、エクスショップで取り扱っているフェンスの工事費込み価格をご紹介します。

項目1メートルあたりの価格(工事費込み)
もっとも安い商品7,733円
価格帯の中心(中央値)39,000円
もっとも高い商品240,733円

※2026年8月時点の取扱商品808点を集計した価格です。各商品ページに記載の「直線に3枚施工した場合の1メートルあたりの価格」に基づいています。

目隠しタイプに絞ると、もっとも安いもので11,266円、価格帯の中心は39,841円でした。
長さ別の総額の目安は目隠しフェンスの費用相場|5m・10m・20mの総額と素材別の価格を比較で解説しています。

業者選びで確認したいこと

現地調査をしてから見積もりを出すか

フェンス工事は、地面の状態や高低差で費用が変わります。
現地を見ずに金額を提示する場合、後から追加費用が発生する可能性があります。

現地調査を行ったうえで見積もりを出す業者を選びましょう。

見積書の内訳が分かれているか

「フェンス工事一式」とだけ書かれた見積書では、何にいくらかかるのか判断できません。
本体・部材・基礎・施工・撤去が分かれていれば、比較検討がしやすくなります。

保証の内容

製品自体のメーカー保証とは別に、施工に対する保証があるかを確認します。
支柱の傾きやぐらつきは、施工に起因することがあるためです。

撤去・処分の扱い

既存のフェンスやブロック塀を撤去する場合、その費用が含まれているかを確認します。
「別途」となっている場合は、金額を確認しておきましょう。

工事前に準備しておくとよいこと

設置場所の物をどける

フェンスを設置する場所と、その周囲に作業スペースが必要です。
植木鉢や自転車などを移動しておくと、当日の作業がスムーズに進みます。

近隣への声かけ

境界に設置する工事では、隣家に作業が及ぶこともあります。
また、コア抜きの作業では音が出ます。

事前にひと声かけておくと、後のトラブルを避けられます。
業者が挨拶に回ってくれる場合もありますので、確認しておくとよいでしょう。

駐車スペースの確保

工事車両を停める場所が必要です。
敷地内に停められない場合は、近くのコインパーキングを使うことになり、その費用が加算されることもあります。

まとめ|工期の大半は製品の入荷待ちです

フェンスの取り付け工事は、現地調査から始まり、見積もり・発注・施工・引き渡しという流れで進みます。
施工そのものは1日から3日程度ですが、製品が届くまでの期間が全体の大半を占めます。急ぎの場合は早めに相談しましょう。

費用は、本体・支柱などの部材・基礎工事・施工費・撤去処分費・諸経費で構成されます。
とくに既存のフェンスやブロック塀の撤去費用は見落としやすい項目です。見積もりに含まれているか確認してください。

業者を選ぶ際は、現地調査をしたうえで見積もりを出すか、内訳が分かれているか、施工の保証があるかを基準にするとよいでしょう。

自宅にどのフェンスが合うのか、工事にいくらかかるのか知りたい場合は、エクスショップへお問い合わせください。
エクスショップでは日本全国へ、無料の出張見積もりを行っています。
実際に敷地を計測することで、基礎工事まで含めた総額をご提示できます。
ぜひ納得のいくフェンス工事を実現させてください。

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