【更新日】2025年12月09日

車に乗るときに、ふと通行人やご近所の人と目が合って気まずい思いをしたことはありませんか?
また、車から荷物を降ろしているときは、どんなものを買っているのか丸見えなので、一刻も早く家の中に入れたい気持ちになります。
このような車に関係するプライバシーを守る際に有効な方法が、カーポートの目隠しです。
すでにカーポートを設置しているご家庭であれば、簡単な工事で目隠しを追加できます。
カーポートに目隠しを追加することで外部からの視線がカットされ、プライバシーはしっかりと守られることでしょう。
この記事では、すでにカーポートを取り付けているご家庭向けに、目隠しを追加することで得られるメリットなどをご紹介しています。
実はカーポートへの目隠し追加は、視線をカットする効果以外にも様々なメリットが得られます。
ぜひ最後まで記事を読んで、ご自宅のカーポートを見直してみませんか。
カーポートに目隠しをするメリットは?

カーポートに目隠しをするメリットはプライバシーの確保だけではありません。
目隠しを追加することで家族はもちろん、車へも様々なメリットが得られます。
プライバシー保護や防犯対策になる
カーポートの目隠しがないと敷地外から車の状態が丸見えになってしまい、車上荒らしなどに合う可能性があります。
また、目隠しがあれば車から荷物を出し入れする際にも、近所の視線を気にする必要はありません。
目隠しがあるだけで、外部からの視線がしっかりとカットされ、防犯性が高まると共にプライバシーも保護されることでしょう。
さらに、家屋とカーポートの位置関係によっては、玄関を開ける際に家の中が見られる心配もなくなります。
紫外線から車を守る
カーポートへ目隠しを行うことで、車を紫外線による劣化から守ることができます。
なぜなら、カーポートは簡易的な屋根なので上方向からの紫外線はカットしてくれますが、横方向からの紫外線はカットできません。
そこで、カーポートに目隠しを設置することで、横方向からの紫外線もしっかりとカットできるようになります。
紫外線は、塗料の成分を分解してしまう特徴があるため、車や家の塗装が劣化する主な原因の1つとされています。
そのため、カーポートに目隠しを設置すれば上方向だけではなく、横方向からの紫外線もしっかりとカットしてくれます。
雨や風、飛来物から車を守れる
カーポート単体では飛来物から車を守れる方向は限定的です。
特に横方向から物が飛んできた場合は、カーポートだけで防ぐことは困難です。
しかし、目隠しが設置されている場合は、盾の役割を果たしてくれるため、飛来物が車を直撃する心配も少ないでしょう。
また、雨が横から吹き込むことも減るため、安心して車の乗り降りができます。
用途に合わせたカーポートへの目隠しの種類

カーポートへの目隠しは、様々な方法で行うことができます。
カーポートに目隠しを行う目的や用途に応じて、目隠しの種類を変えることで無駄のない仕上がりが期待できます。
代表的な目隠しの種類をピックアップしてご紹介します。
パネルを追加する
カーポートに後付けできるパネルによって目隠しをする方法です。
パネルを追加する方法のメリットは、簡単かつ一体感のある仕上がりになる点でしょう。
販売されているカーポートの多くには、オプションパーツとしてサイドパネルが用意されています。
サイドパネルはカーポートを製造したメーカーが監修していることが多いため、同じデザインが採用されています。
そのため、カーポート用のサイドパネルを使うことで、後付け感のない仕上がりが楽しめます。
外構のおしゃれや一体感にこだわりたい、という場合はぜひご検討ください。
周囲にフェンスなどを設置する
カーポートが敷地との境界線や壁面に近い場合は、周囲にフェンスなどを設置することがおすすめです。
フェンスのメリットは、自宅の敷地と隣家との境界線をはっきりさせると共に、強度が期待できる点です。
フェンスは非常に多くの種類が発売されているため、幅広いデザインの中から自宅にぴったりのものを探せる点も魅力的でしょう。
また、自宅の敷地内でガーデニングなどを行っている場合は、日当たりや風通しなどが気になります。
フェンスであれば、採光率や通風率も調整できるためガーデニングなどが趣味の人にもおすすめです。
緑など植栽で目隠しする
カーポートの周囲に樹木など植えて、植物による目隠しを行う方法があります。
植栽による目隠しの大きなメリットは、季節によって異なる景色が楽しめる点です。
春には春の、夏には夏の異なる景色が楽しめるのは、非常に魅力的といえるでしょう。
ただし、あまり低い植栽では目隠しにならないので、ある程度高さのある品種がおすすめです。
失敗しない!カーポートへ目隠しを設置する前のチェックポイント

カーポートへの目隠しは、一度設置してしまうと簡単に取り外すことはできません。
そのため、設置する前にいくつかのポイントに気を付けておく必要があります。
パネルの追加が可能なカーポートか確認する
カーポートを設置する際に、パネルのオプション追加が可能な確認しておきましょう。
カーポートの種類によっては、パネルの追加が不可能なものもあります。
購入しようと考えているカーポートがパネルの追加に対応しているかは、カタログなどで確認できます。
魅力的なデザインのカーポートが数多く販売されていますが、デザインだけで選ぶのではなく、拡張性の高さや車を何台止められるかなど、複数の視点で選ぶとよいでしょう。
自宅周辺の気象状況を確認する
カーポートへ目隠しのパネルを追加したりフェンスを設置したりする場合は、自宅周辺の気象条件を確認しておきましょう。
なぜなら、カーポートに目隠し用のパネルを追加する場合、風の影響を強く受けやすくなるからです。
本来は風が通り抜ける形だったカーポートに、目隠しをすることで風の影響が強くなり、思わぬ破損に繋がる場合があります。
そのため、カーポートへ目隠し用パネルを追加する場合は、補強としてサポート柱の設置が行われます。
サポート柱を追加することで、風の影響が分散され、カーポートへ必要以上の力が掛からないようになります。
リビングなどの位置関係に注意
カーポートへ目隠しパネルを追加する場合や、周辺にフェンスや植栽を追加する場合、リビングとの位置関係に注意してください。
なぜなら、目隠しパネルは日光を遮るため、場合によってはリビングが暗くなってしまう可能性があるからです。
太陽光が差し込まないリビングは、昼間でも薄暗くなるうえに冬場は室温も上がりにくくなってしまいます。
また、敷地の外からの視線は遮りたい一方で、室内からの景色はあまり変えたくないものです。
そのため、カーポートの設置場所によって、目隠しパネルを追加するのではなく植物を受けるなどに変更する柔軟性が必要です。
植物であれば、適度に視線を遮る上に室内から見ても違和感が少ないため、おすすめの目隠しです。
動線を意識する
カーポートへの目隠しパネルの設置で、動線が変わる可能性があります。
今までは自宅から最短距離で車へアクセスできましたが、目隠しの追加によって回り込む必要がでてくるかもしれません。
目隠し用パネルから車へ回り込む距離は短いものの、車の利用頻度が高ければ毎日小さなストレスになってしまいます。
細かなストレスを避けるためにも自宅の玄関から車への動線を考えて、目隠しを行うようにしましょう。
カーポートの目隠しで快適に!施工事例をチェック
カーポートへの目隠しは、実際どのように行っているのでしょうか。
実際の施工事例を元に、カーポートへの目隠しはどのような種類があるのか、ご紹介していきます。
サイドパネル
プレシオスポート アール型 1台用
優美なアール型の屋根が特徴的なカーポートです。
耐風性能はVo=34m/s、耐積雪性能は20cm相当を誇ります。
そのため、豪雪地帯をのぞく日本の広い地域で設置が行える点が強みでしょう。
・三重県鈴鹿市の施工事例
フェンスとカーポートへのパネル追加によって、目隠しを行った施工事例です。
カーポートへ設置するパネルは乗車時に顔を隠す程度に留め、自宅の敷地内には目線をしっかりと遮れるフェンスが設置されています。
メリハリをつけた目隠しにより、効果的に視線が遮れると共に、非常におしゃれな仕上がりになっています。
・千葉県千葉市の施工事例
目隠しとフェンスを効果的に組み合わせた施工事例です。
既存のフェンスと新しく追加した目隠しパネルが組み合わさることで、しっかりと視線を遮ることができます。
サポート柱も車の入出庫の邪魔にならない位置に取り付けられているため、理想的な施工事例といえるでしょう。
・埼玉県さいたま市の施工事例
片側全面に目隠しパネルを追加した施工事例です。
広い範囲に渡ってパネルが設置されており、外部からの視線や雨風を完全に遮ることができます。
自宅に隣接している施設が公園や学校など、不特定多数の人が出入りする施設などであれば、完全に視線を遮る目隠しパネルが非常におすすめです。
フーゴ A 1台用(アーチスタイル)
同じ価格帯のカーポートに比べ、強度が20%アップしたカーポートです。
ワンボックスなどの腰高車でも余裕で駐車できる高さも魅力です。
また、フラット・アール・アーチのスタイルでご自宅の建物と美しく調和できるデザインも見逃せません。
・東京都江戸川区の施工事例

隣家に面した部分に目隠しパネルを追加した施工事例です。
隣家との距離が近い場合、どうしても目線が気になってしまいますが、目隠しパネルの追加によりプライバシーを確保しています。
全面を囲ってしまうガレージに比べると、圧迫感のない仕上がりになっています。
フェンス
ミエーネフェンス 目隠しルーバータイプ
目隠し率100%のルーバータイプフェンスです。
ラグジュアリー感のあるアルミ素材を採用し、自宅の敷地の雰囲気を上質なものに変えてくれるでしょう。
特にプライバシーを守りたい場合におすすめのフェンスです。
・埼玉県入間郡の施工事例
広い敷地をフェンスで囲った施工事例です。
フェンスとカーポートの素材感や色を揃えているため、一体感のある仕上がりになっています。
また、目隠し率100%のフェンスが、自宅の敷地内のプライバシーをしっかりと守ってくれます。
・埼玉県春日部市の施工事例
広大な敷地をフェンスで囲い、カーポートも設置した施工事例です。
住宅の雰囲気とカーポートやフェンスのデザインが調和し、後付け感のないエクステリアになっています。
外構商品を購入する際は、ぜひ参考にしたい施工事例といえます。
シンプレオ フェンスFP1型 ポリカパネル
目隠し性と採光性を重視したフェンスです。
ポリカーボネートの採用により、耐久性と採光性が両立しています。
目隠しをしたいけど庭は暗くしたくない、という場合におすすめのフェンスです。
・埼玉県入間郡の施工事例
新築のご自宅への施工事例です。
ご自宅の雰囲気とフェンスやカーポートのデザインがマッチし、統一感のあるエクステリアに仕上がっています。
スタイリッシュな大人の空間として、ぜひ参考にしたい施工事例です。
カーポートの目隠しでプライバシーを守ろう!
車を利用する際に、隣家や通行人からの視線が気になるのであれば目隠しの設置がおすすめです。
目隠しを設置することで、視線を気にすることなく車を利用できるようになるでしょう。
また、目隠しを設置することで、防犯性の向上や自宅の玄関が見えづらくなるなどのメリットも期待できます。
その一方で設置場所を間違えると室内が暗くなってしまったり、車への移動が不便になってしまったりすることも。
そのため、カーポートや目隠しを設置する場合は、プロへ相談することが重要です。
プロであれば、今までの経験や知識を踏まえてご自宅の環境に応じて、最適な提案を行えます。
エクスショップでは、ご自宅の外構やエクステリアに関するお悩みやご相談を無料でお受けしています。
必要であれば、直接現地までお伺いしたうえで、周辺の環境も踏まえて最適な外構商品のご提案が行えます。
カーポートやフェンスのことでお悩みがある場合は、お気軽にご相談ください。















