【2026年度】玄関ドアリフォームで使える補助金|カバー工法なら最大23.9万円
【更新日】2026年08月12日
玄関ドアが古くなってきた、冬場に玄関が冷える、鍵の使い勝手を良くしたい。
そうした理由でドアの交換を考えても、費用の面で迷ってしまう方は少なくありません。
実は玄関ドアの交換は、国の補助金の対象になる工事です。
2026年度に実施されている「先進的窓リノベ2026事業」では、カバー工法によるドア交換に対して戸建住宅で41,000円から239,000円が補助されます。
ただし、玄関ドアだけを交換する工事は対象にならないという重要な条件があります。
この記事では、補助額の一覧、見落としやすい条件、申請の進め方までを、環境省の公式サイトの情報にもとづいて解説します。
※本記事は2026年8月12日時点の情報です。補助額や期限は変更される場合がありますので、実際の申請時には先進的窓リノベ2026事業の公式サイトで最新の情報をご確認ください。
玄関ドアの交換にも国の補助金が使えます
補助金というと窓のイメージが強いかもしれませんが、玄関ドアも対象に含まれています。
まずは制度の概要から確認しましょう。
2026年度の制度は「先進的窓リノベ2026事業」
2026年度に玄関ドアの交換で使えるのが「先進的窓リノベ2026事業」です。
環境省が所管する事業で、住宅の開口部を断熱性能の高いものに替える工事を支援しています。
補助の上限は1戸あたり100万円です。
対象工事は、ガラス交換、内窓設置、外窓交換(カバー工法)、外窓交換(はつり工法)、ドア交換(カバー工法)、ドア交換(はつり工法)の6種類です。
玄関ドアの交換は、このうち「ドア交換」に該当します。
工法によって補助額が異なり、カバー工法のほうが金額が高く設定されています。
玄関ドアが対象になるのは「断熱性能」が評価されるから
この事業が玄関ドアを対象としているのは、玄関ドアが住宅の断熱性能を左右する部位だからです。
壁と比べると、窓や玄関ドアといった開口部は熱の出入りが大きくなります。
古いアルミ製のドアから断熱性能の高いドアに替えることで、冬の玄関の冷え込みをやわらげる効果が期待できるでしょう。
そのため補助額も、ドアの断熱性能が高いほど大きくなる仕組みになっています。
デザイン性だけで選ぶのではなく、性能の数値にも目を向けることが補助金を活用するうえでのポイントです。
玄関ドアの補助金はいくら?カバー工法の補助額一覧
補助額はドアの断熱性能とサイズの組み合わせで決まります。
ここではカバー工法の場合の金額をご紹介します。
戸建住宅の補助額
戸建住宅および延床面積240平方メートル以下の非住宅建築物の場合、1か所あたりの補助額は以下のとおりです。
| 性能区分 | 特大(4.0平方メートル以上) | 大(2.8~4.0平方メートル) | 中(1.6~2.8平方メートル) | 小(1.0~1.6平方メートル) |
|---|---|---|---|---|
| P(SS)Ud1.1以下 | 239,000円 | 188,000円 | 138,000円 | 89,000円 |
| S Ud1.5以下 | 156,000円 | 124,000円 | 92,000円 | 60,000円 |
| A Ud1.9以下 | 116,000円 | 88,000円 | 66,000円 | 41,000円 |
出典:先進的窓リノベ2026事業「対象工事の詳細【ドア交換(カバー工法)】」
「Ud」はドアの熱貫流率を表す数値で、小さいほど熱が逃げにくいことを意味します。
一般的な戸建住宅の玄関ドアは「中」または「大」のサイズに該当することが多いでしょう。
たとえば中サイズでAグレードなら66,000円、Sグレードなら92,000円と、性能を上げることで26,000円の差が生まれます。
本体価格の差額と補助額の差額を見比べて、どちらが得かを判断するとよいでしょう。
集合住宅の補助額
低層集合住宅および延床面積240平方メートル超の非住宅建築物(3階以下)の場合は、戸建住宅より高い金額が設定されています。
| 性能区分 | 特大(4.0平方メートル以上) | 大(2.8~4.0平方メートル) | 中(1.6~2.8平方メートル) | 小(1.0~1.6平方メートル) |
|---|---|---|---|---|
| P(SS)Ud1.1以下 | 302,000円 | 229,000円 | 156,000円 | 92,000円 |
| S Ud1.5以下 | 202,000円 | 153,000円 | 104,000円 | 62,000円 |
| A Ud1.9以下 | 174,000円 | 133,000円 | 92,000円 | 54,000円 |
出典:先進的窓リノベ2026事業「対象工事の詳細【ドア交換(カバー工法)】」
集合住宅の場合、玄関ドアが共用部分として扱われることが一般的です。
分譲マンションで玄関ドアを交換する際は、管理組合の規約を確認し、承認を得る必要があります。
勝手に交換できないケースが多いため、まずは管理組合に相談するところから始めましょう。
性能区分は「性能証明書」で確認する
自宅のドアがどの区分に該当するかは、自己判断で決めるものではありません。
性能区分とサイズ区分は、対象製品に対してメーカーが発行する「性能証明書」に記載されています。
実際の補助額は、施工業者が作成する見積書で確定すると考えておくとよいでしょう。
商品名に「断熱K2仕様」「断熱K4仕様」といった表記があるものを見かけることがありますが、これはメーカーが定める断熱グレードの表記です。
補助金の性能区分(P・S・A)とは別の基準ですので、補助額を知りたい場合は施工業者に確認することをおすすめします。
玄関ドアだけの交換は対象外|見落としやすい条件
ここが、この制度でもっとも見落とされやすいポイントです。
補助金を当てにして計画を立てる前に、必ず確認しておきましょう。
窓の工事と同一契約・同時申請でなければ対象にならない
公式サイトには次のように明記されています。
「ドア交換(ドアに対する内窓設置を含む)」については、他の窓の工事と同一の契約であり、同時に申請する場合のみ、本事業の補助対象となります
つまり、玄関ドアの交換だけを単独で行っても補助金は受けられません。
内窓の設置やガラス交換、外窓交換といった窓の工事とセットで、同じ契約のもとに実施し、同時に申請する必要があります。
この条件を知らずに玄関ドアだけを契約してしまうと、あとから窓の工事を追加しても補助の対象にならない可能性があります。
玄関ドアの交換を考えている場合は、あわせて工事したい窓がないかを最初の段階で検討しておきましょう。
補助額の合計が5万円以上であること
もう1つの条件が、補助額の下限です。
事業の要件として「補助額が5万円以上である」ことが求められています。
玄関ドアの交換は補助額が比較的大きいため、この条件は満たしやすいでしょう。
戸建住宅で中サイズのAグレードでも66,000円となり、5万円を超えます。
さらに窓の工事と合算するため、条件を下回るケースは多くないと考えられます。
対象となるのは既存住宅で、着工は2025年11月28日以降
対象となるのは既存住宅です。
公式サイトでは「リフォーム工事の工事請負契約日時点において、建築から1年が経過した住宅または過去に人が居住した住宅」と定義されています。
また、工事着手は2025年11月28日から2026年12月31日までの期間である必要があります。
それ以前に着工した工事は対象になりません。
登録された「窓リノベ事業者」との契約が必須
補助金の申請は、登録を済ませた事業者が行います。
公式サイトにも「補助対象者である一般消費者が直接申請をすることはできません」と記載されており、住まいの持ち主が自分で申請することはできません。
また「登録のない事業者との契約は補助対象となりません」とも明記されています。
見積もりを依頼する際に、先進的窓リノベ2026事業の登録事業者かどうかを確認しておきましょう。
公式サイトには登録事業者を検索できるページも用意されています。
カバー工法とはつり工法の違い
ドア交換には2つの工法があり、補助額も工期も異なります。
カバー工法は既存の枠を残して施工する
カバー工法は、既存のドア枠を残したまま、その上から新しい枠を取り付ける工法です。
壁や床を壊さずに施工できるため、工事にともなう騒音やほこりを抑えられます。
1日で工事が終わるケースが多く、住みながらのリフォームに向いている工法といえるでしょう。
一方で、既存の枠の内側に新しい枠を納めるため、開口部がわずかに小さくなります。
大きな荷物の出し入れが多い場合などは、寸法の変化を事前に確認しておくとよいでしょう。
はつり工法は既存の枠ごと撤去する
はつり工法は、既存の枠を壁ごと撤去して新しいドアを設置する工法です。
開口部の寸法を変えずに施工できる一方、壁の補修が必要になるため工期が長くなります。
先進的窓リノベ2026事業では、カバー工法とはつり工法で補助額が別々に設定されています。
どちらの工法になるかは、既存のドア枠の状態や住宅の構造によって変わります。
現地を確認したうえで施工業者が判断するため、まずは見積もりを依頼してみるとよいでしょう。
申請の流れとスケジュール
補助金を受け取るまでの流れと、押さえておきたい期限を整理します。
締切は2026年12月31日だが予算上限で早期終了もある
申請の期限は次のとおりです。
| 手続き | 締切 |
|---|---|
| 交付申請の予約 | 2026年11月16日まで |
| 交付申請(本申請) | 2026年12月31日まで |
いずれも、予算上限に達した場合はその時点で受付が終了します。
公式サイトには「予算上限(100%)に達し次第、交付申請の受付を終了します」と明記されており、日付だけを見て安心はできません。
予算に対する補助金申請額の割合は公式サイトのトップページで毎日更新されており、2026年8月12日午前0時時点では17%でした。
検討中の方は、定期的に確認しておくことをおすすめします。
住まいの持ち主が行うこと
申請は事業者が行いますが、住まいの持ち主にも協力すべきことがあります。
工事請負契約または共同事業実施規約の締結、必要書類の提出への協力、アンケート調査への回答(任意)が挙げられています。
流れとしては、登録事業者に見積もりを依頼し、契約を結び、工事を実施し、完了後に事業者が申請するという順序です。
玄関ドアと窓をセットで工事する必要があるため、見積もりの段階で両方を含めた内容にしてもらいましょう。
補助金は工事代金への充当か現金で還元される
補助金は国から事業者に交付され、そこから住まいの持ち主に還元されます。
還元の方法は、工事代金に充当する方法と、現金で支払う方法の2つです。
現金の場合は「補助金の交付から遅くとも2ヵ月以内に共同事業者への還元を完了することが必要です」と定められています。
どちらの方法になるのかは、契約の前に確認しておきましょう。
補助金とあわせて検討したい玄関ドアと施工事例
ここからは、エクスショップで取り扱っているカバー工法対応の玄関ドアと、実際の施工事例をご紹介します。
仕上がりの雰囲気を確認する参考にしてください。
リシェント玄関ドア3 断熱K2仕様(LIXIL)
LIXILのリシェント玄関ドア3のうち、断熱グレードの高いK2仕様です。
カバー工法に対応しており、既存の枠を活かして施工できます。
断熱性を重視する場合や、寒冷地にお住まいの場合に検討したい仕様といえるでしょう。
千葉県市川市の施工事例
D41型の断熱K2仕様を、片袖仕様で設置した事例です。
片袖仕様は扉の横に固定された採光部を設けたタイプで、玄関内に自然光を取り込みやすくなります。
断熱性を確保しながら明るさも得たい場合に向いています。
福島県福島市の施工事例
G12型の断熱K2仕様を片開き仕様で設置した事例です。
冬の冷え込みが厳しい地域では、玄関の断熱性能が住まい全体の快適さに影響します。
補助金を活用して性能の高い仕様を選ぶ意味が大きい地域といえるでしょう。
リシェント玄関ドア3 断熱K4仕様(LIXIL)
同じリシェント玄関ドア3の断熱K4仕様です。
K2仕様より断熱グレードは控えめですが、その分価格を抑えやすい仕様といえます。
温暖な地域にお住まいの場合や、予算とのバランスを取りたい場合に検討してみるとよいでしょう。
神奈川県藤沢市の施工事例
G14型の断熱K4仕様を親子仕様で設置した事例です。
親子仕様は大小2枚の扉を組み合わせたタイプで、必要なときに両方を開けば大きな開口を確保できます。
家具の搬入などを考えると、使い勝手の面で安心感があります。
愛知県瀬戸市の施工事例
M16型の断熱K4仕様を片開き仕様で設置した事例です。
片開きは一般的なタイプで、限られた間口でも設置しやすい形状です。
既存のドアと同じ形状で交換する場合、仕上がりのイメージがつかみやすいでしょう。
ドアリモ 断熱ドア(YKK AP)
YKK APのカバー工法対応の玄関ドアです。
アルミ色と木目調のバリエーションがあり、住宅の外観に合わせて選びやすくなっています。
玄関ドアの商品一覧は玄関ドアリフォームのページからご覧いただけます。
まとめ|窓の工事とセットで計画すれば補助金を活かせます
2026年度の「先進的窓リノベ2026事業」では、カバー工法による玄関ドアの交換に対して、戸建住宅で41,000円から239,000円、集合住宅で54,000円から302,000円の補助を受けられます。
補助額はドアの断熱性能とサイズで決まり、性能の高いものほど大きくなります。
もっとも注意したいのは、玄関ドアだけの交換では対象にならない点です。
内窓の設置やガラス交換といった窓の工事と同一の契約で行い、同時に申請する必要があります。
逆にいえば、以前から気になっていた窓の寒さや結露の対策と一緒に計画することで、両方まとめて補助を受けられるということです。
窓の断熱リフォームについては、【2026年度】二重窓の補助金はいくら?先進的窓リノベ2026の対象条件と申請の流れを解説もあわせてご覧ください。
予算の上限に達した時点で受付が終了するため、検討している場合は早めに動き出すことをおすすめします。
どのドアを選べばよいか、窓とあわせていくらの補助になるのか悩んでいる場合は、エクスショップへお問い合わせください。
エクスショップでは日本全国へ、無料の出張見積もりを行っています。
実際に現地を確認することで、補助額を含めた具体的なご提案が可能です。
ぜひ制度を活用して、冬も快適に過ごせる玄関を実現させてください。
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