【更新日】2025年05月29日
フェンスは住まいのプライバシー保護や防犯対策、敷地の境界線の明示など、様々な役割を果たすエクステリアです。
しかし、フェンスを設置する際に「どのくらいの高さにすべきか」と迷われる方も多いのではないでしょうか。
高すぎると圧迫感が生まれ、低すぎると目的を果たせないこともあります。
この記事では、フェンスの高さの選び方について、目的別の目安や決める際の注意点を解説します。
目的ごとのフェンスの高さの目安とは？
フェンスを設置する目的によって、適切な高さは大きく変わってきます。
そのため、事前にフェンスを設置する目的を明確にすることが必要です。
フェンスの主な設置目的に合わせた高さの目安を見ていきましょう。
30〜60cm
単に敷地の境界を示したい場合は、この程度の高さで十分です。
低いロープフェンスやボーダーフェンスなどが一般的です。
圧迫感がなく、開放的な印象を与えます。
花壇や植栽と組み合わせると、自然な境界線として機能しつつ、景観も損ないません。
ただし、防犯性やプライバシー保護の機能はあまり期待できないため、他の対策との併用がおすすめです。
60〜90cm
小型犬やねこの脱走防止であれば60cm程度、中型犬なら90cm程度の高さが目安です。
大型犬の場合はさらに高いフェンスが必要になることもあります。
ペットの習性や運動能力も考慮し、ジャンプ力のある犬種では余裕を持った高さ設定が安心です。
メッシュタイプのフェンスなら、ペットが外の様子を見ることができ、ストレス軽減にもつながります。
90〜120cm
小さな子どもが勝手に外に出ないようにするためには、この程度の高さがあると安心です。
登りやすい横桟のないデザインを選び、ゲートには子どもが簡単に開けられない安全ロックの設置も検討しましょう。
150〜180cm
通行人からの視線を遮りプライバシーを守るためには、大人の目線より高い150〜180cmが適しています。
完全に視線を遮断する必要がない場合は、上部をラティスにするなど圧迫感を軽減する工夫も効果的です。
生垣との組み合わせで自然な雰囲気も演出できます。
180〜200cm
不審者の侵入を防ぐためには、簡単に乗り越えられない高さとして180〜200cmが望ましいでしょう。
ただし、完全に密閉された高いフェンスは、かえって外からの視線が遮断され、侵入者が気づかれにくくなるデメリットもあります。
部分的に見通しを確保するデザインや、センサーライトなどとの併用が効果的です。
フェンスの高さを決める際の注意点
フェンスの高さを決める際には、以下の点にも注意しましょう。
法規制の確認
建築基準法や自治体の条例によって、フェンスの高さに制限がある場合があります。
特に道路に面した部分では、高さ制限が厳しいことが多いので、事前に確認が必要です。
一般的に道路からの距離や敷地の境界線からの制限が設けられています。
近隣への配慮
高いフェンスは隣家への日照や風通しに影響を与える可能性があります。
近隣トラブルを避けるためにも、設置前に相談するとよいでしょう。
景観との調和
周囲の家々や街並みとの調和も考慮すべきポイントです。
統一感のない突出したフェンスは、街の景観を損ねることもあります。
また、完全に視線を遮るよりも、一部透過性のあるフェンスにすると、圧迫感が軽減され、防犯面でも外からの視線が届く安心感があります。
維持管理のしやすさ
高いフェンスは掃除や補修が難しくなります。
特につる性植物を絡ませる場合などは、維持管理のしやすさも考慮しましょう。
目的別フェンス設置事例12選
ここでは、目的別におすすめのフェンスを12つ紹介します。
目隠しが欲しい
ミエーネフェンス 目隠しルーバータイプ
施工事例
ミエーネフェンス 目隠しルーバータイプは、エクスショップのオリジナルアルミフェンスで、目隠し率100%の完全プライバシー確保ができます。
全5色のカラーバリエーションを揃え、通風性と目隠し性を両立した実用的なデザイン。
コストパフォーマンスに優れているため、リーズナブルに目隠しフェンスを設置したい方に最適です。
モクアルフェンス 横板タイプ
施工事例
モクアルフェンス 横板タイプは、木目調の表面仕上げが特徴のエクスショップオリジナルアルミフェンスです。
目隠し率82%で、光と風を18%取り入れる設計。
チャコールブラックフレームに合わせたキャラメルウッドとショコラウッドの2色展開で、落ち着いた色調が植栽と美しく調和します。
程よいプライバシー確保と自然な風合いを求める方におすすめの味わい深い木目調フェンスです。
モクハイフェンス
施工事例
モクハイフェンスは、エクスショップオリジナルの高さ1200mmまで選べるフェンスです。
横スリットデザインで目隠し率88%、採光・通風率11%を実現し、光と風を適度に取り込みながらプライバシーを確保します。
継ぎ目のない美しさが特徴で、住宅外観に奥深さを与えます。
温かみのある木目調で高級感があり、デザイン性と機能性を兼ね備えたフェンスです。
モクアルフェンス 横板タイプ 2段支柱 自立建て用
施工事例
モクアルフェンス 横板タイプ 2段支柱 自立建て用は、エクスショップオリジナルの2段式木目調フェンスです。
目隠し率82%、採光・通風率18%の横格子デザインで、5種類の高さから選べます。
1,000mm以上の高さながら、程よい間隔のスリット設計により圧迫感を軽減。
適度なプライバシーと開放感のバランスが取れた木調フェンスを求める方に向いています。
隣家との境界線が欲しい
シンプレオ フェンスYS3型 横スリット
施工事例
シンプレオ フェンスYS3型 横スリットは、目隠し率85%と採光・通風率15%を兼ね備えた横板タイプのフェンスです。
太めの横板と細めのスリットが絶妙なバランスで、視線をカットしながらも圧迫感を抑えた設計。
景観と調和するシンプルなデザインのアルミフェンスをお求めの方にぴったりです。
ハイグリッドフェンスUF8型
施工事例
ハイグリッドフェンスUF8型は、スチール製の強度と軽量性を両立した新しいフェンスです。
丈夫さと軽さを兼ね備え、敷地の境界明示に向いています。
圧迫感の少ないデザインで狭いスペースにも適しており、高い実用性と手頃な価格を求める方におすすめのフェンスです。
イーネットフェンス 3F型
施工事例
イーネットフェンス 3F型は、施工性に優れたスチール製メッシュフェンスです。
プラチナステン、ホワイト、カームブラックの3色展開で、外観を邪魔しないデザイン。
隣家との境界を明確に区切りながらも圧迫感が少なく、最大の魅力はリーズナブルな価格設定が魅力です。
フェンスAB TS2型 縦スリット2
施工事例
フェンスAB TS2型 縦スリット2は、目隠し率88.9%の高いプライバシー性を持つアルミフェンスです。
シャープな印象の縦ラインデザインが特徴で、プライバシーを守りながらも風と光を程よく取り入れるバランスの良さが魅力。
風通しを確保しつつ目隠し効果も高い縦格子フェンスをお求めの方に最適な商品です。
防犯性を高めたい
ここで紹介する商品はフェンスの高さが150cm以上に選定しています。
フェンスAB YL3型 横ルーバー3
施工事例
フェンスAB YL3型 横ルーバー3は、目隠し率100%の完全プライバシー確保型アルミ形材フェンスです。
ルーバー構造により5%の通風性を確保し、外部からの視線をカットしながらも通気性も確保しています。
完全な目隠し効果を持ちながらも閉塞感を軽減したデザインで、プライバシーと通気性のバランスを重視する方に最適なルーバーデザインフェンスです。
ミエーネフェンス 目隠しルーバータイプ 2段支柱 自立建て用
施工事例
ミエーネフェンス 目隠しルーバータイプ 2段支柱 自立建て用は、エクスショップオリジナルの2段式アルミフェンスです。
目隠し率100%の完全プライバシー設計で、外部からの視線を完全にカットし、防犯性も向上します。
プライバシー保護を最優先しつつも住環境の快適さを求める方に最適な高機能フェンスです。
ミエーネ目隠しルーバーフェンス 上段のみ設置 自立建て用
施工事例
ミエーネ目隠しルーバーフェンス 上段のみ設置 自立建て用は、エクスショップオリジナルの目隠し率100%のアルミフェンスです。
人の目線の高さに設置することで効果的にプライバシーを確保します。
単独設置も既存フェンスとの組み合わせも可能な柔軟性を持ち、後付けしやすい設計が魅力です。
エルファード片面 5型 角度板格子 高尺タイプ
施工事例
エルファード片面 5型 角度板格子 高尺タイプは、正面から見た場合に目隠し率100%を実現する完全プライバシー確保型フェンスです。
特徴的な角度板格子デザインにより、見る角度によって視線の通り方が変化する演出効果があります。
格子による光と影の表情を楽しみながら、プライバシーと機能性を両立したい方に最適なフェンスです。
まとめ
フェンスの高さは、設置目的に応じて適切に選ぶことが大切です。
その際、法規制や近隣への配慮、景観との調和、維持管理のしやすさなども考慮して総合的に判断する必要があります。
理想的なのは、機能性とデザイン性のバランスが取れたフェンスです。
専門家に相談しながら、住まいに最適なフェンスの高さを決めていくとよいでしょう。
フェンスのデザインや構造には多くの種類があるため、住宅の外観や生活スタイルに合わせて選択することがおすすめです。
エクスショップでは記事で取り上げた以外にも、機能性やデザイン性に優れたフェンスを取りそろえています。
少しでも興味のある方は、ぜひこの機会にお問い合わせください。
